もう少しで、父親が亡くなって3年が経とうとしています、むねさだ(@mu_ne3)です。
昨日、Facebookでこんな記事を見かけました。
父親が亡くなる前にしておけばよかったことベスト3 – おとなのらいふはっく
父親が亡くなって3年経つと、自分にも色々と思う所がありまして、読もうか読むまいか迷いましたが上記記事を開いてみました。
すると、共感出来る部分はありつつも、ちょっと私が想像していたことと違ったんですよね…。
そうじゃないだろ!?と。
ちょっとこれは自分の考えをお伝えしたい!と思い、記事としてまとめてみましたのでご紹介したいと思います。
おとなのらいふはっくさんで紹介していたベスト3
詳しくは、せっかくですしリンク先の記事も(後で)読んで頂きたいのですが、書かれていた事は以下の3つ。
父親が亡くなる前にしておけばよかったことベスト3 – おとなのらいふはっく
- 父親ともっと話をしておけ
- 財産をどうするか確認しておけ
- 葬儀の相場を確認しておけ
※上記ブログを否定するつもりはありません。私としてもっと大切なものがあると感じた、ということを紹介させていただいております。
うーん…。
1つ目は私も大賛成なんです!!
この方は、東京在住で、両親も東京に住まれているので会おうと思えば会える距離にいたそうです。
が、もっともっと話したい事があった。と。
分かります…。
私ももっともっと沢山話したかった。昔の話もしたいし、謝りたい事もあった。
が、2つ目3つ目がお金のことか…、と。
そりゃ大事ですよ。お金。
財産で揉めたりする大変さはよく聞きますし、ザックリでお金を取られちゃったり予想以上にお金がかかる葬儀の事が大変だった事も分かります。
けどね。
3年も経ってみると葬儀代なんて覚えてないし、相続も我が家の場合は数時間家族で話し合ってほぼ終了でした。
(私が次男なのもあって、葬儀系はほとんど知らないってのが実情ですが…)
【追記:後日この記事を読んだ兄から、「お前の知らないところでお金の事、葬儀代の事など苦労してるんだぞ!」とお叱りの連絡が来ました…。】
お金の事は、過ぎてしまえばそんな大きな事じゃないと私は思うんです。
いや、もちろん上記の事をやっておくにこした事は無いし、相続とか揉めそうならばキッチリ事前に話をしておくのは大事だと思いますよ?
ただ、ご両親が健在な人に私が伝えるとしたら上記3つではなく他の3つを強く勧めると思いますので、その3つをご紹介したいと思います。
父親が亡くなる前に(父親と)行うべき3つのこと
ここまで書いて、私の中でも上記記事を読んでから感じた違和感が何となく分かってきました。
タイトルが「父親が亡くなる前にしておけばよかったことベスト3」となっていて、私は「親父とすべき事ベスト3」と理解したんです。
けれど、記事の中には「人が亡くなる前に行うと後が楽な事務手続き」の話が混ざっていたから違和感を感じたんですね。
おそらく先のブログ主さんが、「親父とすべき事3つ」と「やっておくと後が楽な手続き3つ」にそれぞれ分けて書かれていたとしたら、私も違和感を感じず、ウンウン!って感じで読めたのかもしれません。
ちょっとスッキリした所で…。
私が考える、「父親が亡くなる前に、父親と行うべき3つの事」をご紹介したいと思います。
1.父親とたくさん話をする
ここは先のブログ主さんと同じ考え。
とにかく、沢山話をすべし!
自分が小さい頃の思い出話でも良いんです。
自分が産まれた時の事でも良いんです。
お母さんと出会った頃の甘酸っぱい話でも良いんです。
何でも良いから色々と笑いながら一緒に話をして欲しいですね。
あとは「父親しか知らない事」をシッカリと伝授してもらえば良かった、と強く感じています。
2.父親を含めた家族で同じ時を過ごす
2つ目は、1つ目に近いかもしれませんが父親はもちろん、母親、兄弟、姉妹。家族皆で集まって話をしたり、旅行をしたりして欲しいんです。
我が家の場合、父親が亡くなる5年前に「余命5年」の宣告をされていたため、極力ことあるごとに家族で集まり、旅行に行ったりするようにしていました。
誕生日をお祝いしたり、正月や盆には集まったり。
元気なうちにこそ、行きたいという場所に一緒に行って、一緒の空気を吸って、思い出をたくさん沢山作って欲しいです。
3.写真や動画を撮っておこう
3つ目は、写真や動画を沢山撮っておいて欲しいんです。
父親が亡くなって1年が経った日、私はこのような記事を書きました。
父親が亡くなって1年が経って思う、「家族との写真を残す大切さ」を皆に伝えたい! | むねさだブログ
私が親父と最後に撮った写真がこちらです。
この写真を撮って3週間後、父親は亡くなったんですが、見返してみるとなかなか親父との2ショット写真って少ない事に気がつきました。
もちろん、家族全員で写っている写真があれば2ショット写真は少なくても良いんですが、それでもやっぱり、もう一緒に2ショット写真が撮れないと思うと、この1枚を撮っていて本当に良かったな、と感じています。
動画もしかり!
是非とも、他愛も無い日常風景で良いんです。
音声と動きの入っている動画を撮っておくと、見返せるようなタイミングが来た時、とても懐かしく見る事が出来ると思います。
親父のお通夜の時に、元気だった頃の親父の動画を再生して、全員で涙ぐみながら、でも笑顔でその動画を観たのを覚えています。
写真や動画って、故人の事を思い出すにはとても有効なアイテムになるんですよね。
そして、亡くなった後では、もう絶対に2度と撮れないものですからね…。今のうちに撮っておいて欲しいんです。
という事でまとめると以下の3つとなります。
- 父親とたくさん話をする
- 父親を含めた家族で同じ時を過ごす
- 写真や動画を撮っておこう
あと、一緒に酒飲める人は酒を飲む。
家でも良いですが、家だと何となく口喧嘩が始まったりもするので、一緒に小洒落た居酒屋に飲みに行ったりというのも良い思い出になりますよ。
普段家だとなかなか出来ない、本音の話が出来るかもしれません。
わんぱくブロガー的まとめ
ちなみに、私が父親を亡くした後、親父に関する記事を書けるようになるまでに1年かかりました。
それまでは、思い出すと涙が出てくる位何とも言えない気持ちになり、気持ちが整理出来ず書く事が出来なかったからです。
そう言う意味でも、先のブログ主のよしぞうさんもこの記事を書くのにかなりのエネルギーと葛藤が色々とあったと思います。
決して、よしぞうさんの記事にケチを付けたくて書いたわけではなく、私なりの「大事な事」をご紹介したいと思った為記事として書かせて頂きました。
何度も書きますが、まだご両親が健在の方には、私の記事やよしぞうさんの記事を読んだことがきっかけで、少しでも両親と話をしたり、笑ったり遊んだり、写真を撮ったりして欲しいんです。
もう、私やよしぞうさんは、父親と一緒に話したり旅行したり写真を撮ったり出来ないんですからね…。
ご両親が元気なうちに少しでも悔いの残らないように、そして楽しい思い出でいっぱいにして欲しいと切に願います。
あぁ、もう一度親父と一緒に酒が飲みたい…。そう思うとやっぱり今でも目頭が熱くなります…。
父親が亡くなる前にしておけばよかったことベスト3 – おとなのらいふはっく
こちらも是非とも読んでいただきたいです。写真を撮る大切さ、家族の集合写真撮ってますか?
父親が亡くなって1年が経って思う、「家族との写真を残す大切さ」を皆に伝えたい! | むねさだブログ
こんな本もあるんですね。
親が死ぬまでにしたい55のこと (Earth star books)