まずはこの度の台風19号にて被害に遭われた方、お見舞い申し上げます。
私も多摩川の近くに住んでおり、多摩川氾濫時の浸水想定区域でした。
台風が接近し、ニュースでも深刻な状況が伝わってきましたので、家族を連れて避難所に指定されている近所の小学校に避難しました。
万が一、多摩川氾濫で浸水って事になったら寝てられないので、避難所(近所の小学校)へ到着。
これでとりあえず一安心。ありがたいわぁ。— むねさだ よしろう@わんぱくブロガー (@mu_ne3) October 12, 2019
その際に実際に持って行ったもの、持っていけば良かったものをまとめましたので今後の参考にしてみてください。
前提として
一応前提としてお伝えしておくと、我が家は5歳の娘を含む3人家族。
大人だけの避難とは持っていくべきものが変わる可能性があることはご承知ください。
また、ハザードマップ的にも天気予報的にも、半日、長くても1日程度でどんな状況であろうとも自宅に荷物を取りに帰れる状況でしたので、それ前提の荷物の量にしました。
実際に持って行って役立ったもの
まずは、実際に持っていったもので、役立ったものをご紹介しておきます。
温かい食事
避難所=緊急時の食事ではありません。
特に、避難した最初の食事は普通の食事が食べられるに越したことはありません。
もちろん、それも避難の緊急度合いによるとは思いますけど、我が家の場合はサッとおにぎりを作り、前日作っておいたおかずをレンジでチンして、タッパーにつめて持って行きました。
アツアツの、とは行きませんが、冷えた食事ではなく温かい食事を取れるのは幸せですし、気持ち的にも疲れが全然違います。
ペットボトルなど飲み物
上記の食事もそうですが、避難所は食事や飲み物に関しては一切無いと考えておきましょう。
避難が長期化した場合は何かしらあるのかもしれませんが、自分の分は自分たちで用意する、が大前提。
少なくても1日分のペットボトルは持って行きましょう。
我が家も一人2〜3本のペットボトルを持ち込みました。半日でこれなので、可能なら一人2Lを目安に考えた方が良いかもしれません。
非常食やお菓子
子どもが居るとこれは必須。大人もストレスを和らげるために、お菓子を持っていくと良いと思います。
また、翌日の昼過ぎくらいまで居ることを想定して、非常食(カロリーメイト)や長期保存できるパンなどは持って行きました。
小分けのお菓子があれば、何かあった時に人にお礼に渡せるのも良い感じでした。
懐中電灯
懐中電灯やランタン、ライトは複数持って行きました。数えると6個ありました。
一人1つは用意しましょう。今回、停電になってこれがないと全く動けない状況でした。
スマホもライトがわりになりますが、こう言う災害時にライトのためにスマホの電池を使いたくないですからね…。
なお、懐中電灯とこういうランタンは用途が違い、ランタンが最高に役立ちました。
このランタン気に入りすぎて、1記事書いちゃいました。
※記事執筆時(2019/10/13)の価格2580円
自宅を出る前に全て電池残量のチェック。もしくは新品の電池も一緒に持って行きましょう。
モバイルバッテリー
スマホはもはや、ライフライン。連絡を取るにも情報を知るにも必要です。
そんなスマホのバッテリー確保のため、モバイルバッテリーは絶対必要です。安心感が違います。
ということで私はもう目についたモバイルバッテリーをバッグに詰め込んだらこんなにありました…。
合計すると150000mAhくらいあったと思います。
避難が長期化した場合周りの人に配れるように、充電用ケーブルもLightning、microUSB、Type-C全て複数本持ってきてました。
ランタン系もバッテリー式なのでモバイルバッテリーがあると、いつまでも明るさをキープできますからね。
残量が1%刻みで確認できるこちらのバッテリーが安心感あってオススメです。
アイマスク
夜も廊下は明るかったり、停電すると他の人の懐中電灯がチラチラするので、寝ようと思うとアイマスクは必須。
後述しますが、耳栓も必須だと感じました…。
感染症予防にマスクと除菌シート
閉鎖された空間に人が多く集まると、その分怖いのが感染症。
それを予防するためにあると役立つのが、マスクと除菌シート。
食事の前に除菌シートで手を拭き、普段は乾燥を避けるためにもマスクをすると安心です。
着替え
長期化しないので不要かな、と思いつつ一応持っていった着替えですが、これは役立ちました。
もちろんレインウェアを着ていったのですが、強風で雨が吹き込んでびしょ濡れになってしまったからです。
大人は最悪Tシャツ1枚でも良いので着替えを。子供はできれば上下あると良いと思います。
あとは、防寒の意味も含めて、長袖のパーカーかジャージも。
持っていけば良かったもの
少し考えればわかるものの、持っていけば良かったな…と現地で感じたものを紹介しておきます。
上履き
避難所にもスリッパはありましたが、数に限りがありますし、子供用はありません。
仮に台風の風が強くなってガラスが割れたりしたら?子供用に上履き、自分たちもサイズのあったスリッパや室内で履けるシューズを持っていくのもありだと思います。
普段、学校や園で使っているタイプで良いと思いますので持って行きましょう。
耳栓
これは絶対に必須でした…というか持って行かなかったことを強く後悔したアイテム。
買ってあったのに頭が回りませんでした。
人の音って結構気になりますし、夜になると絶対にいびきをかく人が居る…と思って間違いないからです…。
いやぁ…人のいびきって辛いものがあります。
イヤホンで聞けるラジオ
ラジオは持っていっていたのですが、周りの人に気を使ってつけることができませんでした。
インターネットのニュースだと情報に偏りが出るため、可能ならばイヤホンで聞けるラジオを持っていくべきでした。
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※記事執筆時(2019/10/13)の価格3599円
ワイヤレスイヤホンではなく、有線のイヤホンだと電池の消費を気にせず使えるのであると助かりますね。
必須じゃないがあったほうが良かったもの
今回持っていったものの中で、必須ではないかもしれませんがあって助かったものをご紹介しておきます。
毛布・寝袋
最低限の毛布は避難所でも借りることができましたが、それも必要最低限。
夜、寝る際に下が硬いし、冷えてくるので、毛布や寝袋はコンパクトにたためるものをビニール袋に詰め込んで持って行きました。
これがあったから横になっても少し体を休められたと思います。
※記事執筆時(2019/10/13)の価格3680円
時間つぶしのアイテム
大人だけでも子供だけでも、避難所でできることはあまりありません。
そのため、時間潰しができるものを持っていくようにしましょう。
なるべく電池を使わない、本、折り紙、カードゲームなども良いでしょう。
私はiPadにPrimeビデオをダウンロードしまくって持って行きましたが、結局使いませんでした。
イヤフォンを忘れたからです。動画視聴をワイヤレスイヤホンを持っていくようにしましょうね。
避難所までの服装
そうそう、避難所まで行く際、すでに外は強風でしたので、傘はもってのほか。
レインウェア、大人はしっかりとしたレインシューズ、子供は長靴を履かせましたが、濡れる覚悟でスニーカーの方が足が取られない、と言う話を後から聞きました。
確かに、子どもが長靴で、それよりも高い水位の水が来たとしたら…長靴だと危険ですよね。
親は、このようなしっかりとした釣り用の長靴を履いて行きました。
電源タップ(延長ケーブル)
今回、持っていったものの使いませんでしたが、避難が長期化した場合に必須なのが、電源タップ。
コンセントはすぐに埋まってしまうので、分配してより多くの人が使えるようにする電源タップは重宝すると思います。
持っていっても全く使わなかったもの
ちなみに、持っていっても一切使わなかったのがこの辺り。
・交換用レンズ
・MacBookPro
被害が想定以上にひどくなり、避難所でブログを書くことになるくらいの場合に必要かな…と最悪の自体を想定しつつ持って行きましたが、実際は使いませんでした。
出す暇さえ無かった、出す雰囲気では無かったというのが実情です。子どもがいなければMacBookProは使ったかもしれません。
わんぱくブロガー的まとめ
今回紹介したものを全部持っていくとなるとかなりの量になると思います。
私は、こういう折りたたみのキャリーワゴンに乗せて行きました。
避難所が混雑していると邪魔になるので、ここは賛否両論でしょうが、移動時に雨風がひどくなっていた為、子供を抱えられるように、自分たちが持つ荷物は減らしておきたかったことと、これにつかまりながら行くことができたので良かったです。
もちろん、避難所到着後は邪魔にならないように畳んでおきました。
早朝に、ニュースなどをチェックしつつ自宅へと帰りましたが、特に浸水などしておりませんでしたので、最低限の片付けだけして就寝。
翌朝起きて、日本中の被害の状況に驚いているところです。
家族を守るために、万が一の万が一を想定して避難所に行くと言う選択肢を、頭の中に置いておくことは重要だと思います。
その際は、持っていくものなど、参考になれば幸いです。
このランタンは本当に良かったです。