現在、OM-D EM-1 MarkIIユーザーの、むねさだ(@mu_ne3)です。
ついに…。発表されてしまいましたね。
Olympusのフラッグシップモデル、OM-D E-M1の最新モデル!
発売も2019年2月22日…!
まだプレスリリース的なものや公式サイトしか情報がありませんが、EM-1 MarkIIユーザーとして、気になる点をまとめましたのでご紹介したいと思います。
オリンパスプロ向け最新機種!「OM-D E-M1X」発表!
ということでご紹介しますのは、オリンパスのプロ向け最新機種「OM-D E-M1X」。
発表は、2019年1月24日。そして発売は、2019年2月22日とのこと!
どうやら、EM-1 MarkIIとは併売されるとのことで、真のフラッグシップというか、フラッグシップの上位モデルとして発表された感じです。
もうね、この動画を見てもらえばすべてがわかる感じです。
特徴としては、こんな感じ。
・縦位置グリップ一体型
・画像処理エンジンTruePic VIIIを2基搭載
・50M相当の手持ちハイレゾショット対応
・最高7.5段の手振れ補正効果(特定のレンズと組み合わせた場合)
・AIを使った被写体認識AF
・GPS内臓
・USB Type-Cによる給電対応
販売予定価格は、30~32万円前後になると思われます。
(ポイント還元する店なら実質30万切るかも、という感じ)
詳しくは公式サイトを見て頂くとして、EM-1IIユーザーの私としては、買い換える必要があるかどうか、がチェックポイント。
EM-1MarkIIとの比較
今回発表された、EM-1XとEM-1MarkIIとの比較をしてみましょう。もちろん実機があるわけではないので、あくまでカタログ値を比較する感じで。
外観比較
まずは、外観から機能差などをチェックしていきましょう。
こちら↓がEM-1X。
こちら↓がEM-1MarkII。
見てわかる通り、一番の違いは「縦グリップ」の有無。
それに伴い、シャッターボタンやダイヤル、プレビューボタンなどが2個ずつ付きます。
背面もチェックしておきましょう。
こちら↓がEM-1X。
こちら↓がEM-1MarkII。
縦グリップ一体化により、ボタン配置などが少しずつ違ってきてますね。
ロックレバーの追加や、マルチセレクター(10の位置、ジョイスティック的なボタン)が増えてますね。
後は、モードダイヤルに「B(バルブ)」が加わっています。
これまで設定からシャッター速度を変えて…という操作が必要でしたがこの辺りが便利に変わっています。
重量やサイズ
お次は気になる、サイズや重量を比較してみましょう。
EM-1MarkII | EM-1X | |
大きさ(mm) (幅・高さ・奥行) |
134.1×90.9×68.9 | 144.4×146.8×75.4 |
重量 (CIPA準拠) |
約574g 電池1個・SDカード含む |
約997g 電池2個・SDカード2枚含む |
重量 (本体のみ) |
約498g | 約849g |
バッテリー2個搭載になっているとはいえ、実用重量が997gはかなり重たいですね…。EM-1MarkIIから比べると423g増…。これはかなりの違いです。
もちろん、サイズ的にも、幅で10mm・高さで56mm・奥行6.5mmも大きくなっています。まさに別物ですね。
センサーサイズは全く一緒!
フルサイズ搭載か?なんてうわさも一時期あったセンサーサイズは、マイクロフォーサーズ。
しかも、スペック上はEM-1MarkIIと完全に一緒(カメラ部有効画素数 2037万画素 / 総画素数 約2177万画素、記憶画像サイズ5184 x 3888)なので、おそらくセンサー部分は同じものだと思われます。
ただし、画像処理エンジンの数には差がありますっ!
TruePic VIIIを2基搭載
高画質を実現するための、画像処理エンジンであるTruePic VIII。EM-1MarkIIが1つなのに対し、EM-1Xはこれを2基搭載しています。
これにより、起動時間やスリープ復帰時間の短縮、ダブルスロット両方のUHS-II対応などの性能向上はもちろん、ディープラーニング技術を活用してアルゴリズムを開発したインテリジェント被写体認識AFや手持ちハイレゾショット、ライブNDといった最先端機能を実現、とあります。
特にうらやましいのは、AIを使った被写体認識と、ライブNDあたりでしょうか。
手持ちハイレゾは、うらやましいですが、三脚を使えばEM-1MarkIIでも撮影できるので買い換える大きな違いにはならなさそう。
また、装着したレンズの実力を最大限まで引き出し、自然な描写と解像感が得られる高画質も実現、という説明もあるため、純正のレンズを使うとより高画質な絵が撮れるようです。
手振れ補正機能がさらに進化!
OM-Dの魅力の1つである、手振れ補正機能。これがEM-1MarkIIに比べて更に進化しています。
具体的には、同じ12-40mm F2.8 PROのレンズを使った場合、
・EM-1MarkII:5.5段
・EM-1X:7.0 段
と、1.5段分も違いがあります…。これはすごい。
更に、レンズ内手振れ補正機能のあるED 12-100mm F4.0 IS PROを使えば、最大7.5段(EM-1MarkIIは6.5段)の手振れ補正となり、4秒の手持ち撮影が可能…ということになります。
手持ち4秒って…凄すぎます!
ついに来た!本体内充電!
そして…ついに来たー!という感じですが、本体のみでバッテリーの充電に対応しました!
USB Type-Cケーブルを使うだけでバッテリーの充電が可能…、これSONYのα7シリーズができるため、とてもうらやましかったんですよね。
ちょっとした外出ならばUSBケーブルがあればいざという時も安心ということになります。
その他の違い
その他、私個人的には大きな違いでは無いと感じるものの違う部分を列挙しておきます。
・カードスロットの両方ともがUHS-I、II対応
・Wi-Fi高速化(ac)が追加
・マイメニューの作成
・GPSを内蔵
・Bluetoothによるカンタン接続
・動画専用ピクチャーモードにOM-Log400が追加
・深度合成モードの枚数がEM-1MarkIIが8枚の所、EM-1Xは3~15枚が選択できるように
・ファインダーの倍率がUP
この辺り詳しくは、公式サイトで比較してみてください。
同じ部分
少なくてもカタログ値を見比べて、違いがないであろう部分はこの辺り。
・液晶パネル(稼働のさせ方含めて)
・測距点121点(クロスタイプ位相差AF)、121点(コントラストAF)
・シャッター速度(1/8000~60秒など)
・連続撮影速度(最大約60コマ/秒など)
・動作可能温度-10℃ ~+40℃(動作時)
防塵・防滴の部分は、カタログスペック上は同じですが、どうやらさらに厳しい条件下で検査をしているとのことで、性能UPしている可能性が高いです。
EM-1MarkIIにも搭載できるものはアップデートで!
ただし、EM-1MarkIIユーザーとして、期待できるのがこの情報。
質疑応答
1. Mark2のファームアップは考えているか。
→ Wエンジンで実現できたもの以外は反映していく。
2.今後も マイクロフォーサーズに注力していくのか
→ イエス
3.価格は
→税別34万前後— 尾園 暁 (@PhotomboOzono) January 24, 2019
現地に取材に行った方からの質疑応答についてのツイート。
ってマジですか!
どこまでがWエンジンのおかげでの実現かはわかりませんが、できる部分は対応してくれる、というのは現ユーザーにはうれしいところですよね。
が、AIを使った被写体認識やライブNDとかは、間違いなくWエンジンのおかげなので、ここに大きな魅力を感じる人は買い替え・買い増しの検討も必要かもしれませんね…。
わんぱくブロガー的まとめ
ということで、既にProレンズ含めてOM-Dのレンズ資産を生かせるEM-1MarkIIユーザーは、今回の機種どのように映ったでしょうか?
オリンパス曰く、スポーツやモータースポーツ、鉄道撮影のプロ向けの機材という言い方をしているので、その辺の人にはズバリ刺さったと思います。
私自身はアマチュアで旅行やグルメなどの普段使いが多い為、これだけ大きくなるEM-1Xに買い替えはまずありません。
あるとすると買い増すかどうか…ですが、うーん。悩ましいところですが、今のところはEM-1MarkIIIとかEM-5MarkIII的な機種を待ちたい気持ちが大きいです。
まぁ、発売まであと1か月ありますので、それまで値段を見つつ考えてみたいと思います。