家電製品を購入するときは色々調べて購入したい派の、むねさだ(@mu_ne3)です。
エアコンってどういう基準でみなさん選んでますか?
省エネなどの性能?CMやブランド知名度?値段?大きさ?
我が家はエアコンが設置できる部屋には既に全てエアコンが設置されています。
とはいえ、一番古いタイプが2008年製。
あと数年以内には買い換えた方が良いでしょうし、省エネになるなら買い替えも検討したいな…と思っていたところ、ちょうど良さそうなイベントの募集を見つけたので応募。
『三菱電機・霧ヶ峰ブランド体験会』というイベントに参加してきましたのでご紹介したいと思います。
軽い気持ちで参加を決めたのですが、今季の霧ヶ峰は明らかに大きな進化を遂げていましたよっ!
家庭向けエアコンの老舗ブランド「霧ヶ峰」
三菱電機の「霧ヶ峰」。
この名前を聞いたことない人はいないんじゃないか、というほど有名なエアコンのブランドですよね。
なんと1968年に、現在主流となっているラインフローファン搭載の家庭向けエアコンを世界で初めて開発・販売したのが三菱電機の霧ヶ峰だったんです。
その後も、厚み17cmのエアコンや、人体検知センサーを搭載したエアコンを作るなど、常にエアコンの最先端を切り開いてきたブランドなんです。
エアコンを取り巻く2つの壁
そんなエアコンなんですが、近年2つの課題があったんだそうです。
それが、暑がりさん寒がりさんの共存と、既存技術の限界というもの。
我が家でもたびたび起こるのですが、たいてい男性が暑がりで女性は寒がりという場合が多いですよね。
真夏に野外から戻ってきた自分と、既に室内で体が適温に冷やされている奥さん。
「エアコンの設定はどうする!?」となってしまう事は多々あると思います。
また、もう1つの問題。
実は、エアコンの省エネ化が研究が行きついてしまって、伸び悩んでいたんです。
そんな2つの問題をクリアすべく、エアコンの設計をゼロから考え直して作られたのが今回紹介するこちらの商品!
霧ヶ峰FZシリーズ「霧ヶ峰ADVANCE」
霧ヶ峰、FZシリーズ。
霧ヶ峰ADVANCEという名前のこちら。見た目もスッキリでカッコいいんですが、中身がこれまでのエアコンと全く違うんです。
ちなみに、こちらが一般的なエアコンの構造。
ラインフローファンという、横長の大きなドラム状のファンがエアコンの中心に入っています。
今現在、家庭用の壁掛けエアコンはこのタイプが主流になっています。
50年ぶりのイノベーション!プロペラファンの開発!
それがですよっ!
今回の霧ヶ峰FZシリーズのファンはこのようになっています!
半世紀もの間改善し続けてきたラインフロー方式を捨て、ゼロから開発された全く新しい構造。
それが、パーソナルツインフローです。
これにより、室内で2人の人がいた場合、それぞれの人の体温をセンシングして、快適な温度になるように別々の風量で風を届けることができるようになったんです。
ムーブアイ極で体温をセンシング
この体温のセンシングに使っているのは、霧ヶ峰の名前と並んで有名になっている、「ムーブアイ」の最新技術。
人は、暑いと体の末端から熱を発散しようとし、寒いと末端から冷えてしまわないように血を体幹に集めるようにできているんです。
その性質を、独自に解析してくれるのがこのムーブアイ極。
これまでの4倍の解像度で分析できるようになったため、グンと精度が上がっているそうです。
左が今回のFZシリーズに搭載されているムーブアイ極。右が従来のムーブアイでの分析です。
この精度の高い分析があるからこそ、パーソナルツインフローで最適な空気を最適な人へと送り届ける事が出来るんです。
パッと見は何気ないですが、これが従来のエアコンでは1つのファンしかないので出来なかったんですよ。
パーソナルツインフローにより省エネも実現!
さらにさらに。
このパーソナルツインフローを搭載することにより、省エネ問題も解決しているんです。
まずは、モーター自体も小型化することにより、消費電力を31%改善。
そして、従来構造だとこんな感じで熱交換器を配置していた所、これも一新。
ファンが薄くなったことでより効率よく熱交換器を搭載することができるようになったんです。
その結果…。
ここ5年間で減らした消費電力と同じだけをこの1年で達成することが出来たんです。
2つの問題を一気に解決してくる辺りがすごいですよね…。
まずは最上位機種からの投入で、今後売れ行きによって色々な価格帯に広げて行くことは検討しているとのことでした。
最新技術が詰まった最上位機種FZシリーズ
ということで、FZシリーズの特徴を1枚でまとめるとこんな感じ。
快適性と省エネ性、どちらも実現したまさに三菱電機の技術の結晶という感じです。
隠さず見せたくなるエアコン「FLシリーズ」
次に、紹介が始まったのはいわゆる「デザイン家電」と呼ばれるようなスタイリッシュなエアコン、「FLシリーズ」です。
インテリアにマッチするようなエアコン、がコンセプト。
おしゃれなリビングのエアコンは格子の中に隠してます。なんてお宅もちらほら耳にします。
この状態を何とかしたい!
家具に気を使っている人でも見える位置に設置したくなるような、「デザイン家電」を作りたいという事で考えられたのが、こちらのコンセプトモデル。
このコンセプトモデルのデザインのまま、絶対に商品化を!とデザイナーも技術者も1つになって開発をしてきた結果、完成したのが今回のFLシリーズ。
↓これが製品版のFLシリーズです。コンセプトモデルとの差がほとんど無いっ!
特にすごいのが、表面の質感!
通常のエアコンではありえなかった、めちゃくちゃ手のこった塗装になっています。
表面にアクリル塗装、裏側からヘアライン塗装を行うことで、この高級感を実現しているんです。
白もカッコいいですし、これを見るとうちのエアコンの表面が安っぽいプラスチックに見えて何とも残念な気持ちになります…。
リモコンも同じ塗装で合わせてますし、こだわってますね。
個人的には消費電力よりもこういう見た目を気にしちゃう方なので、このFLシリーズが気になります!
職人が解体する「エアコン解体ショー」
イベントの後半に行われたのは、実際に霧ヶ峰の開発に関わっていた職人さんの手による、「エアコン解体ショー」。
ユニットがどんな工夫や苦労で小型化して行ったのか、などを説明しながらの解体。
これを聞いていると、「あぁ…この人たちはまさにわが子のようにこのエアコンを愛しているし、生み出すのに血のにじむような努力をしてきたんだなぁ」という思いがヒシヒシと伝わってきました。
最後は、この解体したFZシリーズを見ながらの質問タイム。
色々と細かい質問をしても、それに対してしっかりと説明をされていたのが印象的でした。
わんぱくブロガー的まとめ
いや~。正直「エアコンのモデルチェンジの話を聞いてもブログで紹介できるほどなんだろうか?」と不安に思いながらイベントに参加したのですが、紹介したいことだらけなほど、大きな進化を遂げた霧ヶ峰の話が聞けたと思います。
この「パーソナルツインフロー」、まずはFZシリーズからの搭載ですが、あと数年経つとこのタイプのエアコンが主流になっている、という事もありえるかもしれませんね。
また、性能もキープしつつデザイン家電作りへの挑戦をしているFLシリーズも個人的には気になります。
次のエアコン買い換えタイミングでは、リビングのエアコンはこのFLシリーズが候補に挙がって来ると思います!
あ、ちなみに会場で配られたお弁当…。
こちらも気合入りまくりで、パーソナルツインフローをモチーフにしたオリジナルのお弁当だそうです。す、すげぇえw
細部までこだわり抜いたイベントで、今回のFZシリーズとFLシリーズにかける想いが伝わってくるイベントでした。