スポーツサイクル歴は約20年になる、むねさだ(@mu_ne3)です。
先日ブログでも紹介しました、YAMAHAの新YPJシリーズ。
今回はこちらの試乗体験会に参加しての感想などをご紹介したいと思います。
これがね、思っていた以上に楽しくて欲しくなっちゃいましたよ!
YPJの新シリーズ4機種
と言うことで今回試乗して来ましたのは、2108年3月6日に発表されたYPJの新シリーズ。
発表されたのは、こちらの4機種。
YPJ-EC:エンデュランスクロス
YPJ-ER:エンデュランスロード
YPJ-TC:トレッキング
それぞれ1つずつご紹介していこうと思います。
共通項目の紹介
まず最初に4機種、もしくはXCを除いた3機種に共通する部分を紹介していきましょう。
一番に目が行くのは、この巨大なバッテリーが搭載されていること。
こちらは36V-13.3Ahの超大容量バッテリー。
iPhone6sとサイズ比較すると大きさがわかると思います。
YPJ-CやYPJ-Rのバッテリーと比較すると約8倍の容量になっているんです。
そして、全種にシマノ製のディスクブレーキ搭載。
詳細まで書いておくと、XCがSLXの油圧、ERがTiagraの油圧、ECがSORAの機械式、TCがACERAの油圧式になっています。ちなみに、YPJ-CとYPJ-Rはキャリパーブレーキです。
更には全車種共通でこちらのメーターと、左ハンドル付け根にアシストの強弱を調整できるコントローラーが付いています。
YAMAHAロゴの上の青く光っているLEDの色で、アシストの強弱が一目で分かります。(パネルの中にもアルファベット3文字で表示有り)
あとは、チリンチリンと鳴らすベルは4種とも標準搭載です。
オンロード系3機種共通
オフロードのマウンテンバイク使用のXCを除いた、3機種共通の仕様もいくつかあります。
基本的には街中を便利に走りやすくなっているのでユーザーとしてはありがたいです。
まず、ハンドル部分にLEDライト(バッテリーから給電)と、反射板が標準搭載。
そう。本体に重量たっぷりのバッテリーを搭載しているんだからそこからライトの電力位持って来てほしい、と思っていたYPJ-Cユーザーとしてはこの改善は地味だけどありがたいんですよね。
そして、スタンドもこの3種には標準で付いてきます。
通勤通学、街乗りをするならばスタンドはあった方が使いやすいですしね。
では、ここからお待ちかね。各車種の詳細と共に、試乗した感想をご紹介していきます。
ドロップハンドルのYPJ-ER(エンデュランスロード)
まず最初は、ドロップハンドルの、いわゆるロードバイクの電動アシスト付き自転車「YPJ-ER」。
やはり他の機種と一番違うのは、このドロップハンドル。
乗ったことが無い人は、「こんなハンドル怖くて乗れない」と思う人は多いと思いますが、慣れると使いやすく、乗りにくさも感じないと思います。
乗ってみた感想としては、スタート時に背中を押してもらっているような感覚を味わえます。
いや、正確に言うと前から引っ張ってもらっているようなそんなイメージ。
これ、電動アシストが付くことによって、坂道をより楽に登れたり、信号待ちの際にギアを落とさなくても楽にスタートできる、という感じですね。
試乗会場が狭く、25km/h以上のスピードが出せなかったのが残念でした。それ以上にした際にどのような乗り味になるのかが知りたかったですねぇ。
街乗りに最適なYPJ-EC(エンデュランスクロス)
お次は、いわゆるクロスバイク型の電動アシスト付き自転車「YPJ-EC」。
ハンドル部分はフラットバーになり、こういうタイプならば抵抗なく乗れる人も多いので人気の出そうな車種。
見た目もスッキリしていて一番シンプルな印象を受けます。
タイヤは700x35cで、ロードタイプのYPJ-ERと共通です。
乗ってみた印象としては、普段クロスバイクに乗っているので一番違和感なく乗れました。
個人的にはこれに実際に乗るならば、タイヤの太さを25cくらいまで細いものに変更してあげると、もっと軽快な走りを楽しめそうだと思います。
(当然パンクのリスクは上がるので、コンセプトとしてもこの機種はこの太さで良いんだと思います)
これに乗ってどこまでも!YPJ-TC(トレッキング)
さて、個人的には一番尖っていると感じたのがこちらの「YPJ-TC」。
分かりますかね?一番の特徴は、後輪部分にキャリアが付いており、前後共に泥除けも付いています。
このキャリア部分にはチャイルドシートの取り付けはNGですが、荷物用のサイドバッグを取り付けられるようになっています。
そのため、泊まりでの長距離ライドなどに最適。旅行者に人気のランドナーのフラットバータイプ、というと分かりやすいと思います。
サドルの高さを調整し忘れたので一概には言えませんが、一番前傾姿勢ではなくママチャリに似た楽な乗り心地。
時速20~25kmの間でのんびりと長距離を走るのに最適そうな1台です。
老後とかにこういうので日本縦断とかしても面白そうだなぁ…。
本格マウンテンバイク!YPJ-XC(クロスカントリー)
そして最後に、今回私が一番気に入った機種である、YPJ-XCについて。
個人的にはマウンテンバイク好きで草レースにも一時期出ていたほどハマっていたので、こういう機種は本当に嬉しい!
このYPJ-XCだけは街乗りというよりも、山を走ったりする本格派に位置付けられているのか、スタンドやライトはありません。
反射板とベルはあるので、完全に街乗りを無視しているわけでもなさそうですけどね。
タイヤは27.5インチの2.25で見た目にもかなりゴツイです。
フロントサスはROCKSHOXのRECONGOLD120mmが付いておりサスの強弱をハンドル部分から操作することもできます。
ちなみに、この4機種の中で一番強いアシスト力を持っています。山道を登ることを想定しているんでしょうね。
せっかくなのでアシストパワー最大にして実際乗ってみると…。
グッと踏み込むとウイリーしてしまいそうなほど(してますけど)アシストが強いことに驚きます。
これは是非オフロードも乗ってみたい!と思いますよね。
今回はそんなコースも用意されていたので、当然試乗してきました!
泥の中も余裕、未舗装の山道もグイグイ進みます。
そして驚いたのが、山の登り道。
座ったままグッと踏み込むとアシストの力が強くて砂の上でタイヤが空転してしまうほどギュンッとパワーが伝わります。
(安全性考慮で登り時は写真撮影NGだったため下りの写真ばかりですみません)
私はバイクに乗らないので分かりませんが、バイク型のMTBで山道を走るとこんな感じなのかな?ってほど気持ちが良く山道を登って行きます。
山を下るのは好きだけど、登るのがしんどい…というMTB仲間もいるので、このニーズは確実にありそう!
しかも、大容量バッテリー搭載なので、フルパワー(エクストラパワーモード)にしたとしても85kmもアシストありで走行することができるんですよ…!
(仮に乗り入れできたとしたら)富士山でさえも何往復もできるんじゃないでしょうか…すごすぎる!
試乗の後は、泥だらけ…。
そんな状態でも大丈夫。
モーター部分やバッテリー部含めて、水につからない程度でなら水洗いすることも想定して設計されているんです。
ちなみに、高圧洗浄機の使用はメーカーとして推奨されておりません(取説には使用を避けるように案内されています)ので、水洗い+スポンジ等での洗浄が良いでしょうね。
わんぱくブロガー的まとめ
いや~!楽しかった!
個人的には、マウンテンバイク型のXCと、旅行にも行けるTCが人気が出そうな気がしますね。
ロードやクロスを買う人は、既存のYPJ-RやYPJ-Cともかぶりそうだし、そういう人は既に購入している人もいそうなので。
ただこの大容量バッテリーや、普段使いにも便利な装備を標準搭載してきているのも魅力的なのでどれも欲しくなっちゃいますね。
お値段や詳細情報は前回の記事をご覧ください。
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