キヤノンのデジタル一眼レフ「EOS 6D」を持っています、むねさだ(@mu_ne3)です。
先日まで、赤ちゃんを撮影する為に新しいレンズが欲しくて色々と悩んでいました。
【アドバイス募集】Canon EOS6Dで赤ちゃんを撮影するためのレンズを悩んでいるぞ! | むねさだブログ
多くの人にコメントやアドバイスを頂き、結果「EF50mm F1.8II」というレンズを購入しました。
今回は実際に使ってみたこのレンズの写り具合などを写真とともにご紹介したいと思います。
「EF50mm F1.8II」とは?
Canon製の、F値が1.8と小さいレンズです。
F値が小さいと、
- 暗い場所でもシャッタースピードを速く設定でき、手ぶれやノイズが少ない写真が撮りやすい
- 手前や奥がぼやけた写真が撮れる
ようになります。
室内で赤ちゃんを撮る際、明るいレンズで手前や奥をぼやかしてふんわりとした写真を撮りたいと思ったのでこのレンズを購入しました。
F値は、最小値がレンズごとに決められており、最大は22までカメラの設定で変更ができます。
ですので、
F1.8のレンズなら、F値は1.8〜22まで設定可能。
F4のレンズなら、F値は4〜22まで設定が可能なんです。
付け替えて最初に撮ったのはこちら
付け替えるまで付いていたEF40mmF2.8 というレンズを撮影してみました。
40mm という文字辺りにピントが合っているのですが、そのすぐ横のAF MFという表示は既にピントがずれてボケているのが分かると思います。
それくらいの差でピントがボケてくるんです。
もう少し分かりやすい例としてこちら。
※こちらはエクステンションチューブEF12IIというモノをカメラとレンズの間に入れての撮影です。
Canonと書いてあるレンズキャップの文字を撮影しました。
anの辺りにピントが合っていると思いますが、Cやonの辺りはもうボケてますよね。
まるで、レタッチアプリで上下をわざとボカしたような、そんな印象を受けるほど見事にボケています。もちろん、何も加工していない撮ったままの写真です。
F値を変えてフィギュアを撮影!
それでは、F値が1.8だとどれだけ手前と奥がぼやけるのか、家にあるフィギュアを撮影しながらご紹介したいと思います。
F1.8で撮影
こちらが「EF50mm F1.8II」を使って、F1.8で撮影した写真です。
ピントは中央のマリオの顔に合わせています。
そのすぐ後ろにいるクッパやピーチ姫の顔は既にボケ始めていて、左側にある小さなフィギュア達は何があるのか分からない位にボケていると思います。
これがF1.8のボケ味です。
このフィギュアの中で、「マリオをメインに見せたい時」にはこういう写真を撮りたいですよね。
赤ちゃんの小さな手や、口、まつ毛といった小さなパーツを1カ所だけ見せたい時には、このようにF値を小さくして周りをぼかした写真があいそうです。
F5.6で撮影
今度は同じように「EF50mm F1.8II」でF値を5.6にして撮影した写真がこちらです。
こちらも中央に居るマリオにピントを合わせて撮影したのですが、今度は後ろのクッパやピーチ姫もしっかりと写っています。
左側に飾ってある細々としたフィギュアも、ボケてはいるもののF1.8ほどでは無く何が写っているのか分かるくらいのボケ感です。
マリオだけじゃなく、この「ドーム状のフィギュアセット全体を紹介したい時」にはF5.6位の設定が良さそうです。
ただし、F値が大きいとそれだけ周りにもピントが合い、しっかりと見えてくるので、余計なものがある部屋だとゴチャゴチャした写真になりやすいです。
ドラクエフィギュアで試し撮り
今度はドラクエフィギュアで試してみましょう。
F22で撮影
今度は最大F値でまずは撮影してみました。
画面に写っているものほとんどにピントが合っていると思います。
全てを見せたい時には良いのですが、全体的にペタッとした印象で、細かなディティールがぼやけて写っています。
下段にあるくまのプーさんのフィギュア達や、右端にマリオのフィギュアまで写ってしまっています。これではゴチャゴチャして何を見せたいのか分からない写真になります。
安いコンデジで撮影するとこんな写真になりやすいですよね。
F5.6で撮影
こちらは、F5.6にして撮影した写真です。
右手前に写っているマリオや、左奥にいるマリンスライム、スライム、メタルスライム達もボケているのが分かると思います。
ピントは画面中央に写っている、白と紫の組み合わせの猿のような「シルバーデビル」に合わせています。
隣の茶色いゴーレムも少しボケ始めていますが、このケース全体に対して紹介したい時等にはこれくらいのF値で撮影が良さそうです。
F値1.8で撮影
F値を最小の1.8にして撮影した写真がこちら。
手前も奥も、邪魔なものはボケボケにボケてくれており、「シルバーデビル」にしっかりとピントがあい、他はボケていると思います。
この1つだけをしっかりと見せたい時にはコレくらいの写真が効果的です。
活用事例
最後にこういう写真を。
F1.8にしてMacBookProの箱を撮影してみました。
先ほどまで撮影していたフィギュア達の目の前で撮影しているので、F値が大きくなると後ろのゴチャゴチャしたものが見えてきて、本来見せたい「MacBookPro」という文字が目立たなくなります。
この写真だと、フィギュアはボケてただの背景となり、「MacBookPro」という文字がしっかりと浮き出てくるので、それだけに目を向けさせる事ができるんです。
わんぱくブロガー的まとめ
このように、F値の小さなレンズだとピントが合う範囲を狭くする事ができ、写真の表現が広がります!
こんな写真が撮ってみたいけど高いレンズは買えないし…。というあなたにこそ、この「EF50mmF1.8II」はオススメです。
なんと、8000円台で購入する事が可能なんです。(※2013.12.14現在)
Canon製のEOSシリーズ(EOS Mはアダプタが別途必要)なら使う事が可能ですので、是非とも購入検討してみてはいかがでしょうか。
きっと、カメラでの撮影が楽しくなると思いますよ!
次回はこのレンズを使って子供を撮影した写真をご紹介できれば良いな、と思っています。
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