写真を撮る事が大好きな、むねさだ(@mu_ne3)です。
今年は何だか面白そうなカメラや興味をそそられるカメラの発表が相次いでいます。
TaoTronics カメラレンズキット クリップ式 3点セット(魚眼、マクロ、広角レンズ) スマートフォン タブレットPC用 TT-SH014
※記事執筆時(2016/10/03)の価格1559円
けど、iPhoneのカメラより良い画質で撮りたい!
デジタル一眼のレンズ交換を楽しみたい!という人は以下の記事をご覧ください!
そんなニーズを満たしてくれるがこちら。
OLYMPUS AIR A01 | オープンプラットフォームカメラ | オリンパス
このカメラのブロガー向けイベントが開かれるという事で喜んで参加してきましたのでご紹介したいと思います!
(※2015/2/9:一部追記・修正しました)
レンズ交換式のレンズスタイルカメラ「OLYMPUS AIR」
ということで今回行って来たのは、2月5日に発表されたばかりの新商品「OLYMPUS AIR」というカメラのブロガー向けイベント。
どういう物かというと、こんな感じ。
デジタル一眼レフの本体を極力小さくして液晶さえ取っちゃった、という商品。
液晶無いとデジカメとして困るじゃん…。という事は無く、無線方式にてリアルタイムにiPhoneなどのスマートフォンと連動してくれるため、「iPhoneの外付けカメラ」的な使い方をするデジタルカメラなんです。
そう。この形状で思い出すのが、SONYのDSC-QXシリーズ。
以前ブログでも紹介しましたが、使っていて楽しそうなデジカメなんですよね。
YouTuber「瀬戸弘司」×SONYレンズスタイルカメラ「DSC−QX100」がSONY公式サイトでコラボしてたぞ! | むねさだブログ
ただ、私がこのSONYのレンズスタイルカメラを買わなかった理由として、
面白そうだけれど、結局画質はコンデジ画質だし、だとするとコンデジで良くね?いや、だとするともうiPhoneで良いじゃん?
と、考えたからでした。
デジタル一眼レフと同じようにセンサーサイズが大きくて、暗い場所でも撮れて、レンズも交換出来る、こういうのがあったら良いのになぁ。なんて思っていた訳ですよ。
その後、2014年10月にSONYからもレンズ交換式のQX1という商品が発売されたのですが、これもなんとなく使い方が想像出来なくて購入に至っていなかったんです。
それがこの「OLYMPUS AIR」は、OPC Hack & Make Project、「オリンパスの技術をオープンにして、デベロッパー、クリエイター、ユーザーと共に新しい写真体験を開拓していく」というこれまでにない試みと共に発表されたため、みんなで作り上げる楽しみや、これからどんな使い方が生まれてくるんだろうという、ワクワク感や可能性を感じちゃうわけです。
その辺りOPC(オープンプラットフォームカメラ)については、後編にて詳しくご紹介したいと思います。
ということで、まずは「OLYMPUS AIR」の紹介に戻りますと、左端にあるのが、デジタルカメラ本体。そして、右の黒い2つがレンズ。
自分が撮りたい写真に合わせてレンズを交換出来るのは、やっぱり魅力的ですよね。拡張性というか。
しかし、こういう一見マニアックに感じる製品が出てくるとは…。と思っていましたが、OLYMPUSさんの説明を聞いて結構納得!
綺麗な写真を手軽に、けどこだわって撮りたい層がいる
ここ数年でカメラ付き携帯やスマートフォンが爆発的に普及し、デジタルカメラはその勢いにおされて縮小傾向。
現在の市場はこんな感じなので、「じゃ、デジカメの未来は危ないのか?」と思いがちですがOLYMPUSさんの考え方は違いました。
スマホを含めた、イメージングデバイスとしての需要はますます拡大しているので、これを機会(チャンス)と捉える、と。
で、詳しく調査をして行った所スマートフォンユーザーの中には、写真に対するモチベーションの高い層が4.7%存在するという事が分かって来たんです。
4.7%…。最初聞いたときは少ないな、と思ったのですが数にしてみると220万台もあるんですよね。
ということで、OLYMPUSは、プロ向けのデジタル一眼レフのノウハウ+スマーフォトンのカンタン操作を組み合わせた製品である「OLYMPUS AIR」を開発したという訳です。
従来は、高性能なカメラを使いこなすにはそれなりのカメラの知識と撮影ノウハウが必要でした。
その「ノウハウ」の部分をスマートフォンのアプリとして提供する事で、操作は簡単で、画質は一眼画質という製品が完成した訳です。
で、これは後半で説明しようと思いますが、このOLYMPUS AIRに関するアプリを開発者が作りやすいように、SDK(開発キット)を公開しているんです。
同時にアクセサリー類も誰でも作れるように3Dデータまで公開しているのだとか。
なので、このカメラを使った面白いアプリやアクセサリーが今後どんどん開発されて行く事になると思います。
レンズが交換出来るという魅力!
ということでこのOLYMPUS AIRが私、とても気になってしまいます。
やっぱり一番の魅力は、小さくて持ち運びやすい本体+必要に応じてレンズを交換出来るという万能感。
そして、マイクロフォーサーズという、スマートフォンと比べて格段に大きなセンサーを搭載しているので、暗所でも綺麗な写真が撮れるという事。
個人的には、このカメラを毎日持ち歩いて、グルメ系記事はこれで撮影すると良さそうだなーと思ってます。
必要に応じて、ちょっとゴツめのレンズを付けたり…。
更にこだわるなら、これどうなってんのw?ってほど大きなレンズを付ける事も可能です。
いや、流石にこんな大きさのレンズを付ける事はほぼ無いとは思いますが、実際にこういう事ができるというのは、とても可能性を感じますし、自由度があってとても魅力的なんですよね。
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ユーザーとともに作り上げて行くOPCプロジェクト
で、今回のこの「OLYMPUS AIR」。
実は、1年位前からプロトタイプを作り、ユーザー(ハッカーやメーカーと呼ばれる一般開発者)と共に開発を進めて来た商品なんです。
普通の商品って、会社の中で議論し改善して製品化されるわけです。
一般の人が目にするのってほぼ完成した状態でその商品を知ったりするんですよね。
それが今回の「OLYMPUS AIR」は、「OPC Hack & Make Project」として、プロトタイプの段階からオープンにして開発が進められて来たんです。
この辺りのお話に付いては、更に長くなりそうですのでまた別記事として紹介したいと思います。
わんぱくブロガー的まとめ
いや〜。このカメラ本当に魅力的で発売が楽しみです。
発売日は、2015年3月6日となっているので、約1ヶ月後という感じです。
個人的には、普段からEOS 6Dというフルサイズデジタル一眼レフを持ち歩いているのですが、最近流石に肩や腰に負担が来ちゃうので困っていたんですよね…。
かといって、カメラを置いて来た時に限って、急遽美味しい物を食べに行く事になったりして…。毎日持ち歩けるけど高画質に写真を撮れるカメラが欲しいな、と思っていた所でした。
撮った写真はすぐにiPhoneに転送出来ますし、マクロな写真が撮りたければマクロレンズ、遠くの物が撮りたければ望遠レンズに交換して行けば良いんですからこれはもう理想的なカメラの形かもしれません…。
そして更に、OPCプロジェクトによって、これまで考えてもいなかった面白い使い方が出来るアクセサリーやアプリが出てくるかもしれないんです。
ということで、その辺りを紹介する記事も近々公開予定ですので、お楽しみにっ!
※後編、公開しました。
みんなで作り上げる!オープンプラットフォームカメラ「OLYMPUS AIR A01」が面白そうだぞ!(後編) | むねさだブログ
公式サイトはこちらです。
OLYMPUS AIR A01 | オープンプラットフォームカメラ | オリンパス