先日、山梨県の富士山のふもとに観光に行きまして。
その際に立ち寄った、国の天然記念物である「富岳風穴」についてご紹介したいと思います。
11月初旬に行ったのですが、氷柱が見えたり、歴史的にも勉強になったりして、行ってよかった観光地です。
国の天然記念物「富岳風穴」
ということで行ってきましたのは、山梨県南都留郡富士河口湖町にある「富岳風穴」。
国の天然記念物に指定されている洞窟になります。
この富岳風穴は、青木ヶ原樹海の豊かな緑に囲まれた場所(というか、樹海の地下)にあり、駐車場から青木ヶ原樹海を歩いて洞窟に入ることになります。
この、道中の青木ヶ原樹海もなんとも不思議な森で、ここだけでもワクワクしてしまいます。
風穴自体は、階段を降りるとあとは基本横穴になっており、ある程度進むと行き止まりになるため、そこで折り返してくるルートで観光します。
それでは、実際に富岳風穴に入ってみましょう!
あ、受付で入場料(大人1人350円)を支払う必要があります。
平均気温3度の天然の冷蔵庫「富岳風穴」!
それでは、階段を降りて、風穴の中に入ってみましょう!
最初に、少し急な階段(65段)を降りていくことになります。
階段を降り切れば、あとは緩やかな傾斜の洞窟内を歩いて探索することになります。
一番天井が低い場所で120cmです。少し屈んで歩く感じでしょうか。
基本1本道のルートなので迷子になることはありません。
またルート内には照明があるので暗くて困るということもありません。
しばらく歩くと、氷の池という場所に着きます。
昭和初期まで、ここの氷が関東一円に出荷されていたそうです。
11月初旬、つまり夏の終わりで一番氷の少ない時期に行ったのですが、それでも氷の塊がドカンと残っていました。
もちろん内部はかなり涼しく、平均気温3度らしくこの日は1度位だったんじゃないでしょうかね。
富岳風穴 天然冷蔵庫
そして、一番奥までいくと、「富岳風穴 天然冷蔵庫」という看板がありました。
天然の冷蔵庫と呼ばれるほど冷たいこの場所に、「蚕(かいこ)の卵」を保管することで、1年に1〜2回しか孵化させられない蚕を、年に3〜4回も孵化させることを可能として絹の生産を飛躍的に高めたんだそうです。
擬似的に冬を経験させるってことですよね。すごいなぁ!
その他、種子などの保管にもつかわれていたそうです。
この一番奥はかなり広く、フォトスポットにもなってました。
といっても、観光客はまばらなので、タイミング良ければ貸切のように使えるかもしれません。
もちろんハイシーズンだと人がいっぱいになる可能性もあるかと思います。
天井からは水が滴り落ちていて、子どもは嬉しそうに受け止めていましたが、当然寒いので手が冷たくなりますよ…。
一部には氷柱も見れる場所がある!
帰り道は、行きと同じルートですが、通路としては分けてあるので、混雑していても困ることはないかと思います。
帰り道には、一部に氷柱が見られる場所もあり、ちょっと感激。
高さ的には1m無いくらいでしたが、ベストシーズン(2〜6月ごろ)だともっと立派なんでしょうねぇ!
にしても、最初にこの風穴に入ろうとした人の勇気がすごいですね…。
これが、崩れずにずっと存在し続けているのもすごいと感じました。
道中の樹海の力強さにも圧倒させられる、「富岳風穴」でした。
わんぱくブロガー的まとめ
ということで紹介しました、国の天然記念物にもなっている「富岳風穴」。
この近所には、同じような天然の冷蔵庫として使われていた「鳴沢氷穴」という場所もあるので、そちらとセットで観光するのが良いかと思います。
そちらもブログで紹介していますので、是非合わせてご覧ください。