キヤノンマーケティングジャパン株式会社主催、
キヤノン初となる新型ミラーレスカメラ EOS M の体験ブロガーイベントに参加してきました。
速報的にEOS Mについて前回ご紹介しましたので、
まだ見てない方はこちらからご覧下さい。
Canon「ミラーレスカメラ EOS M 」を触ってきたぞ! | むねさだブログ
今回は、発表日当日のイベントなので、
報道発表以外でカメラを触れるのは我々が初だし、
カメラの発売は9月らしいので、一般の人が触れる機会はしばらく無いのだとか。
せっかく貴重なタイミングで新型ミラーレスを触れると言うことで、
対抗機種となるであろうソニーのNEXシリーズとガッツリ比較してみました。
比較機種は、SONY NEX-5NDとNEX-7。
それにマウントアダプターのLA-EA2。
まずは、NEX-5Nの本体とEOS M本体との比較。
こう比較するととても良く分かりますが、
EOS MとNEXシリーズの一番の違いは、本体右側のグリップが、
出っ張っているか出っ張っていないか。
カメラとしての持ちやすさ重視か、本体のコンパクトさ重視か。
これは、使う人の好みによりそうです。
NEX-5Nの本体とEOS M本体の正面視比較
正面の印象は、SONY NEX-5Nの方が小さい印象。
NEX-5Nの本体とEOS M本体の底面比較。
NEXは結構立体的になっているのですが、EOS Mは底面も平らな作りです。
NEX-5Nの本体とEOS M本体の上面視比較。
NEX-5Nには諸事情でNEX-7用のレンズをつけていますがサイズは一緒です。
(NEX-5Nの純正レンズはシルバーです)
EOS Mの標準ズームレンズもNEX-5Nの標準ズームレンズも
性能的には全く同じ18-55㎜ F3.5-5.6のズームレンズ。
この標準ズームレンズをそれぞれ一番ズーム側に飛び出させた所を比較。
ズームレンズの質感としては、CanonのEOS M用の方が高い印象。
レンズだけを比較してみました。
左がCanon EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM
右側が、SONY E18-55mm F3.5-5.6 OSS(NEX-7仕様で色がBlack)
フォーカスやズームをするためのリングのテクスチャが違います。
もちろん、規格が違うのでCanonはCanonのEOS Mにしか使えないし、
SONYのレンズはSONY NEXシリーズにしか使えません。
さて、次に比較したいのはミラーレス用レンズではないレンズを使いたい人用の
レンズアダプター
こちらがCanon EOS M用のマウントアダプター EF-EOS M です。
単品での定価は12600円です。
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大きさはこんな感じ。思っていたよりも小さいです。
ちなみに、三脚を取り付ける為の土台も取り外すことが出来ます。
これが無くても3脚穴はあるので、普段はこれつけなくても良さそう。
本当にEFレンズが使えるように大きさを変えるだけのシンプルな作り。
穴が開いているだけです。指通しちゃいました。
SONY NEX-5N用のマウントアダプター LA-EA2と比較するとこんな感じ。
この差は一目瞭然。
SONY NEX用のLA-EA2の方がメチャでかいです。
SONYのLA-EA2は、「トランスルーセントミラー・テクノロジー」を搭載したマウントアダプターだからです。
ようは、ミラーレスのレスした部分をこのマウントアダプターに入れ込んじゃっているんです。
なので、お値段は高い(定価39900円)。
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だけど、使っていて分かるのですが、
SONYのマウントアダプターを使うとフォーカスのスピードがミラーレスに比べてグッと速くなります。
値段出しただけのことはあるので、
本格的なレンズでしっかりと写真が撮りたい場合は、NEXの方が向いているのかも知れません。
LA-EA2の詳細なレビューはこちら。
NEX-5N用マウントアダプター「LA-EA2」を買ったよ! | むねさだブログ
さて、そのマウントアダプターをEOS MとNEX-5Nの両方に装着。
そして、レンズも装着!
他のレンズもつけてみました。
まぁ、何をつけるか次第で大きさも印象も変わってくるので単純な比較は出来ませんが、
両者を比較するならば、
・60種類以上の豊富なCanonレンズを手軽に活かすのはEOS M
・一眼レフ用のシャッター方式を採用した、本格撮影を楽しむならSONY NEXシリーズ
という風に僕は感じました。
そして、せっかくなので友人から借りてきた、
SONY NEX-7とCanon EOS Mも比較してみました。
左がEOS M。右がNEX-7です。
NEX-7の方が本体は一回り横に長い感じ。
正面から比較。
縦サイズも一回りNEX-7の方が大きい。
そして、側面からも比較。
NEX-7のグリップ以外は似たような印象。
全体的に、EOS Mの方が丸みのあるデザインです。
スペック的にNEX-7とEOS Mとを比較すると、一番大きいのは
NEX-7にEVF(エレクトリックビューファインダー)と呼ばれる電子ビューファインダーがあることでしょう。
覗きながら撮影するという、カメラっぽい所作ができるのは
NEX-7ならではですね。EOS Mには外付けのビューファインダーも用意されていないので
デジカメを顔に押し当てるスタイルでも撮影したいならNEX-7を選択するしかないでしょう。
わんぱくブロガー的まとめ
さて、まとめに入りますと、それぞれ一長一短あるけれど、
EOS Mの特徴はなんと言ってもダブルレンズキットに初めからついてくるマウントアダプターの存在でしょう。
SONYのミラーレスのNEXシリーズは、「付けたければAマウントレンズ付けれますよ」と言うスタンスだけど、
CanonのミラーレスEOS Mは、「是非EFマウントレンズ付けてくださいよ」という、マウントアダプターを使った利用を推奨しているスタンスなのだ。
ただし、本気でよいレンズを活かそうと思ったらSONYのようなデジタル一眼のシャッター方式を取り入れたマウントアダプターが別売りでもあると良いだろうなー、と感じました。
Canonの60種類以上発売されているEFレンズを使ってチョット良い写真、こだわった写真を撮りたい人はEOS Mが最強のミラーレス一眼となるでしょう。