落し物やなくし物をよくする、むねさだ(@mu_ne3)です。
最近だと2ヶ月で2つの名刺入れをなくして凹んでいます…。
そんな落し物を無くす為のIoTデバイス「MAMORIO」に新商品が出ると良いことで発表会に参加してきました。
個人的には、すでにTrackRというデバイスを愛用している私としては、「競合製品について話を聞いてみよう」くらいの気持ちで参加してきましたが、それぞれ、目指すべき場所が違うというか、住み分けがきっちりしていましたのでご紹介したいと思います。
結論から先に言うと、私、その場でMAMORIOを購入しちゃいましたからね。
MAMORIO新商品発売記念パーティー兼説明会
と言うことで今回参加してきましたのは、「MAMORIO新商品発売記念パーティー兼説明会」。
会場は、MAMORIOの本社があるオフィス。
みんなで軽食と缶ビールを飲みながらの、アットホームな雰囲気のイベント。
早速、代表取締役である増木さんからの説明が始まります。
紛失防止デバイス「MAMORIO」
みなさん、1年間に警察に届く落し物の数、ご存知ですか?
その数、なんと2800万件!
これ、1.2秒に1件という恐ろしい数なんですよ…。しかも、警察に届いている数ですからね。「実際に発生している落し物」でいうとこの数倍〜数十倍はあるかもしれません。
MAMORIOは、「なくすを、なくす。」をコンセプトに開発された、紛失防止デバイス。
2014年にクラウドファンディングにて開発がスタートし、製品化。
常に、世界最小の紛失防止デバイスとして、市場規模を伸ばしてきました。
仕組みとしては、Bluetooth Low Energyの電波を使い、小型・軽量・省電力ながら、スマホと通信して場所を特定できるアイテム。
日本発のサービスということで、国内での人気も高く、Amazonランキング大賞2017にて売れ筋ランキング1位を取っている商品なんです。
また、東急を始め、JR東日本などの「忘れ物センター」にセンサーを配置するなど、世界最大規模の紛失防止IoTセンサーなんですよ。
意味わかりますかね?落し物が公共機関の「遺失物センター」に届くと、自分のスマホに通知が来るんですよ!これはありがたい。
MAMORIOについて簡単に説明するとこんな感じ。
利用者が増えれば増えるほど、落し物が見つかりやすくなるんです。
そんなMAMORIO、より多くのものに取り付けてもらおう、と開発を進めてきたのが今回新発売となった、「FUDA(フューダ)」です。
大切なものに貼ろう「MAMORIO FUDA」
それが、シールタイプのMAMORIO。「MAMORIO FUDA(フューダ)」です。
これまでのプラスチックの筐体ではなく、柔らかい素材にし、貼り付けられるように新開発されたMAMORIO FUDA。
基盤の開発やサイズの調整など、開発に2年かかった新商品です。
あぁ、これは良いですね。
サイズ感的にはこんな感じ。
左から、MAMORIO、MAMORIO FUDA、MAMORIO S。
FUDAが大きく見えますが、シール式でふっくらとしている素材のため、そこまで大きいと言う印象はありません。
ストラップホールのない小物やパソコンに貼っておけばいざという時の安心感に繋がりそうですね。
開発者とユーザーとの交流、質疑応答
この後は、ざっくばらんに、意見交換や質疑応答が時間の許す限り、わいわいと行われました。
サポートチーム(Twitterの中の人など)は福岡にいるため、テレビ電話を繋いで、Twitterの反応の話を聞いたり。
ある鉄道会社で、MAMORIO SPOTを設置する事で?史上初、落し物の数が減ったというのは印象的でしたね。
MAMORIOを使っているお客さんだと、電話問い合わせも不要、あるということがわかっているので、スッときてスッと受け取って帰るため、落し物センターの手間も激減するのだとか。
私も、現在他社製の紛失防止デバイスを使っている立場からいくつか質問してみました。
各社ある紛失防止デバイス、MAMORIOオンリーの特徴は?
実は、紛失防止デバイスって世界中で見るとザッと調べても10近いメーカーから発売されているんですよ。
それらと、MAMORIO。大きな違いや特徴はありますか?と言う質問をしてみました。
現在、世界中で発売されている紛失防止デバイスの多くは、海外発のサービス。
海外の、広い家の中で無くしたものを見つける事を目的としたデバイスであり、出かけた先での落し物=戻って来る確率が低い海外と、「拾ったら警察に届ける文化」のある日本とでは考え方が違うんですって。
なので、紛失防止デバイスの多くは、「音が鳴ってどこにあるか探す機能」がついていますが、MAMORIOにはその機能はありません。
MAMORIOは日本発で、「外出先での落し物」にフォーカスしているため、「音がなって探す機能を削ぎ落とすことで電池持ちを(理論上)2倍に引き上げる」とともに、世界最小クラスのサイズを実現できているんです。
鳴らせないからこそ、小さくできる。だから、財布や鍵につけても気にならないサイズ感を実現。
落し物が届く日本に特化した紛失防止デバイスが、MAMORIOなんです。
2020年の東京オリンピックまでに、落し物が必ず見つかる日本を実現したい!
という大きな目標を掲げられていました。確かに交通系の主要施設にスポットを配置し、タクシーなど連携すれば、一気に実現できそうな気もしますね。
子どもにつけたいんだけど…
他には会場にきていた人から「子供につけたいんだけれど…」という要望が。
これに対しては、「要望はあるが、まずは”落し物モノ”に対してのサポートを強化していきたいので、ヒトに付ける用は作ったとしても5年くらい先かも…」と言う回答でした。
わんぱくブロガー的まとめ
今回のイベントを通して話を聞くと、「日本で外出先での落し物を見つけたいならMAMORIOが良さそう」と感じました。
個人的にはすでに他社製の紛失防止デバイスを15個近く持っているのですが、この場でMAMORIO、買っちゃいましたからね…。
また、お土産でFUDAをいくつか頂いたので、こちらも実際使ってみて、また感想などブログで紹介しようと思います。
お値段的にも、FUDAが安い(プラスチック筐体じゃない分、安くできたらしいです)ので、まず気になる…使ってみようかな、と思う人はFUDAから使ってみるのが良いと思います。