現在、4歳7か月の娘がいます。むねさだ(@mu_ne3)です。
そんな娘と共に、長野県の「おたり振興公社」「道の駅おたり」さんからご招待いただき、2泊3日で長野県の小谷村に家族3人で取材旅行に行ってきました。
1日目はゴンドラリフトとロープウェイに乗って、標高1900mにある栂池自然園へ!
当初は、宿の近くをサッと散策して終わりにするつもりが、案内役の方に「4歳児でも行けますよ!」という言葉をもらったのもあり、2日目に往復5km以上もある展望湿原まで行ってきましたのでその様子をご紹介したいと思います。
国立公園「栂池自然園」
と言うことで行ってきましたのは、長野県北安曇郡小谷村にある、中部山岳国立公園「栂池自然園」です。
標高1860mの「栂池山荘」から、往復およそ5.5kmの道を進み、標高2010mにある「展望湿原」を目指します。
朝、8:30に栂池山荘を出発して、まずは前日と同じルートで、雪やつららが残る「風穴」を目指します。
周りの山脈もくっきりと見え、山の上にも残雪がしっかりと見えて、見た目にも涼しい感じです。
気温的にも22〜3度くらいだと思いますので、見た目だけでなく本当に涼しいんです。
前日も歩いた道のりだからか、「風穴」まではすんなりと来ることができました。
この時点で8時55分。出発から25分です。
雪が残る風穴からの涼しい風に冷やされながら一息ついて、また出発っ!
花咲き乱れる自然園の木道を歩きつつ、まだまだ元気に進みます。
自然園内唯一のトイレがある「楠川」
前日はここで折り返した場所、自然園内唯一のトイレのある「楠川」沿いまでやってきました。
ちょうどこの地図の中央付近に見える場所。
ここに到着が9時10分なので、出発から40分程度経過です。
この先トイレが無いので、行きたくなくてもここで一旦小休止してトイレに行くようにしましょう。
ちなみに、トイレは和式のいわゆるポットントイレ。
今の子どもにこういうトイレを使わせるのも、1つの経験だと思います。
「臭い臭い!」と騒いでいましたが、無事トイレを済ませて出発です!
あ、気温も上がってきましたのでここで濡らして首元に巻くタイプの冷感タオルを濡らして使うことにしました。
こういうのも準備しておくことをおススメします!
ここからは未舗装の坂道が続きます。
子どものテンションが途切れないように注意しましょう…!
娘はまだまだ元気いっぱい!やる気でガンガン進んでいきます!
最悪、この辺りで「疲れた…抱っこ…」となるかな?と心配していたのですが、まだ行けそうっ!
休憩スポットで周りの大人と交流も!
「浮島湿原」手前の休憩スポットに到着したのが、9時30分。出発からちょうど1時間程度ですね。
地図で見るとかなり奥まで来たのが分かると思います。
流石に疲労が見え始めてきましたが、ここまで来ている4歳児は周りに居ません。(というか平日だったのもあって、小学生以下の子どもがほとんどいない状況)
周りの大人の方たちが、「すごいね!」「(抱っこされずに)歩いてきたの?」なんて声をかけてくれるもんだから、娘も嬉しくなってテンション上がります!
自分のおやつ(ラムネ)を周りの大人に配って、代わりに塩分タブレットをもらったり、周りの大人との交流も、良い経験になりました。
テンションも上がったところで、出発ですが、ここからは木道がありつつ結構な登りになります。
体力的にはだんだんと疲れてきますが、景色も良いですし、周りの花も草も一杯なので、気持ち良く足を進めます。
記念写真をなるべく撮るようにして、楽しみました!
こういう写真は、すれ違う人や道中写真を撮っていた人と一緒に、写真を撮り合うようにしました。
「あ、写真撮りましょうか?」と、声を掛け合う中で生まれる交流も良いですよねぇ。
標高も段々上がると共に、周りの山々にも雪が増えているのが分かります。
この日は7月20日。東京だと40度近い気温だったと思うのですが、この場所は25度前後と涼しい中、体を動かして気持ち良い汗が出る感じ。
途中、冷たい雪解け水が流れる「銀命水」でも休憩しました。
子どもが体力切れを起こす前に、こまめに休憩して、水分補給をしたりお菓子を食べるようにしました。
この作戦が功を奏したようです。
モウセンゴケの生える池「モウセン池」
目的地への最後のチェックポイント?の、モウセン池にやってきました。ここに到着したのが、10時15分。
ここの池の周りには、モウセンゴケという食虫植物が生えてるんですよ…!
周りの人とも「どれがモウセンゴケですかね?」って会話をしたり、スマホで解説を表示して、周りの人に説明したり。こういうのも醍醐味です。
さて!ここまで来ると、展望湿原はあとわずかの300m!
が、この辺りから少しずつ「抱っこ…」という言葉が出てきます。
「もう少し頑張ろう!後少しだから!」となんとか励ましつつ、きつい坂道を登ります。
正直、この辺りが一番きついかもしれません。
目の前に広がる雪渓っ!
そうこうしていると、目の前に雪渓が広がっていました。
到着は10時30分。出発してちょうど2時間という感じです。
もう少し早い時期(7月初旬)に来ると、自分たちの足元まで雪で覆われている状況ですが、今年は暖かかったからか、奥の方に見える感じ。
ちなみにこれは、2017年7月7日の写真。
数週間で、全く景色が違いますよね!
それでも、今まで緑と茶色の広がる道だったので、白い雪が目の前に見えて、娘もテンション上がります!
そして、この雪渓の見える場所まで来ると、ゴールは目前っ!
歩く事5分程度…。ついに、到着です!
標高2010m「展望湿原」
前日まで、まさかこんなところまで4歳児と来るとは思ってもいませんでした。栂池自然園最深部の「展望湿原」です。
到着は、10時35分。出発から2時間5分での到着でした!
この展望湿原からは、張れていれば眼前に「白馬槍ケ岳」「杓子岳」「白馬大雪渓」などが広がっているのですが、あいにく雲がかかっていて、チラリとしか見ることができませんでした。
なお、流石にこんなところまで来ている未就学児はうちの子以外誰もいません…。周りの大人たちも驚き、たくさん声をかけてくれます。
「頑張ったね!」「えっ?歩いたの?だっこされずに?」「凄いね!」「おじさんたちも負けられないなぁ」なんて言葉をかけられて、娘もとても喜んでました。
ついつい「かえりも、ぜんぶひとりであるくんだよ!」と宣言する我が娘…。この時は、「ホントかなぁ…!」と親でさえ半信半疑でした…。
おにぎりやお弁当お菓子を持ってくるべし!
ちなみに、ここでお弁当を広げている方も多く見受けられました。
ふもとで購入してこられたんでしょうね。
我が家は持ってきたお菓子を広げて食べましたが、見てくださいこれ!
プチポテトの袋がパンパンですっ!流石標高2010m…。高いところにきたもんだ。
しっかり休んで、ここからもう一度来た道を戻りますっ!
かなりゆったり休憩を取って、出発したのは11時15分。
あ。休憩中は体が冷えるので、子どもはここでTシャツを着替えました。
帰り道もすれ違う人の声が力に!
帰り道も、2~3度は「抱っこ…」と言いかけましたが、すれ違う大人の方に励まされながら、何とか自力で歩きます。
逆にこちらも、「後〇分くらいで展望湿原ですからね!頑張ってください!」と声をかけたり。
山でのこういう交流で、なんだか心まで綺麗になっていく気がします。
ここまで来ると娘も「最後まで自分一人で頑張ろう!」と感じ始めたようです。
途中からは、不思議と「抱っこ」という言葉が出なくなりました。
途中、気になる草木があれば、前日購入した「自然園の花情報」で花の名前を探したり。
こうやって自分の足で歩き、感じ、調べる。
街中に居るだけではなかなか味合わせる事が出来ない貴重な体験を出来てるなぁ…と実感します。
帰り道は基本下りという事もあり、足取りも軽いです。
トイレの傍の「楠川」で小休止
途中、所々で休憩しながら到着したのは、行きも立ち寄ったトイレの近くを流れる「楠川」。
到着は、12時20分です。
ちょうどお昼時という事もあり、川沿いでお弁当を広げている観光客も多く見受けられました。
うん!ここまで来たらもう、ゴールは目の前です!
途中、ミズバショウの花も見つけつつ…。
ついに、見えてきました!赤い屋根の「栂池ヒュッテ記念館」。
ここがスタート地点というのを覚えていた娘も、この赤い屋根の建物が見えた瞬間、大喜び!
最後は、走るようにしてフィニッシュ!
凄すぎる…。
親ながら、この往復5km以上の道のりを、4歳児が歩ききると思っていなかったので、夫婦ともに感無量…。
到着はちょうど13時。出発から4時間半でのゴールでした。
もう、お腹もペコペコ…。
ということで、栂池山荘でお昼ご飯を食べることに!
栂池山荘で美味しいごはん!
標高1900mにあるお店なのですが、メニューは思ったよりも豊富!
山菜系も美味しそうなのですが、今回我が家は「手作りカレー」「醤油ラーメン」「天丼」をチョイス。
カレーは結構スパイシーなので、子どもには辛かった模様ですが、私にはちょうど良い感じ!
簡易なカレーではなくしっかりと煮込まれた味がします。
うん!美味しい!
娘は醤油ラーメンを食べたのですが、かなり気に入った模様。
すごい勢いで、ほぼ一人分を食べきってしまいました。
天丼もかなり本格的。
揚げたてでサクサクの衣と、エビや野菜がたまりませんっ!
山小屋での食事というイメージからは2回りくらいクオリティの高い食事に大満足でした!
ビジターセンターでもかなり遊べる!
食事の後は、ビジターセンターで、ガッツリ遊びました。
ボルダリングがあったり、スラックラインがあったり、プリクラがあったり、タッチパネルでのクイズがあったり!
こちらも紹介していくと凄いボリュームになりそうなので、また別記事にて紹介したいと思います。
https://www.instagram.com/p/BlctIU4Bq0t/?hl=ja&taken-by=mu_ne3
わんぱくブロガー的まとめ
標高1900m~2000mに広がる、国立公園の「栂池自然園」。
雪の残る、白馬乗鞍岳や白馬岳を眺めつつ、涼しい中気持ち良く散策することができました。
最悪途中から抱っことおんぶをする覚悟で臨んだのですが、なんと4歳児が5km以上の道のりを歩き切り、親子ともども感激でした!
娘も、何か自信につながったようで、とても良い表情をしていました。
父ちゃんも嬉しくて泣きそうでしたよ…。
暑い日々が続く、今年の夏。
標高1900mで、気温20~25度程度の栂池自然園で、親子で散策。めっちゃおススメですよーーーっ!最高でした!