少年時代は広島県の山奥で田舎暮らしでした、むねさだ(@mu_ne3)です。
学校から帰ると裏山に登って秘密基地を作ったり、2時間以上かけて、友人達と川を石でせき止めたり。
そんな経験の中で得るものってたくさんありましたよね。
そんなことを思い出させてくれる、いやそれ以上の知識と、感性をくすぐられる書籍をご紹介したいと思います。
生き物としての力を取り戻す50の自然体験
ということで今回ご紹介しますのは、「生き物としての力を取り戻す50の自然体験」という本。
友人が関わっているらしく、SNSでチラホラと見かけて気になったため、購入してみました。
タイトルが、「生き物としての力を取り戻す50の自然体験 ―身近な野あそびから森で生きる方法まで」とあり、33人のスペシャリストによる、合計50のアイデアが集まった本。
それぞれ順番は関係ないので、パラパラとめくって、気になった項目から読むことができるようになっています。
スペシャリストが実践している!50のアイデア
どういう事が書かれているのか、詳しく紹介したいところですが、書籍ですので「もくじ」を中心に内容を紹介したいと思います。
この本、大きく6つの章に分かれており、「感じる」「見つける」「意識を変える」「食べる」「身につける」「作る」となっています。
「自然の音に歌詞をつけよう」「空飛ぶアメーバ 粘菌を探しに行こう」「人工の自然を探しに行こう」「薬草のオオバコで軟膏を作ろう」など気になるものもあるでしょう!?
各体験には、我々読者が実践しようとした場合に、必要な道具や時間、難易度などが書かれているんです。
例えば、河原で石を積み上げる「ロックバランシング」などやってみたいけど難しそうなことも、写真や具体的なアドバイスを多めに紹介してあるんですよ。
河原に行く時にこれができると子どもから大ウケでしょうね!
大人になって忘れた何かを思い出せる
全体的に見ていると、「あぁ!昔やったことある!」「小さい頃に図鑑や小説で見てずっとやってみたかったヤツ!」「えっ!これが自分たちでできるの!?」など、忘れていたもの、懐かしさを覚えるもの、驚くものなど様々。
内容的にも、キャンプ場や大自然に行かないとできないモノから、市街地や街中、河原くらいでできるものまで幅広くあります。
「あぁ!こういう見方をすると、こんなにも身の回りに発見があるんだ!」と気づかされると共に、感性をくすぐられるのが分かると思います。
いくつかの項目を読むだけでも、外に出かけて実践してみたくなると思いますよ。
また、体を動かすだけでなく頭や心を働かせる体験も多くあるので、「アウトドアは苦手なんだよね…」という人も楽しめるようになっています。
まさに感性をくすぐるというか、頭を柔らかくできる内容なので、大人にこそ体験して欲しいですね。
子どもでも大人でも楽しめる!
私は購入前、子どもと一緒に実践する項目が多そうだな、と思っていたんですが、実際に読んでみると、子どもだけではなく大人だけでも楽しめる内容になってるんですよ。
例えば、森の中で火をおこす方法。
よくある原始人的なあの方法なのですが、具体的に火をおこしやすいテクニックやタイミングが写真を多めに紹介されているので、これならば実践しても失敗し無さそう!と思えます。
五寸釘からナイフを作る方法とか、デジタル・ピンホールカメラを作る方法、どんぐりからでんぷんを取って「どんぐりもち」を作る方法など、聞いただけでも面白そうだし大人でも楽しめそうでしょう!?
子どもと楽しむにしても、幼児、小学生、中学生、高校生と、それぞれの年齢で一緒に楽しめる内容もあるので、これは長く使えそう。
うちも現在4歳になる娘がいますので、興味がありそうなモノ、出来そうなものから一緒に体験していきたいと思います!
わんぱくブロガー的まとめ
自然が大好きな人、最近自然から遠ざかってると感じる人、キャンプが好きな人、お子さんが居る人、空を眺めるのが好きだった人。
それだけでなく、最近頭が凝り固まってきたな、と感じる大人にも!
そんな人たちにおススメな書籍「生き物としての力を取り戻す50の自然体験」。
使われているキーワードもスッと刺さりますし、中の写真やイラストも分かりやすく綺麗なんですよ。
監修にカシオ計算機株式会社が関わっているのもG-SHOCKやPRO TREK好きとしてはくすぐられますよね。
サッと読んで終わりの本じゃなく、絵本や写真集のように眺めたり、参考書のようにじっくり何度も読み込んだり、これを持って出かけたりと幅広く・長く活用できそうです。
気になった人は是非、書店で探したりポチッとして読んでみてくださいっ!