職場の机の上は、気がつくと書類で一杯になりがちなむねさだ(@mu_ne3)です。
ScanSnapという製品を皆さんご存知でしょうか?
当ブログでも紹介してきましたが、書類などをスキャンして電子データにしてくれるドキュメントスキャナーです。
【ScanSnap iX500】高速ドキュメントスキャナ、開封の儀!〜初めての取り込み操作を行ったぞ! | むねさだブログ
そのScanSnapの新商品が発表されたということで、新商品説明会に行ってきましたのでご紹介したいと思います。
年に一度のPFU IT Fair
今回お邪魔したのは、ScanSnapで有名なPFUさん主催のPFU IT Fair 2014。
東京開催が6月13日。大阪開催が7月4日となっています。
PFU IT Fair 2014 | PFU
さて、そんな中でScanSnapの新商品「iX100」のプレス向け説明会が始まりました。
Wi-Fiとバッテリー搭載のモバイルスキャナー「iX100」
ScanSnapシリーズとして、このサイズのモバイルスキャナーはS1100という機種が既に数年前に発売されていました。
FUJITSU ScanSnap S1100 FI-S1100
ただし、S1100のネックとして「PCとUSB接続しないと取り込みができない」という部分があったんです。
そして、雑誌や書籍を自分でスキャンして電子書籍化する「自炊」をする際に人気な「iX500」という商品。
FUJITSU ScanSnap iX500 FI-IX500
こちらはPCが無くても無線でiPhoneやiPadに直接スキャンデータを取り込む事が可能です。
そんな、現在無線で取り込みが出来ている「iX500」のWi-Fi接続機能と、「S1100」のモバイル性の良いとこ取りをした商品が、今回発表された「iX100」なんです。
しかも、バッテリーとWi-Fi搭載なので、本当にケーブルレスでいつでもどこでもスキャンが可能なんです。
世界最小最軽量
実はそんな、バッテリーとWi-Fi搭載モバルスキャナーが、既に他社から発売されているそうなんですが、この「iX100」はそれらと比べても小さく軽いんです。
という事でバッテリーとWi-Fi搭載モバルスキャナーの中で言うと、世界最小/最軽量なドキュメントスキャナーなんです。
重さはわずか400g。バッテリーも込みでペットボトル飲料よりも軽いんです。
何が出来るの?
で、これ何が出来るの?と思われた方。
名刺サイズからA4サイズの書類をシュイーンっと読み込んでくれる機械なんです。
これがあれば、かさばる書類、貰って整理しきれていない名刺、レシートなどの書類を電子データとしてガンガン読み込んで行く事が出来るんです。
で、これまではPCが無いと取り込めなかったんですが、電源もUSBケーブルもPCも不要で、iPadやiPhoneに直接データを取り込む事が可能というわけです。
A3サイズの紙も2つ折りにして片面ずつスキャンすると(PCに取り込めば)自動的に1枚のA3画像として合成してくれる機能も搭載しています。
そして、クレジットカードや会員証といったようなプラスチック製の硬いカードも読み取らせる事が可能なんです。これも他社製品に無い特徴だそうです。
詳しい説明はこちらの動画をご覧下さい。
レシートや名刺をガンガン連続で読み取らせるのはスゴいですよ!
A4書類をiPadに取り込む!
実際にA4の書類を1枚iPadに取り込むデモをしてもらいました。
こちらは動画で撮って来ましたのでご覧下さい。
取り込みスピードにも注目です。
1枚取り込みにかかる時間は、5.2秒。
これもバッテリー&Wi-Fi内蔵のドキュメントスキャナーとしては世界最速なんだそうです。
ちなみに、iPad側からiX100のバッテリー残量を確認する事が出来るんです。これ結構便利そう。
バッテリーって所が心配なんですが…
バッテリー搭載としたことで、活躍の幅がグッと広がったこのiX100。
ただし、バッテリー切れになったり、バッテリーがへたったりする不安も同時に出て来てしまいます。
ということで担当者さんに色々と質問してきましたので、ご紹介して行きます。
電源の取り方は3通りの方法
給電の仕方は大きく分けて3通りあります。
1つ目は、PCとUSBケーブルで接続して、給電&充電しながらスキャンデータを取り込んで行く方法。
ただしPCのUSBポートからの給電のため、ずっと止まる事無く連続でスキャンし続けると満充電の状態から1000枚くらい読み取るとバッテリーが切れてしまうそうです。
ただし、実際の使い方で考えると1枚1枚の取り込みの間には多少の時間がありますので、そう考えるとこの状態で電源がほぼ無くても充電しながら取り込みが可能そうです。
2つ目は、USBケーブルをAC電源とつなげる方法。これが一番電力をシッカリと供給出来るため、給電&バッテリーに充電しながらワイヤレスでスキャンする事が出来ます。
3つ目は、USBケーブルをモバイルバッテリーチャージャー等に接続して給電する方法。こちらも高出力のモバイルバッテリーチャージャーならばそのバッテリーが持つ限りスキャンし続ける事が可能です。
バッテリーの持ちは大丈夫?
連続読み取り可能枚数が、バッテリー駆動で約260枚 (A4カラー片面300dpi)となっています。
バッテリーの持ちとして想定したのが1日30枚で、1週間位は使えるように考えたそうです。
普通に1週間に1度充電をすると考えると、バッテリー寿命的に4〜5年は持つように出来ているそうです。
ただし、常に充電しっ放し状態だと消耗スピードはそれよりは早くなるとのことです。
ちなみにバッテリー交換は自分で出来ず、PFUさんに送って交換してもらうことになります。料金は4500円(税抜)。
自然放電はどのくらい?
ほっておいていつの間にかバッテリー切れだった…。ってことが頻繁に起こると嫌だなー、と思っていましたが、どうやらその心配は少なそうです。
満充電から1年6ヶ月で充電が切れるくらいの自然放電具合だそうなので、ちょっとやそっとでは、「置いておいたから電源が切れてて〜っ」てことは少ないのではないかと思います。
あと、標準設定では使わない状態でほっておくと5分で電源が落ちる設定になっているらしいのでフタを開けた状態で放置していてもバッテリーがいつの間にか切れてた、なんて事は無さそうです。
PFU IT Fair 2014
iX100の説明が終わった後は、せっかくなのでPFU IT Fair 2014を見学してきました。
今回はプレスとしてそのまま会場内で写真撮りまくりました。
会場は思った以上に大盛況で、人であふれていました。
中でもやっぱり活気があったのはiX100ブース。
そして、先日発売されたばかりの電気スタンドの上にiPhoneを載せてスキャナとして使えるSnapLiteも展示されていました。
普段はオシャレな照明!iPhoneを乗せると専用のスキャナ台だって!?「SnapLite(スナップライト)」発表イベントに行って来たぞ! | むねさだブログ
後は、iPhoneなどモバイルデバイスに普段のUSBキーボードが使えるようにする「EneBRICK」も!
Cerevo EneBRICK HHKB Edition CDP-EB01AH PZ-CDP-EB01AH
他にも色々な興味深いものが多く、勉強になったり楽しめる内容の展示でした。
わんぱくブロガー的まとめ
今回ご紹介した、ScanSnapの新商品「iX100」。
バッテリー&Wi-Fi内蔵のドキュメントスキャナーとして、
- 世界最速:A4用紙5.2秒取り込み
- 最軽量:400g
- カンタン:PCレスでiPadなどにダイレクトに取り込める
のが特徴です。
これ+iPadやiPhoneがあるといつでもどこでも書類が電子データ化出来るってのは、とてつもなくスゴい事だと思います。
仕事や家庭で増えがちな書類を気軽にサッと電子化できますし、会議中、学校など出先でもどこでも取り込めるんですから。
これは早く使ってみたい!!!
ということでこのiX100の発売は6月20日。
これは、爆発的ヒットの予感ですよ!