電気自動車購入時に、政府から補助金が出るなど、電気自動車化への流れが来ていますよね。
ただこの電気自動車、CO2排出を減らすと言うメリットだけじゃないこと、ご存知でしょうか?
この度、日産主催のブロガー・メディア向けの電気自動車の試乗イベントに参加して来ましたのでご紹介したいと思います。
体感!電気で走る日産のクルマ イベント
と言うことで行ってきたのは、神奈川県横須賀市にある「日産 GRANDRIVE (グランドライブ)」というテストコース付きの施設。
まずは、試乗前に日産の電気自動車について、座学にて学んでいきます。
まず、皆さんはどのくらい電気自動車って普及してきていると思いますか?
電気自動車およびハイブリット車の販売推移として、上記右側のグラフで言うと販売台数としてはトヨタがダントツですが、販売比率で言うと日産がすでに8割近く達成していることがわかります。
とは言え上記は、ハイブリット車も含む状態。
バッテリーに蓄電して電気で走る「Zero Emission」や、エンジンで発電して電気で走る「e-Power」を発売している日産としては、今後それら「電気で走るクルマ」の比率を増やしていく計画になっています。
この「e-Power」についてもう少し見ていきましょう。
下記の3つのクルマの違いを図にしたもの。e-Powerが一般のガソリン車から発展したハイブリット車とは作りが違うことがわかるでしょうか?
一般のハイブリット車は、エンジンの補助的な機能としてモーターを搭載していたりしますが、e-Powerは、発電機としてエンジンを搭載し、走りの部分は100%モーター駆動。
そう言う意味で、電気自動車と共通部分も多く、効率的に開発・製造することができるんです。
電気で走るクルマの走りの虜にしたい!
ここで、改めて日産の電動化のモチベーションは何か?と言う説明に入っていきます。
当然、1つは地球に優しく、というカーボンニュートラルを実現するため。
そして、2つ目には、「電気の走りの虜にしたい」と言う思いがあるんです。
これ、実際に乗ったことがある人じゃ無いとわかりにくいと思うのですが、エンジン駆動ではなくモーター駆動になることで、かなり走りが違うんですよ!
このモーター駆動車について、4つの体感してほしいことがこちら。
①どんなシーンでも素早く力強くスムーズな加速感
1つ目は、モーター駆動ならではの素早く力強くスムーズな加速感を得られること。
イメージして欲しいのは、坂道だったり高速道路の合流地点で踏み込んだ時。
エンジン駆動車だと、ブォォォォっとモーターが大きくうなって、少し時間差で車が加速していくと思いますが、モーター駆動車だと、ここがダイレクトにしかも素早く加速してくれるんです。
この、力強く滑らかな加速、と言う部分。日産はかなりこだわりを持って開発しており、なんと1万分の1秒の超ハイペースでモーターの電流をコントロールして、滑らかな加速感と言うのを実現しているんだそうです。
上記のグラフを見ても、日産のEV/e-Powerは加速が速いだけでなく、グラフのブレも少ないのがわかるかと思います。
②アクセルペダルで減速もできる快適さと安心感
2つ目は、アクセルペダルだけで加速も減速もできる快適さと安心感。
e-ペダルと呼ばれるもので、遊園地のゴーカートのように、アクセルを踏むと加速し緩めると減速するため、足をアクセルとブレーキ間で行ったり来たりさせる必要がなく、慣れるとかなり運転が楽になります。
③いつもの運転も喜びに変えるe-4ORCE
3つ目は、モーターを2つ使うことで実現している「走る・曲がる・止まる」性能を飛躍的に向上し、4WDの価値を大きく転換するテクノロジー「e-4ORCE」のこと。
これまでの4WDは主に未舗装路や雪道で本領を発揮するものでしたが、このe-4ORCEは前後で細かな制御を行うことで、ブレーキングやハンドリングが良くなり、高級セダンのような乗り心地を実現してくれています。
さらに詳しく見ていくと、通常の4WDはシャフトで連結しているだけなんですが、e-4ORCEは完全に別駆動で前後にそれぞれ高出力モーターを持っています。
それら前後のモーターを、微妙に出力を使い分けることでフラットな減速を実現しているんです。
アクセルを話した時にグワンッと頭が揺れるあの感じが軽減されるということですね。
車酔いしやすい家族がいる、と言う場合には是非とも選びたい機能です。
④クラスを超えた圧倒的な静粛性
最後は圧倒的な静粛性。
これはもう言わずもがなでしょうが、モーター駆動なのでかなり静か。車内での会話のしやすさも向上します。
ということで、これらの説明を聞いているだけで、もう、私も現行の車(ガソリン車のセレナ)を買い替えたくなってしまいます…。
わんぱくブロガー的まとめ
さて、それではついに試乗!と言うタイミングですが、前半の座学的な説明をまとめるところまででかなりのボリュームになってしまったので、実際の試乗についての記事は後半として別記事にさせていただきます。
実際に試乗することで、「え!?こんなにも進化してるの?」とか「軽自動車の電気自動車ってアリじゃん!」という驚きが多くありましたので、改めてご紹介したいと思います。
続き、書きました。