先日、山梨県の富士山のふもとに観光に行きまして。
その際に立ち寄った、国の天然記念物に指定されている「鳴沢氷穴」と「富岳風穴」に行ってきました。
これ、どちらも似たような洞窟なのでどちらがオススメなのか、どう違うのか知りたい人のための情報をまとめましたのでご覧ください。
天然の冷蔵庫として使われた「鳴沢氷穴」と「富岳風穴」
ということで紹介するのは、富士山の山梨県側のふもとにある国の天然記念物にも指定されている洞窟「鳴沢氷穴」と「富岳風穴」。
この2つ、実は車で2〜3分の場所にあり、すぐにハシゴができる場所にあるため、セットで観光する人も多いと思います。
場所的には、本栖湖と西湖の間、西湖寄りに位置しています。
入場料も、片方大人350円のところ、セットにすると600円になりお得なので私もセット券を購入して両方に行ってきました。
私はどちらも観光に行きまして、それぞれの写真や感想の紹介は別記事にて詳しく紹介しています。
ただ、どちらも行く時間が無い。片方だけ行くとしたらどちらが良いの?という人もいると思うので、私がそれぞれの特徴や、どういう人にはどちらがオススメ、ということをまとめてみました。
「鳴沢氷穴」の特徴とオススメな人
まずは、鳴沢氷穴から。
特徴としては、「縦に降りていく洞窟」かつ「天井高91cmの通路が5m続く場所がある」という点。
そのため、下り91段、登り101段の階段を上り下りすることになりますし、天井高91cmということでアヒル歩きのようにして歩く場所があるということです。
これ、階段はまだしも、この天井高が低いのが結構キツいです。
ヒザ・腰が悪い人には向きません。
ただし、そのぶん冒険・探検してる感じはとてもあります。
小学生以上のお子さんと一緒に入るならばこちらの方が楽しんでくれそうです。
まぁ、縦穴洞窟と言っても、手すり付きの階段で上下するので危険な感じは少ないですのでご安心を。
「富岳風穴」の特徴とオススメな人
もう片方の「富岳風穴」。
こちらの特徴は、「横穴式の洞窟」で「青木ヶ原の樹海の中(地下)にある」のが特徴です。
こちらも同様に、内部が1年中冷蔵庫のように冷たい洞窟ですが、基本「横穴の洞窟」で天井高もそんなに低い場所はありません。(天井高120cmが最低となります)
入り口には階段65段がありますが、こちらの階段は整備された階段が多く、上り下りしやすくなってます。
こんな感じで、最初に降りると後は横穴式なので、比較的内部で歩くのが楽な洞窟です。
こちらが内部の写真。
古いトンネルを通っているような雰囲気です。
そして、この「富岳風穴」のもう1つの特徴が、「歴史的なことも知れる」点です。
風穴の一番奥には、棚が設置してあり、明治時代、養蚕のための蚕(かいこ)の卵をここで管理して、擬似的に冬を体験させることで、1年に何度も孵化させることを可能として、絹の生産量を飛躍的に伸ばしたんだそうです。
また、色々な植物の種子の保管にも使われていたりして、まさに天然の冷蔵庫として活躍していたことを知れるので、こういうのが好きな大人の人にオススメな洞窟だと思います。
もちろん、こちらも天然の洞窟なので子供は喜んでくれますよ。
そうそう!こちらの富岳風穴は、駐車場から風穴までの間、青木ヶ原樹海を歩いて行きます。
なんとも不思議な森なのでここも体験しておくべき場所だな、とは思います。
わんぱくブロガー的まとめ
ということでまとめると、こんな感じ。
【鳴沢氷穴】
・縦穴で狭い場所を通るので、探検感もありワクワクする要素はこちらの方が高い。
・体への負担は高く、妊婦、赤ちゃん、おんぶや抱っこの子どもは入れない。
【富岳風穴】
・横穴で比較的歩きやすい、蚕の棚などもあり歴史を感じさせる。
・青木ヶ原樹海の中を歩いて行く(5分程度)なのでその観光にもなる。
この辺りの差分を意識して、行ってみると良いと思いますが、その違いを感じるためにもセットで行くのがやはり一番のオススメですよ。
より詳しく、知りたい、という人はこちらの記事もご覧ください。