新しいもの、面白いものが大好きなむねさだ(@mu_ne3)です。
先日紹介した、オリンパスのレンズスタイルカメラ「OLYMPUS AIR A01」。
一眼×レンズスタイルカメラ!「OLYMPUS AIR A01」が面白そうだぞ!(前編) | むねさだブログ
このカメラ、カメラ単体としても液晶レスでコンパクトなのに高画質という事で十分魅力的なのですが、このカメラの特徴はもっと違う所にあるんです。
ということで今回はその部分にフォーカスしてご紹介したいと思います。
オープンプラットフォームカメラ「OLYMPUS AIR A01」
私は前回の記事で「レンズスタイルカメラ」として紹介した「OLYMPUS AIR A01」。
上の写真のように、レンズを交換できる液晶が無いタイプの一眼デジカメ、いわゆる「レンズスタイルカメラ」なんですが、OLYMPUSさんとしてはオープンプラットフォームカメラと呼んでいます。
オープンプラットフォームカメラ?なんだそれ?
OPC Hack & Make Project
ということで、さかのぼると、この「OLYMPUS AIR A01」が発売される半年〜1年前位から、「OPC Hack & Make Project」というプロジェクトが始まっていたんです。というお話から。
公式サイトの説明によると、
OPC Hack & Make Projectは、オリンパスの技術をオープンにして、
デベロッパー、クリエイター、ユーザーと共に新しい写真体験を開拓していくプロジェクトです。
AndroidやiOSのアプリケーションを自作出来る開発キット(SDK)を公開していたり。
オリジナルのアクセサリーを制作できる3Dデータを公開してたりするんです。
これまでのカメラ開発は、数年かけてメーカーが「完成品」を作り上げて、発売していたわけです。
当然じゃね?って思う人も多いと思います。そう、普通の製品ならばそれが普通なんです。
が、オリンパスさんは、「サクッとプロトタイプ作ってアイデアベースでユーザと一緒に育てて行こう!」と動き出したんです。
最初は、寄せ集めのパーツを組み合わせて作った、OLYMPUS AIRの原型がこちら。
これを作って、ユーザーやプログラムが出来る人に見てもらい、色々なアイデアを出してもらう。
そうしながら、カメラの完成度も上げつつ、より多くの使い方やアクセサリーのアイデアをユーザーと一緒に考えていったんです。
こんな風に作りたい、と思う人はアイデアをスケッチにし、プログラマーの人はアプリを開発し、3Dデータを作れる人は3Dプリンターでアクセサリーを作る。
そうやってこのプロジェクトを通して、完成度を高めてついに製品になったのが、今回ご紹介している「OLYMPUS AIR A01」というわけです。
ただのメーカーの押しつけではなく、既にユーザーと半年〜1年育ててきた製品なんだと思うと、このカメラの魅力度が上がってきますよね。
で、ですよ。
オープンプラットフォームカメラというだけあって、このカメラ、製品として発売された後もSDKと3Dデータを公開してまして。
このカメラと連携するアプリを、自由にAndroidやiOS向けに開発・販売してもOKなんです。
今後、こんなのが欲しいなぁ、こんな使い方できないかな?という思いがあればそれがアプリとして出てくる可能性があるってことなんです。
ちなみに「最初は便利そうなアプリが無いんじゃない?」と思うかもしれませんが、そこも大丈夫。
OLYMPUS製のアプリケーションが8種用意されているんです。
これだけでも使い切れるかどうか分からないほど、便利そうなアプリ達が用意されているというわけです。
アクセサリーも可能性は無限大!
3Dデータも同様で、アイデア次第で色々なアクセサリーが出来上がるわけです。
例えばこれ。マクロレンズと組み合わせて、「OLYMPUS AIR A01」を電子顕微鏡的な使い方をするアクセサリーです。
分かりますかね?iPadに超拡大された千円札の絵が表示されています。
これも、レンズを交換&3Dデータが公開されている「OLYMPUS AIR A01」ならではですよね。
他にもこれ。なんだろう?ヨーヨーかな?くらいに見えるこちらは…
背面に吸盤が内蔵されていまして。
こんな感じで、「OLYMPUS AIR A01」を装着して窓に張り付けることができるアクセサリーです。
何に使うか分からないけれど、ワクワクしちゃいますよね。
車のフロントガラスに張り付けるとか、いろいろ楽しそうな使い方を想起させてくれるアクセサリーです。
こういうのを見て、またアプリ開発者が面白いアプリを作り、またそのアプリを使って、3Dデータから面白い使い方のアクセサリーが生まれるわけです。
他にもまだまだ面白そうなアクセサリーが展示されていました。
これなんて、こんな感じで子犬を散歩させるように手押しでカメラを地面スレスレを這わせるアクセサリー。
使い方によっては捕まりそうな怪しい感じもしますが、犬の目線的な、普段撮れない写真が撮れること間違いなしです。
このように、ユーザーとメーカーが、一緒になって製品を作り上げて行くというコンセプトのこの「OLYMPUS AIR A01」。
発売は2015年3月6日。超楽しみですよね!
わんぱくブロガー的まとめ
メーカーと一緒にカメラを育てて行く感覚を味えるオープンプラットフォームカメラ「OLYMPUS AIR A01」。
なんだか使い方を色々と工夫したり楽しめそうで超気になるっ!なんて思っていた所…、なんとモニターとして使わせてもらえることになりました。
しかもレンズキットの方。なので届いたらすぐに使い始める事が出来るというわけ。
ってことで、発売日以降手元に来る予定なので、ガッツリ使ってレビュー&使い方を考えて行きたいと思います。
個人的にはこれ、最強の飯ログカメラなんじゃないかと思ってます。
液晶レスなのでサッとカバンの中に入れておけるし、撮影時にはサッと取り出して撮影。しっかりと構図等考えたい場合はiPhoneを取りだして連携させれば大型ディスプレイ付きデジカメに。
そのまま写真をiPhoneに転送させれば、その場でSNSに投稿したりブログも書けちゃうわけです。しかも、画質は正真正銘の一眼クオリティ。
これは早く使ってみたいっ!そう思わせるカメラです。