先日、雨の日に釣りをしまして。
帰ろうと思ったら、振り出し竿が戻らない(縮まらない)という問題が起こりました。
1箇所のみだったので、そのまま車に乗せて帰ってきたのですが、自宅に帰っても直せないんですよね…。
インターネットで対処法など調べつつ、実際に直せたのでその方法をご紹介したいと思います。
振り出し竿が縮められなくなる理由は摩擦抵抗
使っていた竿は、シマノのホリデーISO。
一番先端部分が、元に戻らなくなってしまいました。
そもそも振り出しロッドは、それぞれ先に行くほど細くなるパイプ状の竿を引き出し、先側(細い方)のパーツと、元側(太い方)の内側が摩擦係数によって動かなくなることで固定して使える仕掛けです。
ここが、
・水などが入り込んだ
・引き出しすぎた
などの理由により、密着度が上がり、摩擦係数が上がることで外れなくなります。
それを理解した上での、対処方法はこちら。
振り出し竿が戻せなくなった時の対処方法
特に先端部分は折れやすいので、無理力でに押し込んだりすると破損の原因になりますので注意しましょう。
まずは、竿尻についているキャップを取り外しましょう。
これを外すことで、戻す際の力をしっかりと竿に伝えることができるからです。
こうすると、振り出し竿の各パーツがしっかりと見えるようになります。
この状態で、平らな石やコンクリートなどに直接当たるようにすることで直接力が伝わるようになります。(キャップがあるとクッション性があり、力が吸収される)
あとは、戻したいパーツのなるべく根本を持って、何度もトントンと打ちつけるように力をかけます。
なるべく、垂直に。両手で握るようにして、トントン。トントンし続けましょう。
垂直に力を入れないと途中で折れてしまう可能性があるからです。
トントンしても外せない時の4つの方法
これをしても戻せない時は、主に4つの方法があります。
1:乾燥するまで待つことで間に入っている水が抜けて摩擦係数が落ちるまで待つ
2:先端部分のパーツを氷などで冷やして、縮めることで、少し隙間を開ける
3:太い方の部分のパーツをお湯で温めることで、広げて、少し隙間を開ける
4:諦めて、購入店舗に持ち込んだり、メーカー送りにする
順番に紹介していきます。
1.乾燥させて間に入った水が無くなるのを待つ
次の釣行まで、1ヶ月以上ある、などだと焦ることなく1週間くらい、竿尻のキャップを外して、風通しの良い場所でしっかり乾かしましょう。
ただし、密着している部分から水が抜けるのはかなり時間がかかると思うので、のんびりと対処したい人向け。
2.釣り場でもできる!先端部分を冷やす
次に、釣り場でもできる方法として、氷で先端部分(細い方のパーツ)を10〜15分程度冷やす方法。
氷を当てて、タオルなどで包んでおくと良いでしょう。
冷やすことで、細い方のパーツが少しだけ縮むことで、隙間を開けて、摩擦係数を落として元に戻す、という方法です。
クーラーボックスに氷があるならば、この方法を試してみましょう。
3.お湯をかけて太い方を温める
今度は逆に、太い方の部分に、お湯をかけることで、少し膨張させて、それによって隙間を開けて、摩擦係数を下げて元に戻す、という方法。
今回私は1/2/3と順番に試して、この3で元に戻すことができました。
カーボン自体は耐熱温度が高いのでお湯くらいでは痛みませんが、使われている接着剤などは融解する可能性があるので、上記1や2がダメだった時にトライしてみましょう。
熱湯で2~3Lかけてから、竿尻キャップを取ってトントンすると、スルッと元に戻ってくれました!
助かった…!
濡れた状態で思い切り引き出したからかもしれません。雨の日には力一杯引っ張らないように少し意識しようと思います。
4.自力でどうにもならない場合はお店に持ち込もう
自力でどうしようもない場合は、購入した店舗に持ち込みましょう!
実店舗で買っていないなくても、シマノやダイワの看板があるお店ならばそのメーカーの竿に詳しいはずなので見てくれる可能性があります。
場合によってはその場で直してもらえるかもしれませんし、無理ならばメーカーに送って(有償)修理ということになるかもしれません。最終手段、もしくは自分で試して壊したくない人向け、お金かかってでも直したい人向けの方法でしょう。
わんぱくブロガー的まとめ
ということで、雨の日に振り出し竿を使ったことで、戻せなく焦ったので、直し方を調べて試してみました。
私は、氷で冷やすのではダメで、お湯をかけると取れました。
上記1〜3の方法を試しつつ、諦めて店頭に持ち込む4の方法も視野に入れて、折らないように元に戻せる人が少しでも増えれば良いな、と思います。