4歳になる娘がいます、むねさだ(@mu_ne3)です。
そんな娘と共に、長野県の「おたり振興公社」「道の駅おたり」さんからご招待いただき、2泊3日で長野県の小谷村に家族3人で取材旅行に行ってきました。
1日目はゴンドラリフトとロープウェイに乗って、標高1900mにある栂池自然園へ!
2日目は栂池自然園の最深部「展望湿原」までの往復5kmを散策しました。
今回は、2日目の夕方から立ち寄り宿泊した施設についてご紹介したいと思います。
ここ、料理のクオリティ含めて「この値段で泊まれるの!?」と驚くほど満足度の高い宿なのでご紹介したいと思います。
自然に囲まれた源泉掛け流し温泉の宿「雨飾荘」
という事でご紹介しますのは、長野県小谷村にある、自然に囲まれた源泉掛け流し温泉の宿「雨飾荘」。
標高900メートルにあるため、海抜0m地点から考えると5~6度は涼しく、避暑地としても楽しめます。
まず、ロビーを入ると落ち着いてどこか懐かしさを感じる、のに清潔感もしっかりと感じさせる上品な雰囲気!
クラシカルな電話や大きなのっぽの古時計も置いてあるのも良いんですよねぇ。
ロビーにはお土産売り場や、ジュースの自動販売機もあります。
お酒の自動販売機はありませんが、売店が空いている時間ならば缶ビールや地ビールを買うこともできますよ。
お土産売り場にも、地元のお酒がズラリと並んでいますのでお酒好きの方はここでお土産を買っても良さそう。
夜に自室でゆったり飲むのも良さそうですねぇ!
お部屋も広くて綺麗!
こちらが、本日宿泊するお部屋。
めっちゃ広くて綺麗でしょう…!?
冷蔵庫には、湧き水が冷やしてあるのもありがたかったです。
何気なく置いてあるお菓子「安雲野 栗くらべ 餅入り」もメッチャ美味しかった…。
和風のシュークリームのような生地の中に、餅入りの栗餡が入っていました。
タオルや浴衣も用意されていますし、足袋まであるんですよ…!
そして、驚いたのが子ども用のアメニティも用意されていたところ!
これは子どもだけでなく、大人も嬉しくなるサービスですよね。
露天風呂付き温泉
宿には、露天ぶろ付きの源泉掛け流しの温泉が付いています。
明るい時間は景色を楽しみ、夜になると虫の音を聞きながら、まったりと温泉を楽しむことができます。
で…ですよ。
これだけでも十分良い温泉宿なんですが、なんと徒歩3分の場所に、もう1つ露天風呂があるんです!
ブナ原生林に囲まれた「雨飾高原露天風呂」
雨飾荘から徒歩3分の場所にあるのが天然温泉の露天風呂。
こちらも源泉をかけ流しの開放感たっぷりの温泉です。
温度が高めなので、子どもは熱がってほとんど入れませんでしたけど、気持ちの良い露天風呂でした!
この宿の中にある温泉と、徒歩3分の露天風呂。両方を楽しめるのが、雨飾荘の良い所なんですよっ!
湯上りに牛乳がサービスで置いてあったのもすごい贅沢だなぁ、と感じました。
信州牛乳というのも良いですよね。
料理だけで1万円超えしそうなクオリティの夕食!
で、個人的にこの宿を強くオススメしたい理由がこの、食事のクオリティの高さです。
あ、ちなみにお子様メニューはこんな感じでした。
カレーにハンバーグと唐揚げとエビフライ!子どもにとっては、最高の組み合わせです。
普段、エビフライを食べない娘が、「美味しい!」と1本食べきりましたからね。
それでは大人の料理、紹介して行きましょう!まず、前菜から豪華!
右側のお皿には、小谷野豚の叉焼/カボチャのキッシュ/鶏の松風。左側は、旬菜3種盛り(水菜、夏野菜のゼリー、ワラビ)。
どれも上品で、素材を活かした味付けがしてあるんです。もうこれ食べただけで、「あ、絶対ここの料理美味しい!」とわかるんですよ。
お造りとして、イワナの姿造りがやって来ました。
これが、さっぱりとしていて美味しいんですよ…!
ちなみに、わさびは自分でおろすのですが、お刺身はもちろんこの後のお肉やお蕎麦にも使います。
あ、イワナの残った骨は唐揚げにしてくれます。
頭の骨までバリバリ食べられました。
そして、デザートかと思うような綺麗な器に入ったのは「山菜の茶碗蒸し」。
オシャレで震える…!しかも美味しい!
焼き物は、シナノユキマスという淡水魚。
これだけ大きな淡水魚と聞くと臭みがあるのかな?と思ったのですが全くなく、上品な味わい!
醤油麹焼きということで、京料理のような高級感を感じます。
蓋物としてやって来たのは、豚の角煮と新ジャガ
ほくほくのじゃがいも。柔らかくて旨味が染み込んだ豚肉…!
シンプルなようでめちゃくちゃ丁寧に作られていることがわかります。
ふと、部屋にあるカウンターを見てみると、日本酒や焼酎、地ビールやワインの瓶が飾られていました。
これは気になる…!ということで、私も日本酒の飲み比べセットを注文しました。
日本酒は、大雪渓か雨飾山が好みでしたが、どちらかと言えば、雨飾山が美味しかったですね!
しっかり覚えて置いて、翌日買って帰りたいくらいです。
そして、コンロを使った台の物は、信州プレミアム牛・A5が運ばれて来ました。
岩塩と生わさびを添えて食べる贅沢な一品。
口の中でとろける…!
脂の旨味がジュワーと広がります。
そして、こちらも美味しかった…「手打ち蕎麦」。
さすが長野…!久々に、「美味しいお蕎麦」に出会えました。
揚げ物は、旬の天ぷら。
上から、ツルナ/コリンキー(カボチャに似た野菜)/海苔菜。
どれもパリパリホクホク…!
特に、海苔菜は初めて食べたのに確かに海苔っぽい!と感じる味。見た目と味のギャップがあるのに、違和感はなく、上品で美味しい!
ご飯ものは、山菜の炊き込みご飯。
控えめな味付けのご飯と、味噌汁やお新香が相性バツグン!
気づくとペロリと平らげていました。
最後はデザート。
メロンとりんごのシャーベット。最後まで大満足な料理でした…!
部屋に戻ると、布団が敷いてあるじゃないですか…!ちょっと良い旅館のサービス!
いやもう、食事だけでも満足、サービスもすごく満足…!最高の気分で就寝しました。
朝食も美味しすぎる…!
翌朝も、夕食を食べたテーブルと同じ場所で朝食を頂きます。
ご飯の良い香りがするな、と思ったらお釜で炊いてるみたいで、カウンター越しにそれが見えるんですよ。
こういうちょっとしたことも満足度につながるんですよねぇ!
4歳の娘にはこちらの食事が用意されていました。(もちろん、ご飯とみそ汁も)
そして大人用の朝食はこちら。
朝から豪華すぎるでしょう!?
どれも美味しかったのですが、特にこちらの焼き魚とその横に添えてあるネギを和えた味噌(少し炙ってある)がメチャクチャ美味しい…。
もうこれ、夜まで取っておいて、これでまた日本酒飲みたいっ!って思えるほど美味しい料理でした。
湯豆腐も御野菜いっぱいですし。
もう朝食でも満足度が更に上がってしまいました。
時期によってはクワガタのお土産付き!?
食事を終えて、娘とロビーでくつろいでいた所、宿の従業員さんが「クワガタいるけど見たい?」と声をかけてくださいました。
東京近辺では珍しいミヤマクワガタもここでは、その辺で取れるとのこと…!
娘も、図鑑でしか見たことが無いクワガタに大興奮っ!
しばらく手の上に乗せたりして遊ばせてもらっていると「気に入ったのなら、その子持って帰る?」と小さな虫カゴに入れて分けてくださいました。
聞いてみると、一時期は販売も検討したそうですが、現在は「喜んでもらえるなら」と無償で子どもたちに配布しているそうです。
当然、その日の在庫?状況次第ではありますが、お子様連れで行くと、子どもにサプライズでプレゼントしてもらえるかもしれませんよっ!
このミヤマクワガタ、娘は「おたりむらのタリオくん」と名前まで付けて、今も我が家で元気に過ごしています。上手に飼えば、越冬もするそうです。
わんぱくブロガー的まとめ
かなり山奥にある温泉宿ですが、こんなに居心地が良く、料理も温泉もクオリティの高い宿はなかなか無いと思います。
これで1泊2食付きで、13500円〜。土日や繁忙期はお値段が変わりますが、それでも安いと感じると思いますよ!
妻も娘も、もちろん私も大満足でした。
長野県小谷村に立ち寄るならばここは本当におススメの宿。
子どもに大自然の中、美味しい料理と温泉を体験させたい!という人にも、もちろん大人だけでのんびりとでも、おススメなお宿です!