ちょっとした旅行や子どもの日常だけでなく、さまざまなシーンで活躍する「ジンバル搭載カメラ」。
トヨタイムズなんかでも使われていて、気になっている人も多いんじゃないでしょうか。
そんな人も、すでに持っている人も、かなり気になる製品がクラウドファンディングに登場しているので紹介したいと思います。
カメラ部分が外せるジンバルカメラ!Feiyu Pocket3
という事で紹介するのは、FeiyuTech(フェイユーテック)というジンバルで有名なメーカーが手がける、ジンバル付きカメラ「Feiyu Pocket3」。
2023年3月10日正午から、クラウドファンディングに登場しています。
「Feiyu Pocket 3」は、FeiyuTechの3世代目となるジンバル搭載カメラ。
第2世代についても当ブログでレビューしていたので見たことがある、知ってる、という人もいるかと思います。
2では、ストレートタイプの「Feiyu Pocket 2」と、ケーブル付きでジンバル部分が外せる「Feiyu Pocket 2S」の2タイプが発売されていました。
私、DJI Osmo Pocketも持っていますが、ここ1年近くこのFeiyu Pocket 2を使っておりました。
今回発表された、Feiyu Pocket 3は、Feiyu Pocket 2Sをベースに「ワイヤレス」でジンバルカメラ部分が外せるカメラに進化したイメージですね。
今回なんと、このFeiyu Pocket 3をメーカーさんから一足お先にご提供頂きレビューすることができましたのでご紹介していきたいと思います。
Feiyu Pocket 3を開封!
今回ご提供頂いたのは、発売前のものであり、最終的なモデルでは一部仕様や梱包物が変更になる可能性があることはご了承ください。
まずは、箱から。
ご提供頂いたのは、標準セットとなる「スマートリモコン」と「カメラヘッド」のセット。
とりあえず両方箱をあけてみます。
左側がスマートリモコン(ハンドル)の中身。右側がカメラヘッドの中身になります。
それぞれに充電用のUSB Type-Cケーブルと、収納袋がついてきます。
スマートリモコンの外観チェック
スマートリモコンは、いわゆるハンドル部分。
タッチパネル式の画面と、操作系のボタンやジョグが付いています。
左右はかなりスッキリした見た目。電源ボタンが向かって右側にあります。
反対側には、充電用のUSB Type-C端子があります。
上部の蓋をスライドさせて外すと、カメラヘッドとの接続端子(USB Type-C)が出てきます。
底面には通常の三脚ネジが入る穴が空いています。
自撮り棒とか三脚に固定して使えるのは良いですね。ストラップが付けられる穴もあるのも好印象。
カメラヘッドの外観チェック
ジンバル付きカメラという意味ではこちらが本体。
上の写真は、ミニ三脚や、ミニ三脚に固定する用のプレートを装着している状態です。
ちょっとした手持ちのハンドルとしても使えますし、開けば三脚として置けるようになっています。
ジンバルカメラ部分を守るケースも付属。
ただ、装着がちょっと手間だし、かさばるので、ちょっとした外出時には私はこれを付けずに出かけることもあります。遠地への旅行とかバッグに適当に放り込んでおきたい人はこれを装着しましょう。
ヘルメットやショルダーなどに装着する用のベルトもついています。
長さ違いで2パターン。
三脚部分はネジで取り外せます。
さらに、この三脚穴付きのプレートも取り外せて、その状態でスマートリモコンに装着できるようになります。
2つを組み合わせるとこんな感じです。
この状態で電源をONにすることでペアリングされ、この後は外したり別々に電源をONにしてもペアリングされたままになる簡単仕様です。
スマホアプリとも、アプリを起動して画面の説明に従うとペアリングまでできるので特に悩まないと思います。
実際に使ってみた!
実際に公園などに持ち出して撮影をしてみました。
当然、このまま一般的なジンバル付きカメラとしても撮影可能です。
手持ちで持って普通に歩いています。
ちなみに、4倍ズームまで可能となっていますが、デジタルズームですので画像も荒くなりますし、個人的にはあまり使うことはないしオススメもしません。
ズーム機能はあくまでも、ちょっとした画角調整くらいで使うのが良いかと思います。
カメラヘッドを外した撮影が面白い!
Feiyu Pocket 3の特徴とも言える、カメラヘッドを外しての撮影がかなり便利で面白いです。
カメラヘッド部分の下部は強力なマグネットになっており、鉄でできた遊具や壁などにバチンとくっつくので色々な場所に設置できます。
この藤棚の上の枠も鉄だったので取付けられました。
当然、この状態でもスマートリモコンからジンバルの操作が可能。
ちょっとした監視カメラ気分でぐるりと周囲を確認することができます。
公園の街灯の支柱部分も鉄だったので取付けられました。
ちょっとした俯瞰撮影が可能になる&好きな場所にカメラを向けられるのはこのFeiyu Pocket 3ならではですね。
滑り台の枠部分も鉄なので、カメラヘッドを取付けられます。
不安定な場所でも、マグネットで付くので、落ちる心配がないのがありがたいです。
実際に撮影したのものがこちら。
私の手元の説明書が英語だったのでトラッキング機能があることに気がついておらず、試せてないのが悔やまれます。(マクアケでの商品が到着する人には日本語の説明書が付きます)
鉄以外の場所にカメラを設置したい場合はベルトで固定を!
逆に、こんな感じで木の上にポンっと乗せるのは少し不安がありました。
カメラ部を操作すると重心も変わるでしょうから、それによって落下する可能性もありえます。もちろん、そんな場合でも付属のベルトを使えば安心です。
ちなみに、自動車の天井やボンネットも鉄なので物理的には取り付けは可能ですが、道路交通法の外部突起規則に引っ掛かる可能性があるのでご注意ください。
自転車に取付けて走行してみた
自転車は一般的にアルミフレームが多いため、そのままだと案外取付けられる場所は少ないかもしれません。
素直に付属のベルトで固定するのがベストかと思いますが、私はこちらのLEDライトのパーツが鉄だったのでそこに取付けて走行してみました。
走行中の自分の様子や、進路の正面の撮影などに良さそうです。
いいな、と思ったのが、ハンドルにカメラを取付けた場合、一般的にはハンドルを左右に動かすとカメラが左右に振られるわけですが、ジンバル内蔵なのでカメラがずっと正面を向いてくれるので、動画が左右にブレないんですよね。
この辺りはとても良いな、と思ったので次はしっかりとベルトで固定して撮影したいと思います。
他にも、美容室で髪を切ってもらう際にも撮影してみました。(美容室の許可は取得済み)
通常に約18分撮影したものを、編集ソフトを使って、タイムラプス風(30倍)にしています。
もちろん、カメラ単体でもタイムラプス撮影可能です。
わんぱくブロガー的まとめ
という事で紹介しましたFeiyu Techの世界初、カメラが取り外せるジンバルカメラ「Feiyu Pocket 3」。
短時間でのレビューのため全ての機能は試せてませんが、通常のジンバルカメラとしても使えつつ、サッと外してさまざまな角度から自由に動かしつつ撮影ができるのは最高だな!と感じてます。
スマホからもアプリ経由で操作できるので、割り切ってカメラヘッド部分のみ購入して使う方法もありえるのかもしれませんが、スマートリモコンがあったほうがより使い勝手が高いですし何よりペアリングなどお手軽に使えるので、せっかくならばこの2つはセットで購入するのが良いかと思います。
クラウドファンディングでもかなり人気のようですので、お得なプランがあるうちに是非とも申し込みするのをオススメします!