日本酒が大好きな、むねさだ(@mu_ne3)です。
日本酒を毎月1本、厳選してお届けしてくれる「SAKELIFE」というサービスのブログモニターを3ヶ月体験させてもらっていました。
毎月オススメの日本酒が送られてくる「SAKELIFE」が新しい日本酒と出会えて良い感じだぞ!! | むねさだブログ
毎月3000円を支払う事で、お酒のプロが全国から選び抜いたお酒が、月に1本送られてくるというこのサービス。
その際紹介した、「天狗舞 石蔵仕込 山廃純米 平成25年醸造」。
【SAKELIFE】今月のお酒は冷やからぬる燗まで楽しめる「天狗舞 石蔵仕込 山廃純米」だぞ! | むねさだブログ
こちらは温めて飲んでもおいしいお酒だそうです。
SAKELIFEさんからお燗して飲むための「燗付け器」も送って頂けたため試してみることにしました。
普段、日本酒は冷やして飲むことしかしないので、ちょっと不思議な感じです。
熱燗は実は温度の名前!
日本酒を温める=お燗につけるとき、熱燗などと言いますが、実は「熱燗」は温度の名前なのを知っていましたか?
私は恥ずかしながら、「お酒を温めて飲む=熱燗で飲む」だと思っていました。
「熱燗」ってじゃぁそもそもどういう温度の事なんだろう?他にはどんな呼び名があるんだろう?と疑問に思ったので、SAKELIFEの方に質問してみました。
SAKELIFEのサービスを利用している間は、「日本酒コンシェルジュ」サービスを受ける事が出来ます。
カンタンに言うと、日本酒について、なんでも質問したり相談したりする事が出来るんです。
その教えてもらった情報をちょっとまとめてみたいと思います。
日本酒は5℃の違いで温度に名前がついている
日本酒は、温度ごとに名前が付いており、約5℃ごとに呼び方が違ってくるんです。
呼び名 | 温度 |
---|---|
雪冷え(ゆきひえ) | 5℃ |
花冷え(はなひえ) | 10℃ |
涼冷え(すずひえ) | 15℃ |
冷や(ひや) | 20℃ |
日向燗(ひなたかん) | 30℃ |
人肌燗(ひとはだかん) | 35℃ |
ぬる燗(ぬるかん) | 40℃ |
上燗(じょうかん) | 45℃ |
熱燗(あつかん) | 50℃ |
飛び切り燗(とびきりかん) | 55℃ |
※ちなみに、55℃以上は全て「飛び切り燗」となるそうです。
コレは面白いですね!
「冷や」で。と言ったら、正式には20℃の日本酒が出て来ちゃうんですね…。これは意外でした。
天狗舞 石蔵仕込 山廃純米をお燗して飲む!
ということで、今回の天狗舞 石蔵仕込 山廃純米をお燗して飲んでみました。
使ったのは、SAKELIFEから送られて来た燗付け器。
こちら、SAKELIFEは2ヶ月に1度、酒器を送ってくれるんですが、本来は1年続けるとこのセットが揃っているはずとの事。
後はこちらの酒かん計。
こちらを使って温度を正確に計って行きますが、コレが無い場合は、何となく手で触って判断しても良いそうです。
酒かん計 BSY13
それでは、早速使ってみたいと思います。
お酒を温める!
こちらが、先ほど紹介した酒かん計です。お酒専用の温度計ですね。
まずは徳利の中に日本酒を注いでいきます。
そして、この燗付け器の中に、熱々のお湯を注ぎます。
後は、その中に徳利をはめれば、湯煎的に徳利を温めて行く。というわけです。
それでは、それぞれの温度での感想をご紹介したいと思います。
あくまで個人的な感想なので、ご了承ください。
「人肌燗」35℃
段々と温めて行きたいので、まずは35℃の「人肌燗」。
まず驚いたのが香りです。
お米の甘い香りがふわっと香ってきます。
そして、口をつけると「甘っ!」と言葉を発してしまったほど甘く変化しているんです。
我が家の冷蔵保存していた天狗舞は、「雪冷え」と「花冷え」の間でしょうか。
それと比べると、かなりお米の甘さというか柔らかい感じになります。
比較の為に、冷たい状態のものも飲み比べてみました。
個人的にはこのお酒、冷やして飲むより温めた方が好みです!
「ぬる燗」40℃
より甘さが増し、その後に来る酸味(と少しの苦み)がスッキリとした後味を感じさせてくれます。
そして、のど元をすぎた後におなかの辺りでホワッと温かい。
これが温め酒の効果でしょうか。
もう少し温度を上げてみる事にします。
「上燗」45℃
SAKELIFEの中の人はこの位までが「天狗舞 石蔵仕込 山廃純米」の美味しい温度だと言われていました。
さて、飲んだ感想は…。
む!?おお!?
甘みの後に、すぐにやってくる酸味が心無しか強くなったように感じます。
甘さが上がったせいで酸味も強まったと感じるのでしょうか。
温度が上がったせいなのかちょっとむせるような酸味に変わってきました。
ハーッと息を吐くと、口の中にモワーンとしたアルコール感が広がります。
冷えた状態と何度も飲み比べたりしていると、正直だんだんと分からなくなってきました(笑)
「飛び切り燗」55℃
味が分からなくなる前に、55℃の飛び切り燗を試してみる事にしました。
甘さが早々に切り上げて酸味がグッと強く感じます。
酸っぱいお酒という感じになってきました。確かにここは推奨されるべき温度じゃないのかも知れません。
最後に一度「飛び切り燗」に温めたものが常温まで冷めてしまったものを飲んでみると、米の香りというか旨味の部分がストンと抜け落ちてしまったような感じになっていて物足りなく感じました。
燗したお酒はその状態で飲みきった方が美味しいと思います。
わんぱくブロガー的まとめ
いや〜しかし、お燗の温度でこんなにも飲み味が変わってくるとは思わなかったので驚きました。
今回のこの「天狗舞 石蔵仕込 山廃純米」に関しては、35℃の「人肌燗」か40℃の「ぬる燗」が美味しいと感じました。
この辺りは個人個人で美味しいと感じる温度が違うかもしれませんので、各自自分が美味しいと思う温度を見つけるのも、日本酒の楽しみ方なのかもしれませんね。
最後に
SAKELIFEさんのモニターを3ヶ月間させてもらいましたが、美味しい日本酒に出会えるというだけでなく、毎週届くメルマガでの知識向上、そして分からない事があった時にメールで気軽に問い合わせれる「自分専門の日本酒コンシェルジュ」がとても良いと感じました。
SAKELIFE -美味しい日本酒を厳選して毎月お届けする定期購入サービス-
日本酒は好きで結構飲んでいるけれどもっともっと知りたいという人、日本酒の事をあまり良く知らないけれどこれから勉強して行きたい、と思っているどちらの人にも最適なサービスだと思います。
近所に行きつけのシッカリとした酒屋があり、「おじさん!良い酒入ってる?」なんて聞けたり「〜〜さんの好きそうな日本酒入荷したよ!」なんて教えてくれる関係が築けているなら、SAKELIFEは不要なのかもしれません。
が、そんな場所が無いけれども日本酒を楽しく飲みたい、もっと知りたいと思っている人にこそ、このサービスがピッタリとハマるんじゃないかな。なんて事を思いつつ3ヶ月のモニター期間の終了を迎えました。
興味がある人は、是非とも申し込んでみて下さい。
また、不明な点やもう少し詳しく聞きたい!なんて人は私にでも質問して来て下さい。
分かる範囲でお答えしますし、必要ならばSAKELIFEさんを紹介させて頂きます。
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