お洒落な雑貨や小物は大好きな、むねさだ(@mu_ne3)です。
ドキュメントスキャナーで有名なScanSnapを発売するPFUさんが、昨日5月21日、何やら新しい商品を発表するということで、お披露目イベントが開かれました。
発表前からティザーサイトを作って告知していたりと、かなり力を入れていることから、期待しながら参加して来ましたのでご紹介したいと思います。
iPhoneを乗せてスキャナーにするだと!?
ということでご紹介するのはPFUのSnapLiteという商品です。
PFUさんと言えば、先ほどもご紹介しましたがScanSnapというドキュメントスキャナーを発売している会社です。
このScanSnapは、日本のドキュメントスキャナーのシェア64%を誇る人気商品です。
そんなPFUさんは、考えました。
専用のハードが必要となるドキュメントスキャナーではなく、普段から身近にあるiPhoneと組み合わせる事によって、魔法のようなアイテムが産み出せないか!と。
とうことで今回開発されたのがこちらのSnapLite(スナップライト)という商品になります。
一見、オシャレな照明。デスクライトのように見えますが、この中に色々と仕掛けが詰まっています。
このSnapLiteに、(専用のアプリを起動させた)iPhoneを乗せると…。
スキャナー台に早変わりしてくれるんです!
もちろんただの台のわけが無く、照明のライトで撮影したい被写体を明るく照らし、レーザー照射で撮影範囲を示してくれます。
後は、本体の土台に付いているタッチセンサー式のスキャンボタンを触るだけ。
撮影はiPhoneをわざわざ覗き込む必要は無いんです。土台のセンサーをタッチするだけで撮影してくれます。
そうすると、iPhoneの中に写真が取り込まれ、自動で台形補正をして、しかも被写体を自動認識してトリミングした状態で保存してくれるんです。
名刺やレシートは自動的に複数枚の画像に!
ここまで聞いて、「ふーん、照明や自動台形補正をしてくれてスキャンボタンがついていると言っても、所詮はiPhoneのカメラ機能を使う為のただの土台なのね?」と思われた方いると思います。
そこはドキュメントスキャナーを長年開発して来たPFU製。それだけで終わるわけが無い!
例えばこちら。
SnapLiteの前に名刺をバラバラっと適当に並べて、スキャンボタンをタッチすると…。
もうこんな感じで、名刺1枚1枚別々の画像にしてiPhoneに取り込んでくれるんです。これはスゴい!
イベントなどで、複数人の名刺を貰う事って多いんですが、これで撮影後にEvernoteに保存しておくと、後から「あのイベントで出会ったあの人、だれだっけな?」という時に、貰った名刺をいつでも何処でも呼び出す事が出来るんです。
もちろん、印刷された写真も同様に取り込めます。
重ならない様に並べてスキャンボタンを押せば、自動的に台形補正とトリミングをしてくれてそのままiPhoneにデータとして取り込んでくれます。
カンタンに昔のフィルム時代の写真をデジタル化したい!と思っている人には最高の機能だと思います。
この後、体験会として実際にこのSnapLiteを触り倒せる時間があったので、色々とスキャンしてみましたので紹介して行きます。
ジャイロセンサーを使って自動認識
まず感じたのは、通常のiPhoneのカメラ撮影と違って、被写体が画面の中にどのように映り込んでいるかを、覗き込んで確認しなくていい点が何気にスゴい。
これは、iPhoneのジャイロセンサーを使って判別させているんですが、スナップライトのこの台の角度で一定時間静止することで「iPhoneがここに乗っている」と認識してくれ撮影に入れるんです。
なので、iPhoneをある程度サクッと台の上に置くだけで認識してくれ、本体下部の撮影ボタンを押せば良いだけという迷う事のないUIを実現できているんです。
SnapLiteを使う事により、手で持たない事で手ブレを完全に防ぎ、照明を使う事によって明るく綺麗に写真を撮ってくれます。
立体物もスキャン
次に衝撃を受けたのが、立体物をそのままスキャンできるという事。
こんな感じの、紙の上にパンやドライフルーツを乗せてこのままの状態をスキャンする事も出来るんです。
ほぼ真上からしっかりと明るい照明でライティングして撮影するので綺麗に取り込む事が出来ます。
これ、普通に写真を撮るだけだと、自分の影が入ってしまったり、台形補正が面倒だったりしますが、スパッと撮影して自動で台形補正してくれてiPhoneのカメラロールに保存されるのだからスゴいですよ。
立体物…ってことは顔は!?
ついつい、気になってやってしまいました。自分の顔をスキャンできるのかなー?と。
(もちろん、推奨される使い方ではないためご利用は自己責任にて…)
寝転がって、そのままスキャンボタンを押してみました。
こちらがスキャンしてiPhoneに保存された実際の画像になります。
かなり綺麗に撮れてますよね!
毛穴や、まつ毛や眉毛、ひげの1本1本がハッキリと綺麗に写っています。
照明でしっかりと明るくしてるので、こんなに綺麗に撮れるんですよね。
撮影後に、顔の台形補正等は保存前に手動で調整を行う事も可能です。
これはあえてグイッと傾きを強くして保存した写真ですが、こんな感じで自分の顔もスキャンできちゃうってのは面白いですよ!
A3サイズも合成して保存可能!
また、このSnapLiteのスゴい所として、一般的によくあるA4サイズはもちろんの事、A3サイズも2回撮影を行い自動で合成作業をすることでスキャン可能になったという点。
子どものお絵描きなど、A4サイズ以上で撮影したいものも結構あると思いますが、それらも折り畳む事もなくスキャンできてしまうのは新しいです!
まいにちを集めよう
今回のプレゼンテーションの中で、「これ良い!」っと思ったキャッチコピーがこちら。
まいにちを集めよう
立体物をスキャンできるということは、子供が拾って来たお花やドングリをそのまま記録しておけるんです。
小さい頃、私もシロツメクサで王冠を作りましたし、よく分からない石とか、貝殻とか拾って集めていたので、こういうのを捨てる前にスキャンしておくと良い思い出になりそうです。
もちろん、子供が描いた何気ないラクガキなどもサッと綺麗に撮っておけるのはとても良さそうですよね。
iPhoneのカメラでも撮れなくは無いのですが、照明の加減、角度、構図等結構悩ましくて、撮影するのに時間がかかってしまいますが、SnapLiteならサッと撮影してすぐに綺麗にトリミングと補正をして保存してくれるんです。
わんぱくブロガー的まとめ
iPhoneとBlueTooth4.0で接続することで、これまでに無い新しい商品として発表されたこのSnapLite。
まとめると、
- 普段はお洒落な照明
- iPhoneを乗せると自動的にスキャナに
- 土台のスキャンボタンが光れば準備完了
- 照明で被写体を明るく照らす
- 撮影範囲をレーザー照射で分かりやすく示す
- 立体物も綺麗に真上からスキャン
というような特徴を持っています。
また、このSnapLiteは、TwitterやFacebookだけでなくユーザーの声をしっかりと聞く為に専用のサイトを準備しているそうです。
「ユーザーの声をどんどん反映して、ユーザーと一緒に成長していきます!」と言った担当者さんの決意と自信がこの商品の可能性の高さと期待感をグッと高めてくれました。
子どもが描いたものや、拾って来たモノ、子どもからプレゼントされた折り紙などを記念に綺麗に残しておけると考えると、ワクワクしますよね。
いやーー!これ欲しくなってきました!