カメラで写真を撮ることが大好きなむねさだ(@mu_ne3)です。
先日、エアロプレインののりおさんに誘われて、こんなイベントに参加してきました。
その名も、「大宮盆栽×タムロン」大宮盆栽美術館で盆栽撮影にチャレンジ!ブロガーイベント。
「大宮盆栽×タムロン」大宮盆栽美術館で盆栽撮影にチャレンジ!ブロガーイベントを開催します!-さいたま市-
何とも渋いイベント!
盆栽美術館という場所で、タムロンの良いレンズを借り、プロの写真家の方を講師にお呼びして写真の撮り方を教えてもらえるなんて、これは行くしかないでしょ!ということで平日の昼間の開催ですが参加してまいりました。
1日中行われたイベントで内容盛りだくさんなので、まずは盆栽美術館の方から教わった盆栽の見方と私が感じた盆栽の魅力についてご紹介したいと思います。
(※盆栽の写真は今回特別に許可をいただいて撮影したものを含みます)
イベントの概要
イベントは、埼玉在住のブロガー、エアロプレインののりおさんがさいたま観光国際協会の方にイベント開催について相談したところから始まります。
- さいたまの魅力をもっと発信していこうとする、「さいたま観光国際協会」
- 盆栽の魅力をより広めたい「盆栽美術館」
- さいたま市に本社をかまえるレンズメーカー「タムロン」
- 撮影技術を学びたい「ブロガー」
それぞれがメリットを感じられるイベントとして企画、開催されました。
当然、私はブロガー枠として参加。
あ、ちなみに特に報酬というものは頂いていません。
川崎から大宮までの交通費も自腹です。
お昼にはお弁当を出していただきましたが、私としては何よりプロの写真家の方に撮影のポイントをレクチャーしてもらえて、タムロンさんの新しいレンズを試せて、全く知らない分野である盆栽について知る機会を頂けただけ有難いです。
場所は、さいたま市大宮盆栽美術館
今回訪れたのは、埼玉県さいたま市にある大宮盆栽美術館。通称、「ぼんび」。
さいたま市大宮盆栽美術館
大宮駅から2駅隣の土呂駅から徒歩5分の場所にあります。
歩いていく途中には、こんな感じの表示があり、町全体が盆栽を盛り上げているのが分かります。
というか、町の名前自体が盆栽町という名前の町があるんですね。すごい!
盆栽美術館に到着すると、まずは会議室へ。
席に座ると、各自の前には、一眼レフのレンズが置いてありました。
なんと、今日はタムロンさんから2本のレンズを貸していただけることになっているんです。これは嬉しい。
貸していただいたのはこちらのレンズ。
【高倍率ズームレンズ】
TAMRON AF28-300mm F3.5-6.3 XR Di VC(キャノン用)
【単焦点マクロレンズ】
TAMRON SP 90mm F2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(キャノン用)
どちらも、私が使っているCanonのEOS 6Dで使えるレンズです。
純正のレンズでまだ2本しかレンズを持っていないので、他のレンズを試せるのがとても楽しみです。
盆栽の見かた
まずは、盆栽美術館の方から、盆栽の見かたのレクチャーを受けます。
盆栽の正面を見極める
盆栽には、見る向きがあるそうで、それを見極める方法を始めに教わりました。
例えばこの盆栽の写真。こちらと、
こちら。
同じ盆栽を正面からと裏側から撮影した写真ですが、どちらが盆栽の正面だかわかりますか?
正解は1枚目の方が正面です。
盆栽は、幹の部分がいわゆる「顔や体」にあたり、枝が「手」に例えられます。
1枚目の方が、葉や枝が幹を隠しておらず、どっしりと構えて両手を広げて構えているように見えます。
2枚目の写真は葉の数も少なく、幹を隠しているので、正面に比べるとかっこ悪いですよね。
また、葉っぱの付き方的に正面に少し傾いている(頭を少しだけ下げて会釈をしている感じ)のだそうです。これでたいてい正面が分かるようになります。
後は、鉢の形状からして、長方形の鉢の場合ほとんどが、長辺のどちらかが正面になるそうです。
盆栽は突っ立って見てはダメ
盆栽の正面が分かったら、次は下から見上げてみましょう。
盆栽は、正面から突っ立って見るだけではダメなんです。
下から見上げることで、木の姿・形が見えてきます。
自分が小人になって大樹を見上げているような、そんな楽しみ方をするのが盆栽の楽しみ方の1つだそうです。
凝縮の美、縮小の美を感じられるのが盆栽の魅力なんです。
早速、撮影開始!
盆栽の見かたをカンタンにレクチャーを受けると、実際に美術館を回って写真を撮っていきます。
早速借りているタムロンのレンズを装着して各自思い思いに撮影をしていきます。
ズームレンズを装着する人、マクロレンズを装着する人と、様々です。
私は、場面場面で撮りたい被写体でレンズを付替えて撮影しました。
盆栽を楽しむ
もちろん、撮影しながら美術館の盆栽を楽しんでいきます。
こんな感じで、盆栽が飾られていますが、普段は撮影禁止だそうです。今回は取材扱いで特別に写真撮り放題!有難いことです。
盆栽だけ見ても、ちょっとどこがどのように良いのかまだわからない…。という人の為に、隣に解説用のプレートが置いてあります。
詳しく、どこがどのように良いのか、を解説してあるので、盆栽を見てまずは自分で良さを感じて、次にこのプレートを見て、自分の見ていたポイントと解説文の違いを楽しむのも面白いと思います。
盆栽というと、「木」というイメージですが、こういう木ではない植物も盆栽として展示されています。
床の間に飾って、掛け軸と合わせて展示されている盆栽も。
なんとなく盆栽というと左右非対称の曲線を楽しむものというイメージでしたがこういうまっすぐな幹の盆栽もあります。
これを直幹(ちょっかん)の盆栽というそうです。
家の中に飾る時は、こんな感じで室内の床の間に飾るそうです。
卒業式の時の校長先生の隣にありそうなイメージですね。
随時撮影レクチャー
この後詳しくレクチャーを受けますが、プロの写真家である福田健太郎さんから随時撮影に関するレクチャーを受けられたのもこのイベントの特徴。
ここは、こういう視点で撮ると良い、私ならこう撮る、といった感じで盆栽を見ながら随時教えてもらえました。
この盆栽美術館、室内だけではなく、こんな感じで野外にも何点もの盆栽が展示してあります。
野外に展示してある盆栽は、よりダイナミックなものが多く見どころ満載でした。
林をそのままミニチュアにしたような寄せ植え。
バリバリと真ん中から2つに割れてしまったような、松の木。
そして、いかにも凄そうなザ・盆栽的な形状の立派な盆栽。
まるで、龍のような形をしていてとても複雑で見ていて飽きない盆栽です。
中でも、私が気に入った盆栽がこちら。
わかりますかね?
木の一部が枯れて白くなっていて、そこがうねって、何とも言えない不思議な形状になっています。
こういう白い部分を、シャリ(舎利)と呼ぶそうです。
このシャリにかなり魅せられました…。
そうそう。この大宮盆栽美術館がオリジナルで作ったサイダー、「盆栽だー」も頂きました。
こういうダジャレ的な商品を作ってしまう美術館にとても愛着がわきます。
わんぱくブロガー的まとめ
本当はもっともっと盆栽の魅力や、プロの写真家の先生に教わった撮影のコツ、タムロンのマクロレンズの楽しさなど伝えたいことがいっぱいですが、まずは盆栽美術館と盆栽の見かたなどの紹介でこれだけのボリュームになってしまいました。
ってことで、それらは別途後日改めて記事にまとめたいと思います。
いやー、盆栽って「おじいちゃんの趣味」って感じのイメージでしたが若い我々が見ても見ていて飽きない奥深さを感じることが出来、楽しめました。
美術館なので普段は写真撮影は禁止ですが、もし興味があれば盆栽美術館に足を運んでみてはいかがでしょうか?
◆さいたま市大宮盆栽美術館
http://www.bonsai-art-museum.jp/
◆TAMRON
http://www.tamron.co.jp/
◆写真家(講師): 福田健太郎
http://members.jcom.home.ne.jp/fk-photo/
◆社団法人さいたま観光国際協会
http://stib.jp/