先日、奈良にらーめんを食べに行ってきました、むねさだ(@mu_ne3)です。
らーめんについてはこちらの記事をご覧ください。
で、せっかくなのでこのらーめん屋からも歩いて行ける距離にある、平城京跡地に行ってきたのですが、ここが1300年ぶりに整備されてオープンしたばかりだったのでご紹介したいと思います!
新大宮駅から平城京跡地まで
ルート的には、新大宮駅から桜が咲き誇る佐保川の脇を通りつつ、奈良市役所前を抜けて行くルート(個人的にはその間にらーめん屋に寄ってます)。
多くの地元の人や観光客が足を止めて桜を撮影している姿が印象的でした。
さて、そんな佐保川から奈良市役所を横目に進んでいくと、目の前に広大な土地が広がります。
平城京跡地の南東側から入って、まずは南側の朱雀大路後を目指して歩いていきました。
さぁ、ここから新しくなった平城京跡地をご紹介していきますよ。
1300年ぶりに蘇る!平城京跡地
全く調べずにフラリと行ったのですが、なんとちょうど2018年3月24日に整備された朱雀門ひろばがオープンしたばかりだったんですよ。
平成20年度に事業化が決定。
国営公園区域約122ha、その他区域約10haの合計で約132haもの広大な土地が、今後公園整備されていく予定。
国営公園としての全体開園はこれからですが、2018年3月24日、朱雀大路を中心に観光拠点ゾーンとして整備していた「朱雀門ひろば」が一部開園したばかりなんです。
これは運が良い!
歴史が知れる、規模が知れる。平城宮いざない館
ということで、まずは開館したばかりの平城宮いざない館へ。
無料で入れ、写真撮影も自由なのがありがたいです(フラッシュ・自撮り棒の使用は禁止)。
中は、歴史的な品の数々や、歴史、現在の街並みと平城京の合成映像などを使って、分かりやすく平城京についての紹介がされています。
歴史の教科書や資料集で、サラリとしか学んでこなかった平城京ですが、奥深さと規模の大きさに驚かされますよ…。
関西国際空港の滑走路の距離や幅よりも大きい朱雀大通り、とかこうやって比較を見て、その後実際にその跡地を歩くと更に実感できます。
発掘を進めて行く度に、想定していた以上に平城京というものが大きかったことが分かったそうで、平城京跡地内に電車の線路があったりする理由が分かりました。
航空写真と平城京の重ね合わせた図は、地元の人なら更に楽しめそう。
えっ!?こんなところまで平城京だったの!?と驚くと思いますよ。
お土産や食事もできる「天平うまし館」「天平みつき館」
平城宮いざない館の反対側には、お土産や食事もできる「天平うまし館」「天平みつき館」などの、観光交流施設があります。
お土産売り場は、まだ新設の木材の香りがしつつ、にぎやかな感じでした。
人が多く写真が撮れなかったのが悔やまれます…。
中でも驚いたのが復元された、遣唐使船の展示!
湯気のようなものも出ていて雰囲気出てました!船には実際に乗れるみたいですが時間が無いので断念。
天平つどい館の前からは、朱雀門方面に向けて自撮り台?のようなものが設置されていました。
ここに、デジカメやスマホを設置してタイマーで撮影すれば、素敵な記念写真が撮れるようになってるんですよ!(笑)
これ面白い!
休日や人が多い日だと行列ができてそう…!
実際に平城京跡地を歩いてみる
さてここからは、そのまま実際に平城京跡地を歩いてみることにします。
まずは朱雀門に向かって歩いていきます。
先ほどの「平城宮いざない館」にて、全体のルートマップも置いてあったので参考にしながら、左に抜けて大和西大寺駅へと徒歩で通り抜けてきました。
まずもう、この朱雀門の大きさが凄いんですよ…。
こんな木造の門を710年前に建てていたとか信じられませんよね…。
線路が走り踏切がある!
で、面白いのがこんな歴史的な場所の中を、線路があり、踏切もあるんですよ…?
当然、何分かごとに電車が走っているという、県外の人から見ると衝撃的な場所です…。
そんな踏切を抜けると、だだっ広い草原の先の方に、大きな宮殿が見えます。
ここはまだ整備中とのことで、これが完成するとどのように雅な空間になるのか楽しみですよね。
もちろん、この奥の方に見える宮殿の近くまで歩いていくことができますので、せっかくなので行ってみましょう。
しかし、本当に不思議な空間です。
平城京跡地という何とも厳かでパワースポット的なのに、電車が走り、そして市民の方も生活道路として徒歩や自転車で通過する人、散歩する人などが多く見受けられるんですよ。
この何とも生活になじんでいる様子が、何とも面白いんですよね。
けど道の脇には湿原があったり、そのギリギリにベンチが設置してあったり。
この辺りは今後整備されるにあたりどうなるのか楽しみでもあります。
第一次大極殿
そして見えてきましたのは、第一次大極殿と呼ばれる施設周辺の外壁。
この建物やこの広場では、天皇の即位や元日朝賀などの国家儀式、あるいは外国使節の歓迎の儀式がおこなわれていたそうです。
2018年現在は、まさに復元工事中でドタバタしておりますが、ここが完成すると広大な広場と建物がドーンと現れるんでしょうね。
こういう復元途中の状態も、今しか見られないので貴重と言えば貴重。
分かりますかね?この建物の巨大さ!
小さく人が写り込んでいるのが分かると思います。
ちなみに16時までなら建物内に入れるそうなので、気になる人はその前の時間に来ましょう。
頑張ってもう少し早い時間に来れば良かったです…。
その他の観光施設も、16時ごろ閉館になってしまい、見学することができませんでした。
フルに見学したい、という人は16時までに回りきれるように調整すると良いと思います。
今回はそのまま平城京跡地を西に抜けて大和西大寺駅から電車に乗って帰りました。
わんぱくブロガー的まとめ
いやぁ。小学生の頃の修学旅行以来の奈良観光でしたが、広大な敷地に巨大な建造物。
歴史を感じつつ、本当にそんな1300年も前にこんな広い場所と建物が作られたという事に驚きました。
これぞまさにパワースポットでしたね!
まだまだこの平城京跡地の整備は続くようですが、この朱雀大路や朱雀門、第一次大極殿の巨大さは十分に感じ取れると思います。
日本人ならばこういう場所に一度は足を運び、しっかりと歴史を学ぶのも良いことだな、と感じました。