先日、10日間のチェコ取材ツアーに参加してきました、むねさだ(@mu_ne3)です。
基本的にはギッシリと行程が詰め込まれていたツアーだったのですが、今回は珍しくランチ・ディナーがフリータイムな(自分で自由に選べる)都市でした。
現地でGoogleMapで検索しつつお店を探したりなどしましたのでご紹介したいと思います。
ブルノ郊外にあるイェルコビッチ博物館
ということで行ってきましたのは、プラハに次ぐチェコ第二の都市「Brno(ブルノ)」。
まずはツアーとして、ブルノの郊外にある「Jurkovic Villa」の見学。
1906年に、建築家のイェルコビッチが自分のために建てた建物で、現在は博物館として公開されています。
当時から一番カラフルな家で話題だったこの建物は、当時としてはとてもモダンなスタイルの庭も併設しています。
ちなみに、イェルコビッチがウィーンで建築を勉強していた時の先生が日本建築に詳しい先生だったので、その影響を大きく受けているそうです。
この辺りの作りが、なんとなく日本っぽいですよね。
建物の中には、彼の関わった建築の模型や写真。
制作した家具などの展示も行われていました。
時代の変化と共に、民族様式からアールヌーボー調、モダニストへと作風が変化していく様がわかると思います。
この辺りは私も大学で美術史を習って来たので、そういえば聞いたことがあるな…というようなキーワードがチラホラ出てきていました。
こういう海外で実際の建築に触れた後なら、大学時代にもっとまじめに講義を受けただろうなぁ…なんて思いながら作品を見て回りました。
ブルノのアイリッシュパブでランチ
さて、そこから車に乗ってブルノの市街地へと移動。
ここで1時間のフリータイムでランチを取ることに。
時間もないので良い感じのパブに入ってみました。
夜はにぎわいそうなお店ですが、ランチタイムは良い感じに空いていて雰囲気も良い感じです。
ビールを飲みつつ、リゾットとハンバーガーを注文して、友人とシェア。
ボリュームはありましたが、久々のお米料理と美味しいハンバーガーだったのでぺろりと完食。
サッと入ったにしては良い感じのお店で良かったです。
ブルノ市街を巡る
ここからブルノ市街を観光して回ります。
まずは、先ほどのアイリッシュパブのすぐ近くにある、聖ヤコブ教会。
最盛期のゴシック様式にダイナミックなバロック様式が加わった珍しい建物。天井の高さは11mもあります。
2011年に改修工事中に、周りの地下から大量の骨が出てきたため、この教会の周りが元々お墓だということがわかったんだそうです。
その見つかった骨の数…、なんと6万人分…!
そんな出土した骨を集めて、地下に納骨堂が作られていました。
内部には、本物の頭蓋骨や骨が多く飾ってありますが写真は控えておきますね…。
アート作品とともに頭蓋骨が飾ってあり、礼拝堂の壁一面に並べられている様子は、なんとも厳かな雰囲気を感じました。
詳しくはこちらのサイトに写真と共に紹介されていますので興味がある人はご覧ください。
こちらは、Mahen Theatre(マーヘン劇場)というバレエの劇場。
なんと、1911年にヨーロッパで初めて電球が付いた劇場なんです。
その電球を作ったのは、そう。あのトーマス・アルバ・エジソン。
彼のオリジナルの配線設備の一部が、今も劇場に残っているそうですよ。
そんなわけで、劇場前にはこんな電球のオブジェが置かれていました。
その後は、ビルの上からブルノの屋根を眺めたり。
青空市場的なところを巡ったりしました。
すれ違う人もおしゃれな人が多く、なんとなくセンスの良い街、という印象を受けました。
この後は先日ブログで紹介した、ミュシャ展を見るため美術館へ。
閉館まで美術館に居座り、お腹もすいたので友人たちとそのままディナーに行くことに。
ブルノで多国籍料理のディナーとバー
フリータイムでのディナーだったので、友人たちとふらりと入ったのは、Soul Bistroという多国籍料理店。
おしゃれな内装なんですが、出てくる料理がアジアン風なメニューが多く、チャーハンや焼うどんまで。
いや、これチャーハンじゃないですけど、なんとも不思議な創作料理…!?
焼うどんに生っぽいモヤシが乗っていたり、ちょっと面白い…!
チェコっぽい?メニューもあるので、普通に美味しく食べつつ、ちょっと日本食の要素も交えたい人にちょうど良いお店だと思います。
さて、最後にもう1軒。
せっかくならバーに行ってみよう!ということで立ち寄ったのが、který neexistujeというお店。
ブルノでは有名なバーらしく、かなりの人気ぶり。
壁一面のお酒のディスプレイがかっこ良く、ちょっと外人さんとトークしたり、楽しい夜を過ごしました。
「ヘーイ!良いカメラだね!カメラマンか何かかい?」「俺もキヤノンユーザーなんだわ」的なことを話しかけられた気がします(笑)
こういう現地でバーに行くといろんな出会いがあって面白いですよね。
わんぱくブロガー的まとめ
弾丸ツアーでしたが、その中でもフリータイムを利用してランチ・ディナー・バーと飲食店を巡ることができたブルノ。
街並みも美しく、食事も美味しい素敵な街でした。
もう街中のコーヒー屋さんがオシャレでしょう?
チェコではプラハに次ぐ都市ということで、ツアーに組み込まれることも多い為、日本からも比較的行きやすいと思いますので、参考にしてみてください。
今回のチェコツアーについて
今回のチェコ共和国に関する取材ツアーは、「チェコ政府観光局」からお声がけ頂き参加しています。
旅費・宿泊費・食費・アクティビティ費をチェコ政府観光局に負担いただいてますが、記事の内容はブロガーの主観に任されております。
当ブログのチェコに関する記事はこちらにまとめる予定です。