写真を撮るのが大好きなむねさだ(@mu_ne3)です。
先月、こういうイベントに参加してきました。
【大宮盆栽×タムロン】大宮盆栽美術館で盆栽撮影にチャレンジ!ブロガーイベントに参加してきたぞ! | むねさだブログ
盆栽美術館という場所で、タムロンの良いレンズを借り、プロの写真家の方を講師にお呼びして写真の撮り方を教えてもらえるという素敵なイベント。
・【大宮盆栽×タムロン】大宮盆栽美術館で盆栽撮影にチャレンジ!ブロガーイベントに参加してきたぞ!
・【盆栽の美しさに衝撃!】大宮にある盆栽美術館で盆栽の魅力を感じてきたぞ! #盆栽フォト
今回は、その中でプロの写真家の先生に教わった事を中心にご紹介したいと思います。
写真家「福田健太郎」さんのレクチャー
プロの写真家である福田健太郎さんが今回の講師。
自然の風景を撮影するプロカメラマンでいくつか書籍も出されている方です。
まずは、カメラの構え方や撮り方などを教わります。
福田先生からのコメントで大切だと思った言葉をいくつか紹介したいと思います。
じっくり観察して、Bestな位置から撮ることが大切
被写体を見た時に、どの角度から撮れば一番良く写るかを見極めることが大切です。
被写体との角度や距離次第で全然違うものに写ってしまいます。
自分が撮りたい、魅力的だと思うものを撮れば良い
考えすぎて、写真が撮れなくなる人もいるかもしれませんが、何より大切なのがこれだと思います。
正解とか考えてたら撮れなくなっちゃいますもんね。まずは楽しみながら魅力的だと思うものを撮りましょう。
慣れてくると被写体を見た時に「設定値」が見えてくる!
先生くらいになると、被写体を見た時に、頭の中にピーンと設定値が浮かぶそうです。
後は、その設定にしてシャッターを押せば良いそうですが、そこまでなるには相当の経験が必要だと言われていました。
「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」のバランスを見極めることが大切
上記の話に近いのですが、この3つを設定することによって画面全体の明るさとボケを調整できるんです。
絞りの値を小さくすれば被写体の奥や手前がボケて、値を大きくすれば奥まである程度見えてくるようになります。
その他カメラの設定について
・絞り優先モードを多用する
・ISO感度はオートにしている
・近寄って撮れば奥がぼけやすい&遠くを撮ればボケにくい
・角度を変えると、背景が変わるので何をいれるか
・ホワイトバランス、オートや太陽光で良いが、雰囲気や世界観で変えて良い
この辺りを意識しながら、この後の撮影にのぞみました!
レンズはタムロンのレンズ2本!
今回はタムロンさんからレンズを2本貸して頂いての撮影。
貸していただいたのはこちらのレンズ。
【高倍率ズームレンズ】
TAMRON AF28-300mm F3.5-6.3 XR Di VC(キャノン用)
【単焦点マクロレンズ】
TAMRON SP 90mm F2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(キャノン用)
特に多様したのは、単焦点マクロレンズ。かなり寄った写真が撮れるので欲しくなったレンズです。
これを各自自分のカメラに装着して、撮影に挑みます。
福田先生と一緒に、盆栽美術館を回りながら撮影のコツ等を聞きつつ各自が思い思いの写真を撮ります。
盆栽美術館でしたが、その庭に生えている小さな花をマクロレンズでみんなで撮りまくります。
わかりますかね?この撮影している植物に、小さな小さな花が咲いているのですが、
これが、マクロレンズを使うとこんなに寄れるんです。
トリミング等一切無くてこれですよ。
各自の写真に対して福田先生の講評
何とも贅沢なのですが、この日に撮影した写真を各自5枚ずつ提出。
それに対して、福田先生が1枚1枚構図やボケや色味など講評してくださいました!
ってことで、私が提出した5枚の写真を、先生の評価とともにご紹介したいと思います。
①うず潮のシャリ
前回の記事で紹介した、うず潮という銘の盆栽。
この白くなった部分「シャリ」を中心に見せつつ手前と奥に葉の緑をぼかしながら入れた写真です。
【福田先生のコメント】
この右下と左上に入った葉のバランスが良い。
②力強いシャリ
動物の牙のような力強いシャリを、下から見上げるような構図で写した写真。
【福田先生のコメント】
見上げる力強さ、動物の様な骨の不思議さがしっかり出ていて良い。
ただし、左下に人物が映り込んでいるのが惜しい。これは無い方が良い。
③水の流れ
小さな滝の様な水が流れる場所があったのでそれに対して、シャッタースピードを出来るだけ高めて撮影した写真です。
【福田先生のコメント】
おっと!えっと写真長くやってる方ですか?こういうの良いですね。
目では見えないこの瞬間を、シャッタースピードを高めて撮ってるですよね。
涼しげな感じが出て良い。ただし、もう少し寄っても良かった。
④直線的なシャリ
マクロレンズならではの、被写体にかなり近くに寄った写真。
【福田先生のコメント】
この力強い直線が良い。良さが出てる。ただし、もっと寄って左右の部分を切っても良かった。
⑤木漏れ日の中の盆栽
盆栽の白い部分のシャリに日差しの木漏れ日が当たっているところを写した写真。
【福田先生のコメント】
コントラストが良い!
ただし、後ろの背景に写っている瓦屋根の位置が悪い。
見せたいシャリの部分にこの水平な瓦屋根がぶつかっていて勿体ない。
これをもう少し上にずらすとより良い。
わんぱくブロガー的まとめ
基本褒めて頂く方向でのコメントが多かったですが、プロの写真家の方に、自分が撮影した写真について1枚1枚しっかりと講評して頂けるなんてとてもありがたい体験でした。
盆栽は、人物や料理の写真とは違って、じっくりと観察してベストな撮影位置や構図や設定を考えながら撮れる楽しさがありとても勉強になりました。
あ、沢山写真を撮影させてもらった盆栽美術館ですが、普段は撮影禁止の場所も多いのでご注意を。
今回は取材扱いでしたので自由に撮影させてもらいました。
◆さいたま市大宮盆栽美術館
http://www.bonsai-art-museum.jp/
◆TAMRON
http://www.tamron.co.jp/
◆写真家(講師): 福田健太郎
http://members.jcom.home.ne.jp/fk-photo/
◆社団法人さいたま観光国際協会
http://stib.jp/