面白いイベントや人が大好きな、むねさだ(@mu_ne3)です。
これまで当ブログで何度も紹介してきた、メチャクチャ面白いイベント「めたもんショー」。
ゲストはもちろん、一般参加者もエネルギッシュな人が多く、同じ場にいるだけでも刺激をもらえる不思議なイベント。
その「めたもんショー」がまたまた開催されるとのことで参加してきましたっ!
異能人材トークバトル「めたもんショー #7」
という事で今回開催されたのは、異能人材トークバトル「めたもんショー」のVol.7。
Peatixの告知ページの概要はこんな感じ。
一般社団法人コトの共創ラボが推進する異能人材トークバトル「めたもんショー」空前の第七弾開催決定!! 凄腕めたもんハンターがめたもん4名を集めてカード化していく仁義なきトークバトルが渋谷に登場します!
めたもんのめたもんたる実績や生態をトークで暴くトークバトルで、めたもんをカード化。みんなで生きる勇気を分かち合うほかに類を見ない新感覚トーク!
って、説明を読んでもイマイチどんなイベントなのか分かりづらいですよね…。
カンタンに言うと、「会社内や組織の中で、実績を残しつつおもろい事をしてる人を呼んできて話聞こうぜ!」というイベントだと思えば分かりやすいと思います。
そんな異能人材「めたもん」の話を聞き、その場にいるカードクリエイターによって、リアルタイムにカード化していくのがこの「めたもんショー」なんです。
なお、本イベントの主催は「一般社団法人 コトの共創ラボ」、通称コトラボさん。
コトラボとは、大企業とベンチャー企業の「共創プラットフォーム」となり、日本流のオープンイノベーションを社会にうみだすために作られた団体。
めたもんショーを始め、不思議なイベントを企画したり、「こども食堂」やプログラミング教育などの「スキル支援」といった活動を行う、「世の中を面白く、より良くしていくために活動している団体」です。
会場は、パナソニック運営の渋谷「100BANCH」
会場は、渋谷にあるパナソニック運営の渋谷「100BANCH」。
若い世代を中心としたプロジェクトチームに対して、各分野のトップランナーによるメンタリングの機会を提供、この場所での活動を支援していきます。
個人的に初めて来たのですが、めちゃくちゃ素敵な施設ですね…!
そんな会場で最初に目にする受付に居たのは、こちらの方(男性)。
あ、この人もれっきとした「めたもん」なんですよ。初来場者は、この時点でめたもんショーの雰囲気を感じ始めると思います。
そんな不思議な空気感の流れる会場で、めたもんショー始まりますっ!
超豪華登壇者の4名!
さてさて、事前説明が長くなりましたが、今回の登壇者はこちらの4名!
・荒智子(NTTデータ)
・高橋晋平(ウサギ)
・則武里恵(パナソニック 100BANCH)
・牛尾剛(Microsoft)
どの人も、一癖も二癖もある面白い人たちです。
カンタンにですが皆さんの紹介を。
荒智子(NTTデータ)
まずは、NTTデータに勤める荒(あら)さん。
会社ではVRを使ったトレーニングシステムの販売に携わり、単身でメジャーリーグに売り込みに行ったりしている方。
メタシンクスという会社にも所属されていて、幅広く活動している方になります。
高橋晋平(ウサギ)
株式会社ウサギ代表取締役の高橋さん。
肩書きは、おもちゃクリエイター。
高橋さんは、元バンダイで企画開発を行っていた方で、『∞(むげん)プチプチ』、『∞エダマメ』など大ヒット商品を次々と生み出した凄い人。
私も以前高橋さんのワークショップに参加したことがありますが面白いんですよね。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
普段からアイデア出しとかに頭を悩ませている人はこちらの本を読むと刺激を受けると思います。
則武里恵(パナソニック 100BANCH)
お次は、本イベント会場でもあるパナソニック 100BANCHの則武さん。
この渋谷の100BANCHの管理人のような仕事をしている方。
所属としては、パナソニック株式会社コーポレート戦略本部 経営企画部 未来戦略室。
牛尾剛(Microsoft)
4人目は、Microsoftの牛尾さん。
牛尾さんは、Microsoftのアメリカ所属のプログラマー。世界を旅行をしながらハック系のプログラムを書いているそうです。
ちなみにMicrosoftに行く前は、コンサル業などをしていたけれど、口先だけは嫌なので、プログラムを仕事にするためにMicrosoftに入社したそうです。
みなさん経歴がすごすぎますよね。
それでは、めたもんショーのトークバトル、開始ですっ!
自分自身が成し遂げた最大の成果は?
まずは、皆さんに対して「自分自身が成し遂げた最大の成果は?」という質問が投げられます。
まさに「めたもん」に認定されたきっかけのようなものを発表してもらいます。
これに対して、登壇者がテロップに回答を書いて会話を進めていくスタイル。
Microsoftのキーノートの舞台でダンス!?
まずは最初にテロップを書いた一番手、牛尾さんの答えは…「ダンス」。
最大の成果が…ダ、ダンス!?
会場中の多くの人の頭に、「?」が浮かぶのがわかるほど、不思議なコメントですが、話を聞いてみると、昔マイケルジャクソンのバンドを組んでいた際にボーカル担当だった牛尾さん。
MJのボーカルなのに踊れないのはおかしい!と思い、ダンスを始めたんだそうです。
そうやってダンスを身につけた成果?として、Microsoftで2000人の前で行ったキーノートの舞台でダンスをして注目を浴びたそうです。
い、意味がわからないですが、なにやらすごい人だということはわかりますね…。
社長も役員も関係なしの1000人チャンバラ
則武さんは、会社の人を集めて1000人でチャンバラを企画したそうです。
グループ会社が多い会社のため、交流の一環として開催されたのがこの1000人チャンバラ。
事の発端は当時のパナソニックの社長さんの一言から始まり、社長も役員も含めて、松下幸之助の銅像の前で1000人が集まってチャンバラを行なったとかw
どえらい企画ですよね…。
自分の名前のゲームをバンダイから発売!
高橋さんは、自分の名前がついた「Simpei」というゲームを作ったこと。
そのゲームを知っている人たちからザワザワっと驚きの声が聞こえてきます。
事の経緯は、高校生の頃、誕生日に友人から3目並べをもらったそうです。が、頭の良い人同士で遊ぶと引き分けになることが多いんですよね。
で、せっかくもらったのに遊ばなくなるのは勿体無いので、それをアレンジして新しいゲームを考えて遊んでいたそうです。
数年後、バンダイでふと「こんなゲームを考えたことあるんですよ」と言った所、「お、良いじゃないか」となってそのまま商品化。
瞬間決着ゲーム シンペイ
サンドイッチを考えたサンドイッチ伯爵よろしく、考えた人の名前として「Simpei」という名前がついたそうです。
国境を消した女…!?
荒さんの回答は、まさかの「国境を消した」…。
「いやいやいや、ジョンレノンですかっww」と司会からの突っ込みに会場は大爆笑。
NTTデータという会社で働いている荒さん。
出張に行くにも、会社のトラベル業務を取りまとめている会社を通さないといけなくて、手続きが面倒…。
もっとフリーに、ビジネスチャンスがあればすぐに飛んでいきたい。そう思って自分のために予算を取り、国境をない感じで好きに飛び回れるように仕組みを作ったそうです。
国内にいるように世界中を飛び回れるようにした、と。
なにこれカッコいいっ…!
自分が「他の社会人と比べてちょっとずれてるかもな」と思った瞬間
お次のお題は、自分が「他の社会人と比べてちょっとずれてるかもな」と思った瞬間は?というもの。
サッと書き終わったのは、牛尾さん。
炎上には強い!
「自分はめっちゃ普通」と言い張る牛尾さん。
が、普通だと言うのと並んで、「炎上に強い」という面もあるそうです。
例えば日本ではウォーターフォール型で開発している会社が多いんですが、それとは反対の言葉として、アジャイル型というスピード感のある開発があります。
「もうウォーターフォール型の開発なんて古いよ」的なことをブログに書いたら、これまで見たことないほどはてブがついてしまって大炎上…(笑)
コメント欄も読めないほどに大荒れ。その後もズバッと切り込む内容を書くたびに大炎上を繰り返すうちに、炎上に強くなったそうです。
打たれて打たれて、打たれ強くなる系の鍛え方ですね…。
電車の中でルービックキューブ
高橋さんは、「電車でルービックキューブ」をやっている…と(笑)
きっかけは富○通に働いている先輩に「お前もやってみろよ」と言われて、始めてみるとハマってしまった、と。
けど普段は忙しくてやる時間がないので、電車の中でするようになったそうです。
また、もう1つの理由として、「仮に電車の中で、もう1人ルービックキューブをしている方がいたとしたら…絶対声をかけるし友達になれそうじゃないですかっ!」と(笑)
間違いないけど、なかなかいないでしょうっw!?と会場中が大爆笑っ!
ポケモンGOなどだったらあり得そうですが、ルービックキューブ…。
そもそも常識って何ですか?と質問返し!
荒さんは、「常識って何ですか?」とまさかの逆質問っ!
グローバル視点の荒さんならではの疑問ですよね。
仕事で新しいことを提案した際、上司から「前例がない」とか「これはちょっと難しいよね」とか言われると、何なの!?と感じるそうです。
これには、会場が「うーむ」と唸り、考え込んでしまいます。
どこの会社にもこう言う人はいますし、幹部社員の人は身に覚えの1つや2つあるのかもしれませんねぇ…。
本当にお客さんに喜んでもらうのに、「前例のあるもの」「簡単なもの」じゃ、無理でしょ!?と言われて、ハッとなりましたね。
私は「普通」、周りがずれてるだけ
則武さんは、私は「普通」よ、と。
自分がやっていることは全て普通だと思っていて、むしろ周りがずれている、と…。
めたもんにありがちな思考ですが、確かに新しいことをしようと思う人ほどそう感じているのかもしれませんね!
そんな中、要所要所でめたもんカードがリアルタイムに作られていく様子がプロジェクターに映し出されます。
会話の中で印象的だったり特徴的なものを取り入れてカード化されていくのを見るのも面白い…!
キャリアにおける過去最凶バトルは?
お次は、キャリアにおける過去最凶バトルは?という質問。
ちょっとこちらはオフレコにした方が良さそうな内容も飛び交っていましたので端折りつつご紹介していきます。
NECでのアジャイル開発事例を作った
こちらも、最初に書き上げた牛尾さんからは、「2番目のアジャイル事例作り」。
もともと、NECで働いていた牛尾さん。(しれっと言うので司会者含めて会場がザワッとなってました)
当時、まだ新しい考え方だったアジャイル開発を提案した際、社内からはウォーターフォール型での開発が当たり前だと言われて却下されかけます。
そんな時に、先にお客さんを巻き込んで、アジャイル型開発の着手に成功!
結果、社内でも2番目のアジャイル開発の良事例となり、日経コンピュータに取り上げてもらったそうです。
社長に3回クビと言われた!?
則武さんは、「社長に3回クビと言われた」と…。
ここ、流石に詳しい内容は言えませんが、広報の仕事をしていた際に社内報にて、正しい内容を良いも悪いも伝えた所、社長から呼び出されて大目玉を食らったそうです…。
普通のことをしただけなのに…とw
ちなみに、これ3回とも別の内容で「クビ」と言われているそうですよ…恐ろしいっ。
戦いから逃げられる…!?
荒さんは、「戦いから逃げられる…」という内容。
ちょっと、これも内容的に書きづらいので濁して書きますが、上司に熱意を持ってプレゼンした際に「〜さんに確認しないと…」とかわされてしまう、と言う内容でした。
周りも、「なるほどなぁ…」と、多少違いはあるにしても熱意でぶつかろうとしてかわされた経験のある人がうなづいていました。
∞プチプチを通した時
最後に高橋さんは「∞プチプチ(の企画)を通した時」。
当時、ボードゲーム担当だった高橋さん。時代的には、Nintendo DSが大流行しているタイミング。
紙のゲームは終わるんじゃ…と言われるほどの時代。
上司から「紙のゲームじゃないものを企画会議に出せないか?」と言われ、当時流行していたガラケー用の「ケータイストラップ」からヒントを得て、「∞(むげん)プチプチ」を提案。
ムゲンプチプチ ホワイト
直属の上司に反対されつつも、自分が面白い!と感じた直感を信じて、企画会議に無理やり提出し、商品化が決定!
あの大ヒットに繋がったそうです。
自分の必殺技を2つ挙げるとしたら?
ここで、リアルタイムに作り進められているカードに注目してみましょう。
かなり出来上がってきましたが、カード下部の必殺技の部分がまだ空欄の人もいます。
ということで、各自で「必殺技」を考えてもらいます。
周りが勝手に助けてくれる
まずは、則武さんは「周りが勝手にやってくれる」と。
最近は何かをやろうとした際、予算どりまで周りの人がしてくれるそうです。
一部では突出している力を持っている「めたもん」。苦手な部分は苦手だと周りの人に認識させることで、自然と助けてもらえるキャラ作りをしている人も多いんでしょうかね。
確かにいるわ…こういうキャラ設定の人!
自分の心に聞いて判断!
お次は牛尾さん。「自分のココロに聞いて判断をする」と。
周りに話を聞いても仕方がなくて、周りに反対されたとしても自分がやりたいかどうかが大事だと。これには会場内でもうなづく人が多くいましたね。
上司もただのひとりの人間だし、対等なので反対されても気にしすぎる必要はないんです。
海外の会社ではその感じがとても強く、現在働いているMicrosoftでも、良い意味で上下関係というのが無く対等に意見が言い合えるそうです。良いなぁ!
ビタミンCの原末!
高橋さんは「ビタミンCの原末」と言う回答…。
これには、会場の聴講者側も、「え!?」となってしまいましたが、話を聞くと納得。
もともと体が弱く、年間6回くらい風邪をひいてしまっていたそうですが、上司からビタミンCの原末を勧められて飲んでみたところ、その効果で風邪をひかなくなったそうです。
喉が痛いな…と言う時にサッと飲めば、スッと治るんですって…!原末だとコスパも良いし…とw
自己申告+審議にてめたもんの属性を決定!
それでは、必殺技も決まったところで、「属性」を決めていきます。
めたもんカードには、こちらの11の属性がある設定。
自己申告の後、めたもん評論家の人たちや会場のゲストとの判定の上、決定していきます。
則武さんは自己申告で「エレキ」。
当てはめてみると、しっくりくる感じではありますが…「エスパー」と言う意見も!
会場の拍手の大きさで、「エスパー」に決定っ!
高橋さんは、自己申告で「ロック」。
めたもん評論家からは、「ゴースト」や「バトラー」という意見も。
協議の末、おもちゃクリエイターの高橋さんは「ゴースト」に決定!
牛尾さんは、自己申告で「エレキ」。
他には、「メタル」という意見もありましたが、見た目的に「エレキ」で満場一致!
最後に荒さんは「エスパーかヨウセイ(に憧れるバトラー)」と言う回答。
議論の結果、情熱的だということで属性「ファイヤー」に決定!
めたもんとしての名前もサクッと決定し、これで4名の名前と必殺技と属性が確定しました!
めたもん名称やスペックを決定!
ここで、めたもんの名称や、スペックとて「HP(ハンコパワー)」「MP(まやかしポイント)」「影響力」「コスト(レアキャラ度)」などを決定していきます。
おもちゃクリエイターの高橋さんは、自己申告で全てゼロ。
Microsoftの牛尾さんは、自己申告では「HP0,MP0,影響力90,コスト5」。
則武さんは、自己申告で「HP50,MP300,影響力100,コスト2」。
荒さんは、「HP9000,MP1,影響力10,コスト1」という自己申告。
審査員や司会、会場からの意見を聞きつつ、スペックと進化形態レベルを決定して、めたもんカードの完成ですっ!
(※機材トラブルで最終スペックが反映しきれていないので後で画像を差し替えます)
今回もトーク内容を反映したカードが出来上がり、会場も納得っ!
最後に、本日の最強めたもんを会場の皆さんで決めていきます。
ここは、会場提供者ということもありつつ渋谷100BANCHの則武さんこと、めたもん名「クビソニック」さんで決定!
満場一致で会場も納得!拍手喝采、大盛り上がりの中イベントは終了ですっ!
今日も書ききれない内容も含めて色々な話が聞けた「めたもんショー」!
終了後はそのまま懇親会に移行しつつ、みんなでワイワイと交流タイム。いたるところで名刺交換や笑い声が響いていました。
わんぱくブロガー的まとめ
今回も、これまで以上に爆笑と驚き、そして他では聞けない話まで色々と飛び交い、大盛況だった「めたもんショー」。
この参加者の笑顔を見れば想像できるでしょうか。
話を聞くだけでも、刺激を受け、自分も会社の中でもっと面白い事やってみよう!挑戦してみよう!と思った人も多いと思います。
イベント終了後に行われた懇親会では、終了予定時間を過ぎても会話が止まらないほど盛り上がっていましたね。
異能人材トークバトル「めたもんショー」、次回の開催もPeatixにて告知されると思いますので、次回は参加したい!と思った人は今回のイベントページから「主催者をフォロー」しておくと良いと思います。