OLYMPUSのOM-D E-M1 MarkIIユーザーの、むねさだ(@mu_ne3)です。
ついに…ついに発表されましたね!
OM-D E-M1 MarkIIIがっ!
その前のモデル、OM-D E-M1 MarkIIが発売されたのが2016年12月でしたので、約3年ぶりの登場という事になります。
どこがどう進化したのか。買い替えるに値するのか、を考えながら比較してみたいと思います。
進化ポイント!
では、今回発表されたOM-D E-M1 MarkIIIの進化ポイントや特徴をご紹介していきます。
世界最高7.5段手ぶれ補正
まずはこれです!
もともと世界最高の手振れ補正機能を搭載してきていた、OM-Dですがこの手振れ補正が各段に進化してきました!
前モデルのMarkIIが最大6.5段分の手振れ補正だったのに対し、なんと1段分上げて7.5段の手振れ補正を搭載してきました!
ただし、上記はレンズにも手振れ補正機能を搭載した一部のレンズのみ。
ボディ単体での手振れ補正としては、前モデルが5.5段の補正だったのに対し、今回のMarkIIIはボディ単体で7.0段対応してきてるんですよ!
その為、手持ち撮影でもシャッタースピード4秒の撮影が可能になります。
現行のMarkIIでも4秒頑張れば行けたので、もしかすると8秒手持ちも行けるかもしれませんね…。
ライブND撮影
個人的にはこれがスゴイ魅力に感じてます!ライブND撮影。
通常、シャッタースピードを遅くすると、捉える光が多くなり明るい写真が撮れます。
流れるような写真を撮りたいけれど晴天だ…という時などは、通常NDフィルターというレンズ用のサングラスの様なものを使って撮影する必要がありました。
が、このNDフィルターは高いしかさばるし…で、持ってき忘れた。という事もしばしば起こります。
今回のOM-D E-M1 MarkIIIでは、これが疑似的に撮影できるライブNDという機能を搭載してきました!
しかも、効果を事前にファインダー内で確認が可能。
撮影してみたけど、ちょっと設定がずれていたな…という事が無いのがスゴイ…!
8000万画素のハイレゾショット
今回の記録画像サイズには、前モデルと同様2037万画素となります。
エンジンは最新のTruePic IXになってはいるものの画像サイズ的に正直少し物足りない…。
ただし、それを補うような機能が搭載されています。
それが、手持ちハイレゾショット。
撮影時に、微妙に位置をずらしながら16回の撮影を行い、その画像をカメラ内で合成。
その結果、5000万画素の手持ちハイレゾショットが可能となっています。
更には、三脚を使うことで8000万画素(10368×7776)の高解像度写真を生成するハイレゾショットを搭載してきました。
この三脚使用のハイレゾショットはストロボと組み合わせて使えたり、夜景や星空でのノイズ低減にも使えるとのこと。
進化した顔優先・瞳優先
更に人物を撮るうえでもはや欠かせないものとなってきた、顔優先・瞳優先の精度も向上しているとのこと。
これは動画を見てもらった方が良いのでこちらをどうぞ。
被写体を設定すれば横を向いたりしても追い続けてくれる機能は超絶欲しい!
運動会の徒競走などで、顔検出がいつの間にか隣の知らない子や後ろの観客に合っていた…という失敗を防げますね。
待ってました!USB Type-CでのUSB給電
個人的にはこれも待望の搭載!
USB Type-Cケーブル(PD規格対応)を使った、USB経由での充電・給電機能!
SONYやCanonなど他メーカーのカメラが対応していて、うらやましかったんですよね…。
充電忘れてたー!という万が一の時にも、モバイルバッテリーとケーブルさえあれば給電・充電できるのは大変心強いです。
モバイルバッテリーで給電しながら利用すれば、極寒の地でもバッテリーへの影響を抑えつつの撮影ができるのだとか…!これは最高だ…!
これでオーロラとか撮りに行きたい。
ただし、給電しながら使いつつ、バッテリーを充電はできない模様。充電するためにはカメラの電源OFFが条件です。
星空AFを搭載!
これも魅力的です!
これまで、星空を撮影しようと思うと、マニュアルフォーカスにしてピントを調整する必要がありました。
が、今回から星空にAFを合わせてくれるモードが搭載されています。
暗闇に光る微小な星にも確実にピントを合わせられるアルゴリズムによって、プロの天体写真家も認める高精度なAFを実現しています。
ってすごいですよ…。これは使ってみたい!
スマホ接続にBluetooth接続が追加!
あと、地味な部分ですが、スマホとの接続がWi-Fi+Bluetooth接続になりました。
これまでは、Wi-Fi接続のみだったのですが、Bluetoothによる簡単接続(画像閲覧、転送のみ)が可能ととなり、スマホからサクッと写真を閲覧してスマホに取込み、という流れがしやすくなるのではないかと思います。
あとは、Wi-FiによるPCへの自動転送機能。これも気になります。
撮影すると即PCで大きく確認できるという事は、関係者で確認作業や、即編集したい時にとても助かりますね。
OM-D E-M1 MarkIIから継承されている特徴
OM-D E-M1 MarkIIユーザーではない人の為に、今回のMarkIII含めて前機種からの特長を軽くご紹介しておきます。
防塵・防滴・耐低温性能
これはもう、OM-Dの大きな魅力の1つでもあります。防塵・防滴・耐低温性能。
マグネシウム合金の堅牢ボディーが、どんな天候や環境下でも撮影を可能にします。
多少の雨や砂埃が舞う運動場でも気にせず使えます。
センサーのゴミ取性能
多くのメーカーのカメラを使っているカメラマンも、このOLYMPUSのゴミ取り機能はスゴイ!段違い!と言われています。
撮像素子面に付着するゴミやホコリを、30,000回/秒以上の超高速振動で強力にはじき飛ばすSSWF(スーパーソニックウェーブフィルター)という圧倒的な機能を搭載しているんです。
しかも、今回OM-D E-M1X、OM-D E-M5 Mark IIIで採用した新コーティングを施すことで、ゴミやホコリがより付着しにくくなっているため、前モデルからも更に進化している模様!
この性能がこのサイズ!?コンパクトボディ
この性能がこのサイズ!?と驚くほどのコンパクトボディなんです。
センサーが小さい為、レンズもコンパクトに設計でき、本体・レンズのセットで考えると圧倒的な小型軽量なんです。
上のイメージは、フルサイズミラーレスカメラで600mm相当のカメラと比較した図。いや、ホントに小さい。
まぁ、もちろんマイクロフォーサーズ機の中では大きい方ですし、APS-Cのエントリーモデルと同じくらいのサイズ感ではあるのですが、それでもレンズ込みで考えると、間違いなく日々持ち歩けるプロ向け機材としては最小クラスです。
この辺りの特長をまとめた公式の動画がYouTubeにアップされてますので貼り付けておきます。
E-M1 MarkIIとMarkIIIの外観比較
現行の、E-M1 MarkIIユーザーから見て、外観やサイズがどのように変わったのかも気になる点。
まずサイズに関しては、全く一緒です。コンマミリ単位まで。
見た目も近しいものの、いくつか変更点がありそうです。
まず正面視。
ほとんど変わらないものの、上面に合ったMarkIIのロゴが、正面の下隅に入ってきましたね。
それ以外はほぼ一緒だと思います。
大きく違うのは背面。
一見同じように見えますが、十字キーの上にマルチセレクターというポインティングデバイス的なものが追加されています。
その為、底に合ったInfoボタンが旧MENUボタンの位置へ。
そのMENUボタンは、左上へと移動しています。これは慣れるまでしばらく操作は間違えそう…。
背中をそっと押してくれるキャンペーン
価格はオープン価格なものの、家電量販店などのWEBサイトを見ると、本体のみが21万円前後。レンズ込みで28万円前後の価格のようです。
簡単に買い替えられるお値段ではないのですが、背中を押してくれそうなキャンペーンがいくつかあります。
公式の発売記念キャンペーン
まずは、公式の発売記念キャンペーン!
ボディのみで2万円。Proレンズとのレンズキットで25000円分のギフトカードが貰えます。
個人的にはボディのみの買い替えになると思うので、ここで2万円バックですね。
auPAYの20%還元祭り!
で、ですよ…。タイミングよくauPAYの20%還元祭りがしているんです…!
利用できる量販店は限られますが、対応店舗で、発売日もしくは確実な3月2日に店頭受け取り・支払いすれば、最大3万円分のポイントがバックされます。
対応するのは、ビックカメラ・ヤマダ電機・ジョーシン・ケーズ・コジマ・エディオンなど。
これはタイミングが良いキャンペーン…。
どうせならばこれに合わせて発売日ではなく3月2日受け取りで買いたいですね…。
わんぱくブロガー的まとめ
いやー!ということで、キャンペーンで実質5万円分のバックがあるんですよ…。
現行機種が7万円程度で下取りできそうなので、差額はたったの9万円程度。
9万円の差で、今回の新機能が手に入るなら…。買いですね!
また3年。最前線で戦えると思うと、年間たったの3万円ですからね…。安すぎます!