冬に乾燥するとすぐに喉を痛めて風邪を引く、むねさだ(@mu_ne3)です。
Dysonと言えば、羽の無い扇風機、吸引力が落ちないサイクロン掃除機など、革命的な商品を発売しているメーカーです。
そんなDysonさんの発表会にこれまでいくつも参加してきました。
新商品!ダイソンの新しいファンヒーター!AM09が75%静音化とワイドモード搭載で進化したぞ! #dysonjp | むねさだブログ
モニター募集!「Dyson 360 eye」がルンバ越え!ダイソンのロボット掃除機が360度カメラ搭載でめっちゃスゴイぞ! #dyson360eye | むねさだブログ
そして、2014年10月20日。
この日、掃除機でも扇風機でもハンドドライヤーでもない、新ジャンルの製品を発表するとの事でワクワクしながら発表会に行って来ましたのでご紹介したいと思います。
会場には多くのメディア関係者が押し寄せ、スケールの大きさを感じさせてくれます。
ワクワクしているとイベントが開始っ!
Dyson第四のジャンル「加湿器」への挑戦
これまで、ダイソンは、羽根の無い扇風機、サイクロン掃除機、ハンドドライヤーの3ジャンルの商品を発売してきました。
そして、今回の商品は第四のジャンルになる「加湿器」です!
ベースとしては、羽根の無い扇風機であるエアマルチプライヤー。
羽の無い扇風機をベースとして、ヒーター、ファン、意外にこの技術を活かせないか、と考えた所加湿器に行き着いたそうです。
これ、世の中の加湿器の問題点を解決する画期的な商品なんです。
これまでの加湿器の問題点
これまで、世の中にある多くの加湿器はバクテリアの温床となっていました。
加湿器の多くは、水を入れたまま放置する事になってしまう為、バクテリアにとって最適な環境になってしまうんです。
そして、加湿器を点けると、そのバクテリアだらけの水を部屋中へばらまいてしまう事になるんです。
例えば気化式の加湿器は、水を水蒸気にする際にスポンジフィルターを使います。
そうすると、そのスポンジは常に濡れている状態になり、バクテリアが発生してしまうんです。
そして、ユーザーは掃除しようと思っても、このスポンジは機械の内部に入っていて、掃除も容易にできないのも原因の1つなんです。
分かる…。我が家にある空気清浄機付き加湿器の水タンクを見ると水垢だらけでピンク色になってた事がありました…。
大慌てで掃除しましたが、もう見るのが怖くなっちゃいましたよ。
みなさんのお宅の加湿器…。どんな状態ですか?
くさ〜い匂い発してたり、ブヨブヨしたものが浮いてたりする人もいるんじゃないでしょうかね…。
そんなバクテリアだらけの水を使って加湿した空気を吸うというのは、バクテリアだらけの水を飲んでいるのと変わらない、と言われてゾッとしました…。
また、スポンジ式ではなく、お湯を沸かすスチーム式は他の加湿器と比べてエネルギーを多く消費する割に、ミストが限定された範囲にしか届かず、部屋の中に加湿されていない部分が残りがちになります。
これだけ問題を多く抱えている加湿器ですが、そうは言ってもやはり必要なモノだとDysonは考えたんです。
空気が乾燥すると、鼻や喉、肌までが乾燥してしまい、インフルエンザにかかりやすくなったり、アレルギーや喘息の症状がひどくなったりするからです。
「衛生的でクリーンな空気を送り出す、加湿器を作れ!」というのがジェームズ・ダイソンの指令として下り、3年の歳月と160以上のプロトタイプを経て作り上げたのが今回の商品となります。
バクテリアを99.9%除菌する加湿器 Dyson hygenic mist(ハイジェニックミスト) AM10
ということでバクテリアを99.9%除菌してから放出する加湿器として今回発表するのが、Dyson hygenic mist(ハイジェニックミスト) AM10です。
こちらのグラフが、競合他社の製品2製品と比較したグラフになります。
起動させて数十分で、測定不能なほどバクテリアを空気中に放出してしまう2機種と比べ、Dyson AM10は2時間運転してもほぼバクテリアが発生していない事が分かります。
これ、どうやっているかと言うと…。
水に対して、UV-Cライトを照射しバクテリアを死滅させる事で、99.9%の除菌率を誇るんです。
スイッチを入れると3分後に99.9%の除菌率を目標に作った所、3分よりも早い時間で99.9%を下回る性能を出せたそうです。
湿度管理もインテリジェンスに!
次に、湿度の調整の話ですが、本体に内蔵された「インテリジェントサーモスタット」によって室温と湿度を常に監視しています。
そのため、室温が低ければ湿度を上げ、室温が高まれば湿度を抑えるように作動してくれ、常に快適な状態を保つ事が出来るんです。
チープな加湿器だと、水が無くなるまで加湿し続けたりするんですが、このDyson hygenic mist(ハイジェニックミスト)はそんな事は無いんです。
1年中使えるという新提案!
これまでの加湿器は冬にのみ使う事が多かったはずです。
それが、今回のhygenic mistは加湿器として使わない場合、Dysonの羽の無い扇風機として年中使う事が出来るんです。
タイマー機能あり。風量、湿度調整(手動・オート)ありと、リモコンから操作する事が可能です。
これ、今までだと春が過ぎると加湿器をしまって代わりに扇風機を出す、秋になると加湿器を出してきて扇風機をしまう。と言った、加湿器や扇風機の一般的なサイクルで使って来たわけです。
その2つをくっつけてしまって「しまう事無く1年中どうぞ。お使いください。」っていうDysonの提案が逆転の発想というか、面白いです。
わんぱくブロガー的まとめ
99.9%のバクテリアを除菌してくれる、これまでに無い新しい加湿器となる「Dyson hygenic mist」。
羽根の無い扇風機の機構と合わせた事で、均一に部屋中を加湿してくれる加湿器でもあります。
やっぱり、小さい子どもがいる家庭だと、インフルエンザ等が怖いので加湿器は必須だと思います。
そんな家庭の加湿器…。バクテリアだらけのものを使っているとしたらどうですか…?
どうせなら、バクテリアを除菌してくれる商品を選ぶべきかな、と一父親として思いました。
そんな「Dyson hygenic mist」。発売予定日は、2014年11月6日となっています。
ちなみに、店頭参考価格は58800円…。
はい。ただの加湿器として考えると決してお安くはないのですが、Dysonの羽の無い扇風機が定価44000円。
そう考えるとプラス1万5000円程度でバクテリア除去してくれる加湿器機能がつくと思うと、そんなに割高じゃないのかな、と思います。