写真を撮るのが大好きな、むねさだ(@mu_ne3)です。
先日こんな記事を書きました。
SIGMAのバズーカーのような超望遠レンズ150-600mmを1ヶ月間使える事になったぞ! | むねさだブログ
こういう大きいレンズを持つと、しっかりとした三脚が欲しくなります。
(レンズは1ヶ月の借り物ですが…)
カメラに詳しい人に、三脚を買おうと思うんだけどどんなのが良いかな?と聞いた所、
「5万円程度出すつもりで検討してみなさい」と言われてしまいました…。
5万円っすか…。
かなりお高いですが、シッカリとしたモノが欲しいので5万円までは予算を広げつつ、三脚を検討してみましたのでご紹介したいと思います。
利用用途の整理
まず何に使うの?という所を整理してみましょう。
三脚とはそもそも、「手振れを抑える」&「集合写真や自撮り」の為に利用します。
私の場合は、デジタル一眼レフでの静止画撮影用がメインです。
ビデオカメラも持っていますが、今はビデオに三脚を使う事はメインでは考えていません。
(※子供が幼稚園・保育園などに行き始めてイベントごとがあると使うのかもしれませんが、その時は一脚とかかも。)
撮影する被写体ですが、私の場合
- 三脚を必要としそうな夜景撮影がメイン
- たまにスポーツ撮影
- 旅行や登山などにも将来的に使えたら良いな
- もちろん、イベント時の集合写真にも
という感じで考えています。
つまり、利用箇所は室内よりは野外。
持ち運びは車でってよりは、手持ちで電車移動&徒歩って感じが多くなると思います。
なので、なるべく軽くてコンパクトが嬉しいけれど、シッカリとした物が欲しいんです。
ちなみに、現状私が持っている機材は、CanonのEOS 6Dと24-105mmF4Lレンズが一番重たい組み合わせです。
本体680g、バッテリーが80g、レンズが670g。後はネックストラップやフィルターを付けているので、合計で約1.5kg程度です。
カメラ屋の店員さんに聞いたところ、積載重量はカメラの倍あると安心ですよ、とのこと。
将来的にはもう少し望遠のレンズも欲しいな、とは考えていますが積載重量3kg以上にしておけば大丈夫そうです。
検討するポイント
三脚を購入するにあたり、いくつか検討すべきポイントがありましたのでまずはそちらの整理から。
素材について
まずは、素材。
カーボンやらアルミやらあるのですが、軽くて丈夫なのはカーボン。ただしお高いのがネック。
カーボンよりは重たくなりますが、ある程度軽くてリーズナブルなのがアルミ製。
選択肢としては主にこの2つになると思います。
他には、アルミ以外の金属を使ったモノやプラスチック製の三脚もあるのですが、バリエーションの少なさや重量や強度的に問題があるので今回は選択肢から外しました。
雲台について
三脚を実際に使う際は、土台部分とカメラを乗せる雲台部分が必要になります。
安いモデルは一体型の物が多いのですが、数万円する三脚になると、雲台別売りというものも増えて来るようです。
種類として大きくは、3WAY雲台と呼ばれる3軸別々に固定して動かせるタイプと、
SLIK 雲台 SH-806 N 3WAY型 206393
自由雲台と呼ばれる、可動部が球状になっていて、ネジ1つ緩めると自由に動く雲台の2種類があります。
Velbon 自由雲台 QHD-33 アルミ製 472922
きっちり構図を決めてじっくりとる際は3WAY雲台が良いけれど、大きくかさばって重たくなります。
自由雲台は、小さくて軽量ですみますし、場合によっては自由なのが便利ですが、きっちり水平を撮ってから左右に動かして…みたいな使い方には不向きです。
パノラマ風景を合成で撮影したりする場合は3WAYじゃないと厳しくなると思います。
まぁ、ちょっと良い三脚だと、雲台の交換も可能なので、今は考え過ぎないことにします…。ここは使わないと分からないですし。
段数の違い
三脚は、基本的には折りたたんだ状態から、足を伸ばして使用することになります。
世の中の主流は、ほとんどが3段と4段のどちらか。
3段は小さくたたんだ時のサイズ(縮長)が大きくなってしまいますが、その分剛性が高くたわみづらいのと、使う時にサッと伸縮できるというメリットがあります。
Manfrotto 055プロアルミニウム三脚3段 MT055XPRO3
4段は、縮長が3段に比べると小さくできますが、その分剛性が弱くなるのと、使う際に1段分余分に伸ばす手間がかかるのがデメリットです。
Manfrotto 055プロカーボンファイバー三脚4段 MT055CXPRO4
どちらも一長一短ありそうなので、両方視野に入れて検討してみます。
足のロックは、レバー式か回転式か
足を伸縮させる際、キュッとレバーを使って閉めるタイプと、クルクルっとネジを回して固定するタイプの2通りがあるようです。
レバー方式はこんな感じ。
Velbon 三脚 レバー式 EX-Macro 3段 小型 3Way雲台クイックシュー付き アルミ製 301741
サッと短時間で伸ばせるのがレバー式のメリット。ただし、回転式に比べて少し大きくなるし、出っ張っているので壊れる可能性が少し高いようです。
回転式(ツイストロック)はこんな感じ。
SIRUI 一脚 6段 小型 カーボン P-326
上の写真は一脚の足ですが、ネジのように付け根を回転させて緩めてから伸ばして、固定する時はギュッとまた締め直す必要があります。
メリットとしては、レバー式に比べて出っ張りが無いのでコンパクトになる点。より携帯性を高めるならこちらという感じでしょうか。
あと色々調べると見つけたのが、ナット式と書かれたこちらの方式。
VANGUARD コンパクト三脚 Nivelo 244BK 4段 雲台 アルミ製
足をくるっと回すことで緩めたり固定したりするみたい。
手間としては、回転式とほぼ一緒ですね。
個人的には回転させるタイプは面倒くさそうなので、レバー式が良いかな、という印象です。
必要な高さを考える
最高全高とか全伸高とか呼ばれる、「三脚を一番高く伸ばした状態の高さ」も重要です。
Amazonベーシック アルミ三脚157cm ボールヘッド
自分の撮影がどういうシーンで行うものなのか次第で、必要な高さが変わってくるからです。
とはいえ、今はよく分からないので、自分が立って、ちょっと屈む程度で撮影できそうな1400mm以上を探すことにします。
選択肢多すぎ…
で、改めてカーボンの方が軽いのはわかったけどどの位の差額なのか次第だな、とか雲台別だと更に追加料金かかるぞ、とかってことを念頭に置いて探してみました。
価格コムで、条件をポチポチ入力してみると…
記事執筆時点で290件の候補が見つかりました…。
なにこれ…。私の選択肢多すぎ…。
ちなみに、あまりに安すぎるものは作りが貧弱すぎて、たわんだり、ちょっとした風などでブレてしまい、三脚として意味をなさなくなる可能性があります。
また、我が家にある安い三脚は結構カンタンに壊れてしまったので、安すぎるものは結果「安物買いの銭失い」になることが多いので要注意です。
積載重量とかポチポチ入力してみても大して選択肢の数は減らない…。これは困った…。
そんな感じで、三脚は欲しいけれど決められない状態が続いていました。
知ってる人が持ってるもの・薦めているもの
そんな中、知り合いのブロガーでもあるtunakkoさんがこんな記事を書かれていました。
三脚に詳しくない私が初めて買うのはマンフロットのMK190XPRO3-3Wにした
三脚に詳しくないけど~、という部分や機材、とりたいもの、感覚として似た印象を受けたので、ここで紹介されていた「190プロアルミニウム三脚3段 +RC2付3ウェイ雲台キット」を私も実際に店頭で見てみることに。
Manfrotto 190シリーズ プロアルミニウム三脚3段+RC2付3ウェイ雲台キット MK190XPRO3-3W
触ってみると使い勝手は良さそうだけれど、想像していた以上に3kgが重たい…。
これは持ち歩かなくなりそう…。
うむむむ…。悩ましいなぁ。
そう思っていた所、昨日Facebookでそのtunakkoさんが投稿していたこちらが気になり始めました。
manfrotto コンパクト三脚 Befree アルミニウム三脚4段 ボール雲台キット グリーン MKBFRA4G-BH
これ、2013年に既にブラックのみ発売されていたトラベル用コンパクト三脚のカラーバリエーションが2015年2月に出るよ、ってことなんですが、見てみると結構良さそうなんですよね。
重量も1.4kgと先に紹介した三脚の半分以下ですし。
その場でtunakkoさんやYouTuberのジェットダイスケさんとやり取りしていると更に欲しくなってきてジェットさんの動画を探したりして。
最終的には、ジェットさんの「このアルミのでα99載せて寒風吹くなかでオーロラをタイムラプスできたんで6Dでも大丈夫。」という後押しもあり、この三脚を買うことにしちゃいました!
しかも、現在発売されているブラックだと5000円位安いし!ってことでブラックで!
Manfrotto コンパクト三脚 Befree アルミニウム4段三脚ボール雲台キット MKBFRA4-BH
本当はカーボンモデルが良かったけれど…
ただ本当はですね…。
このモデルのカーボンモデルが2015年1月16日に発売するんですよ!
定価5万円(Amazonで約4万円)で。
manfrotto コンパクト三脚 Befree カーボンファイバー三脚4段 ボール雲台キット MKBFRC4-BH
予算的にも、軽さ的にもこれがBestなんですが、重量300g差で24000円の差額はかなり大きい…。
というか、ほぼその差額で最初に紹介した「190プロアルミニウム三脚3段 +RC2付3ウェイ雲台キット」が買えちゃうじゃないですか!
ってことで、今回はグッと我慢してアルミ製をチョイス。
まずはこれを使って、大きくてがっしりとしたのが欲しくなれば、差額分で「190プロアルミニウム三脚3段」の方も買っちゃえばいいじゃない!ってことで。
いやぁ、届くのが楽しみです!
わんぱくブロガー的まとめ
色々と悩んだ三脚選びですが、結局アクティブに持って出れるけれどある程度しっかりとした三脚である「manfrotto コンパクト三脚 Befree アルミニウム三脚4段 ボール雲台キット」というところで落ち着きました。
ということで、皆さんの中で、「重量3kgなら想定内!シッカリとした三脚が欲しい!」という人は、「190プロアルミニウム三脚3段」を。
少しでも軽く!と言うならば、カーボンタイプのBefreeをおススメします。
私的には、5万円の予算でしたが、結局は15000円程度で収まりました。
(携帯性とかコスパの関係で)
商品到着後はガッツリ使ってみて、またレビューしたいと思いますので、興味がある人はお楽しみに!
カラバリの赤とかが2015年2月24日発売なので、僕のレビューを見て、良さそうならばこの辺りを検討してみてはいかがでしょうか。
manfrotto コンパクト三脚 Befree アルミニウム三脚4段 ボール雲台キット レッド MKBFRA4R-BH
追記:
コンパクト三脚 Befree購入しましたのでブログで紹介しています。
縮長なんと40cmのトラベル三脚!Manfrotto製コンパクト三脚 Befree「MKBFRA4-BH」を買ったぞ! | むねさだブログ