キヤノンのデジカメが大好きな、むねさだ(@mu_ne3)です。
昨年7月にご紹介した、キヤノンのミラーレスカメラ「EOS M」。
[速報]むぐぐ、これは欲しくなる!発表されたばかりのCanon「ミラーレスカメラ EOS M 」を触ってきたぞ! | むねさだブログ
その後継機種が今年2013年12月20日に発売される事になりました。
当時と違い、私もキヤノンデジカメユーザになっているのでとても興味を持っていたこの機種。
そんなタイミングで、キヤノンマーケティングジャパン主催の「Canon EOS M2 ブロガーイベント」が開催されるという事で品川にあるキヤノンさんに行ってきました!
昨年のモデル「EOS M」と比べて今年発売の「EOS M2」がどのように進化したのかなどについて詳しく聞いてきましたのでご紹介したいと思います。
ミラーレスデジカメ「EOS M2」の製品特徴
キヤノンの担当者さんが、「この1枚のスライドが全てです!」という製品特徴がこちら。
製品発表は12月3日、
製品発売は12月20日。
特徴は以下の8つです。
- 映像エンジンDIGIC 5 & 18M APS-Cセンサー
- 常用ISO 100-12800(拡張25600)
- 測距エリアが拡大したハイブリッドCMOS AF II AFスピードが向上
- Wi-Fi内蔵 スマホ連携でリモート撮影が可能
- 更なる小型化を実現 EOSデザインコンセプトを継承
- 3インチクリアビュータッチパネル液晶モニター採用
- EFマウントアダプターを用いてAF連動したEFレンズの使用が可能
- EOS共通のアクセサリーシューを搭載
赤字の部分が、前機種EOS Mからの進化ポイントになります。
一言で言うと、
前の機種より一回り小さくなっているのに、オートフォーカスのスピードが格段にあがって、Wi-Fi接続でスマホ連携できるようになったんです。
EOS M2の商品構成(ラインアップ)
では、どういうラインナップで発売されているかというとこんな感じ。
構成的には4種類。
- 広角ズーム、パンケーキ、18-55ズームレンズの3本レンズが付いた、トリプルレンズキット
- パンケーキ、18-55ズームレンズの2本レンズが付いた、ダブルレンズキット
- 18-55というズームレンズ1つついた、18-55 IS STM レンズキット
- レンズが付いていない、ボディのみ
当然、レンズが多くなればなるほど高くはなるのですが、できれば最低でもダブルレンズキットを。
予算が許す限りトリプルレンズキットを強くおススメします。
初心者だったら尚更です。
レンズを後から買い増すのは割高ですし、11-22の広角レンズが旅行や狭い室内でめちゃくちゃ便利なんです!
せっかくレンズ交換式デジカメを買ったのに、レンズ1本のみでスタートするのはあまりに勿体ないですしね。
それでは、EOS M2の進化ポイントを詳しくご紹介していきたいと思います。
進化ポイントは大きく3つ!
最初に説明したEOS M2の特徴8つのうち、EOS Mから進化したポイントに付いて詳しく聞いてきました。
主な進化ポイントは以下の3つ。
- AF(オートフォーカス)の進化(高速化・エリア拡大)
- 無線LAN搭載
- デザイン・小型化・軽量化
順番に紹介していきましょう。
AF(オートフォーカス)の進化(高速化・エリア拡大)
何と言っても、これが今回の「EOS M2の一番の進化ポイント」です!
従来のハイブリッドCMOS AFが、ハイブリッドCMOS AF IIになり、フォーカス速度が劇的に向上!
なんと、従来機種よりも最大約2.3倍の速度向上を実現しているそうです。
しかも、EOS Mは発売後ファームアップデートにてフォーカススピードを発売当初から約2.3倍向上させているそうなので、昨年発売したばかりの状態のEOS Mと比べるとなんと最大5.29倍もフォーカススピードが速くなっているんです。
これ、数字よりも体感の方がより早く感じましたよ。
そして、オートフォーカスを合わすエリアも格段に広がったので、画面中央に人物がいないような構図でもピッと人物にフォーカスを合わせてくれるようになったんです。
スマホ時代には必須機能!Wi-Fi機能搭載
このEOS M2は、Wi-Fi機能をカメラ本体に搭載しているんです。
これまで、Canonのデジタル一眼カメラにはEOS 6D、EOS 70Dの2機種にしか搭載されていない機能がこのEOS M2にも搭載。
カメラ同士で無線で写真を交換したり、ワイヤレスにプリンターにプリントアウトしたり、スマホと連携したりしてくれるんです。
私が普段メインで使っているEOS 6Dにも搭載しているんですが、この機能もう手放せないくらい便利なんです。
中でも便利なのが、このEOS Remoteというアプリ。
iPhoneとAndroid用にアプリがあるのですが、2つの特徴があります。
1つ目は、カメラで撮影している映像をリアルタイムでスマホ側に表示させ、画面を見ながら撮影できる「ライブビューリモコン機能」。
みんなで集合写真を撮る際や、カメラを設置しておいて少し離れた場所からシャッターを切りたい時にとても便利です。
2つ目は、カメラ内(SDカード内)にある写真をスマホ側に表示させて大画面で確認する事ができる機能。
気になった写真はスマホ側に転送・保存する事ができるので、EOS M2で撮影した写真をすぐにスマホに取り込んでSNSなどに投稿したりする事が可能になったんです。
ブロガーにとってもめちゃくちゃ便利な機能ですよ。
デザイン・小型化・軽量化
デザイン的には、今回ゼロベースで新しいデザインの物も検討しつつ、色々と検討した結果EOS Mを正統進化したような継承したデザインになったそうです。
ということで、今回のEOS M2のデザインはこちら!
色は、ブラックとホワイトの2色展開となります。
従来機種「EOS M」と比べてもWi-Fi等を搭載しながらサイズを小さくしたためかなり大変だったそうです。
小型・軽量化の実現のため、シャッターユニットやセンサー、クリーニングユニット、Wi-Fiモジュールなどを1つ1つ見直したそうです。
その他の進化
もちろん、上記3つ意外にも進化ポイントは多々ありまして、少し紹介しておこうと思います。
連続撮影とサーボAFの進化
連続撮影のコマ数が4.6コマ/秒に。前回は4.3コマ/秒だったので少し進化しています。
また、サーボAFという前後に移動する被写体にピントを合わせ続ける機能。これの機能が聞いている場合にフォーカス枠の色が変わる事でよりわかりやすくなりました。
モードダイヤルの進化
モードダイヤルが進化、従来の3ポジションから4ポジションへと増え「応用撮影モード」が追加されました。
これにより、中級者以上のデジタル一眼レフカメラになれているようなユーザにも使いやすく、初級者の人は中級者以上の設定を目にしなくてもすむようになって双方に取ってモード設定がやりやすくなりました。
ぼかしシミュレーション
背景をぼかしたり、くっきり写したいという時、液晶画面で確認しながら設定を行えるようになりました。
中級者以上だと、絞り値(F値)を設定するのですが、その辺りをよりわかりやすくして初心者の人でも思い通りのボケた写真が撮りやすくなっています。
ミニチュア風の動画も撮れる!
動画機能にも新機能が追加されており、ミニチュア風な動画が撮影できるんです。
その他にもデジタルズームや音声用のマイクが本体全面に付く等の改善が成されています。
ということで、従来機種のEOS Mからの進化ポイントをまとめたのがこちらの表になります。
小さく軽くなって、フォーカススピードが劇的に進化しつつ細かな追加や進化をしていて、確実に使いやすいカメラになったと思います!
体験ブースで撮影!
商品についての説明が一通り終わった後は、実機を使って自由に撮影してください!という時間が用意されていました。
※ここから以降の写真は全てEOS M2で撮影した物ですが、開発中のベータ機のため画質等は発売される製品版とは異なる場合がありますので予めご了承ください。
体験ブースにはこんな感じで花がテーブルの上に飾ってありました。
従来機種のEOS MとEOS M2のフォーカスの速度を比較できるように2台を並べてセッティングしてありました。
実際に試してみたのですが、2.3倍という数字以上に速く感じます。
従来機種は、「ウィウィウィーンッ ピッ!」という感じが、EOS M2だと、「ウィピッ」って感じで、迷う事無くフォーカスが合う感じが気持ち良い!
時間が経つのも忘れて、体験ブースで写真を撮りまくってしまいました。
フォーカスが素早く合うって気持ちが良いんですよね。そして、改めて写真を撮る楽しさを感じられる気がします。
CMキャラクターは昨年に続いて新垣結衣さん
そうそう。EOS M2のCMキャラクターは前回のEOS Mに引き続いて新垣結衣さん。
ポスターと2ショット写真を撮っちゃいました!
うん。ガッキーかわいい!
わんぱくブロガー的まとめ
ということで、今回発表されたCanon ミラーレスカメラのEOS M2。
コンパクトデジカメを持っているけど、もう少しステップアップしたい人、旅行に行くけど軽くて良いカメラが欲しい人にとてもおススメなカメラです。
で、なんとなんと!このEOS M2のβ版(開発機)をモニターとして2ヶ月近く貸してもらえる事になりました。
ということで色々使い込んでの感想等をレビューしていきたいと思いますのでお楽しみに!
とりあえず、さっと使ってみた印象ですが、トリプルレンズキットの11-22mmの広角ズームレンズキットが良い!
旅行にめちゃ相性が良さそう!
いやー、これはホント使うのが楽しみなデジカメです!