職業的にはデザイナーの、むねさだ(@mu_ne3)です。
平日日中はインハウスデザイナーとしてAdobe製品を使ったりしますし、定時後はブロガーとして写真の現像や動画編集などしております。
そんなデザイン作業を行う上で欲しくなるのが、大画面ディスプレイ!
今回は、そんなデザイナー向けのディスプレイをご紹介したいと思います!
BenQデザイナーズ4Kモニター「PD3220U」
ということでご紹介しますのは、BenQのデザイナーモニター「PD3220U」。
この商品の特徴を先に記載するとこんな感じ。
・32インチ大画面、ノングレアIPSパネル採用
・4K UHD(3840×2160) HDR10対応
・Thunderbolt 3対応USB Type-C搭載 85W給電
・DCI-P3/Display P3/sRGB対応
・Pantone/CALMAN認証取得
今回、BenQさんより商品をお借りしてレビューさせていただきました。
箱を開けると、中からドドーンと大きな32インチのディスプレイやスタンド、ケーブル類が入っています。
ケーブルは、電源・HDMI・DP・USB-C(Thunderbolt 3対応)ケーブルなどが入っています。
組み立て方法は説明書も入っていますし、工具も使わないのでサッと組み立て可能です。
シンプルなスタンドと狭額縁でスタイリッシュな本体。
見た目的にスッキリとして余計なものが無い感はとても好感が持てます。
そんなシンプルに見えるこのディスプレイ、性能的にはデザイナーとして欲しい機能がギュッと詰まっている、まさにデザイナーのための最強ディスプレイ。
まず、入力端子が豊富で、右からThunderbolt 3対応を含むUSB Type-Cが2ポート、DisplayPortが1ポート、HDMIが2ポート、USBが2ポートもあります。
さらには左サイドにもUSB-CとUSB、そしてヘッドホンジャックまで用意されています。
今の時代、キーボードやマウスはBluetoothだとしても、WEBカメラやマイク・スキャナー・ペンタブレットなどUSBで接続したい機器は大量にあるのでディスプレイがUSBのハブを兼ねてくれるのはとてもありがたいです。
では、早速設置してみましょう!
設置は簡単!ケーブルも最低限でOK!
私の普段使っている仕事机がこちら。メインで使っているディスプレイを取り外した状態です。
MacBook Proだと、使うのはこちらのケーブルのみ。
ディスプレイ用の電源ケーブルと、USB-Cケーブル、設定を簡単に切り替えられるOSDコントローラーをつなげるだけです。
設置してみました。
上下に高さを変えることもできて、この辺りまで上げることができます。
左右に首を振ることも可能です。
MacBook ProだとUSB-Cケーブルで繋ぐだけ!
MacBook Pro(2018)を接続してみました。
ミラーリングにしているのですが、さすが4Kディスプレイ!めちゃくちゃ画面が広いです。
先ほども書きましたが、MacBook ProだとこのようにUSB-Cケーブル1本接続するだけで、ディスプレイに映像が出力されるとともに、ディスプレイ側からは電力供給がされるので、電源アダプターなどが不要なのです。
もちろん、ミラーリング表示ではなくそれぞれ異なる表示、デュアルディスプレイにして使うこともできます。
MacBook Pro側のディスプレイにはメーラーとかSNSのタイムラインを表示しつつ、大きな4Kディスプレイでグラフィック作業などを行うと効率もアップしますよね。
さらには、このようにMacBook Proを閉じたクラムシェルモードで使うこともできます。
こうなると、MacBoook ProはデスクトップPCのように、キーボードとマウスを接続して使う感じ。
それでも、MacBook Pro本体にはUSB-Cケーブル1本挿せば良いだけなので、サッと出かける際も着脱がらくらくです。
OSDコントローラーが神!
個人的に、BenQのデザイナーズディスプレイを推す理由の1つが、こちらのOSDコントローラーがあるところ!
中央のダイアルのようなところは、音量や輝度、コントラストに割り当てが可能で、クルクルっと回すと、すぐに調整が可能。
ちょっと眩しいな、とか夜だから輝度を落とそう、という時にクルクル。リアルな色で確認したいので輝度をあげたい!という時にもクルクルできて便利なんです。
しかも、1・2・3のボタンがあり、ここにディスプレイのカラー設定を割り当てができます。
sRGBモード、DCI-P3モード、Adobe RGBモード、ブルーライトカットモードなどよく使う設定にワンタッチで切り替え可能なのは最高です。
私は、色チェック用のAdobe RGBモードとブルーライトカットモードを頻繁に切り替えて使っています。
他にも暗室モード、CADモード、HDRモードなどがあり、用途に合わせて自分の好みにカスタマイズできるのが良いんですよね。
さらには、複数台のパソコンを接続したい場合に便利なのがこちらのPinP/PbyPモード。
どのように2画面目を表示させるのか、というのも設定できるのはすごい助かります。
4K HDR対応で正確な色再現を可能にするAQCOLOR技術採用
もちろん、デザイナー向けのディスプレイとして、4Kという広さでHDR対応、そして正確な色再現を可能にするAQCOLOR技術採用という特徴も見逃せない大切なポイント!
このAQCOLORについてはBenQの公式サイトで確認いただくのが良いと思いますが、要はプロ向け機材として使える色精度を保証しているディスプレイというわけ。
「PD3220U」は、sRGB色域の100%カバー、Display P3色域の95%カバーなどデザイナーに欠かせない、正確な色再現を保証してくれます。
さらに、動画編集者にも嬉しい、Rec.709色域の100%カバー、DCI-P3色域の95%カバーにより、ビデオ放送やデジタル映画に求められる高精細解像度、フレームレート、色域、ガンマ、白色点等もすべて正確に再現されます。
もう、画像編集などしていても、自分の撮った写真の綺麗さに驚くんですよ…!このディスプレイを使っていると。
雲や海の細かいグラデーションや繊細さ…。これは実物を見せてあげたいくらい!
しかも工場出荷時に1台1台個別キャリブレーションされているので、より正確に色を再現してくれるディスプレイになっています。
もちろん、4Kという高解像度のため作業領域も確保。
作業用のパレットなどがしっかりと配置できるので作業効率が格段に上がります。
PD3220Uは見た目がスタイリッシュ!
その他、このPD3220Uの良いところをどんどん紹介していきます。
まず、フチが薄くてスタイリッシュという点。
わかりますかね…。我が家の古いディスプレイはフチが2cmくらい厚みがあるのですが、PD3220Uは1mmちょいのフチ+非表示領域が5mmくらいあるだけでかなりスッキリしています。
大画面なのにフチが邪魔しない、というのはデュアルディスプレイなどにする際にとても助かります。
さらに、土台もシンプルなプレート形状。ロゴもひっそりとこの位置にあるのも好印象。
OSDコントローラーの質感も良いですよねぇ。
ディスプレイは回転可能で、縦表示にもできます。
まぁ、あまり常用はしないと思いますが、縦に長いWEBサイトを一覧して確認したい場合に良さそうです。
縦長いサイトを画面キャプチャで撮りたい時とかにも良さそう。
わんぱくブロガー的まとめ
ということで紹介してきましたBenQのPD3220U。
色再現性の高さと4Kの高精細感から、グラフィック系のデザイナーはもちろん、動画編集をする人にも最適です。
特にMacBook Proを自宅で使いつつ、サッと外出時に持ち出すような人に最適でしょうね!
決して安いディスプレイでは無いのですが、テレワークで自宅作業が増えているデザイナーも多いと思います。
奮発して良いディスプレイを購入することで、作業効率もアウトプットの品質も上がると思うと長期的に見て、元が取れる設備投資だと思います。