毎日通勤で、往復13~15km自転車に乗っています、むねさだ(@mu_ne3)です。
現在、ヤマハ発動機株式会社さんから、発売前の電動アシスト付きクロスバイク「YPJ-C」をお借りして使っています。
【発売前レビュー】YAMAHAの電動アシストクロスバイク「YPJ-C」を試乗中だぞ! | むねさだブログ
電動アシスト付き自転車の良いところとクロスバイクの軽快さを組み合わせた、通勤・通学や街乗りに最適な自転車。
そんな電動アシスト付き自転車「YPJ-C」を発売前にガッツリと通勤で使い込んだ感想をご紹介したいと思います。
私が普段乗っている自転車は?
私は普段はロードバイクやマウンテンバイクをメインで使っており、雨の日はYAMAHAのPass kiss miniという電動アシスト付き自転車に乗っています。
ロードバイクはこういうタイプです。結構ガチ目。スピードに乗ると最高に気持ちが良いです。
Pass kiss miniは、こういうやつ。いわゆる子ども乗せの電動アシスト自転車です。
これらを天候や気分、買い物をするかしないか、子供を載せるかどうかなどで乗り換えて使っています。
そんな私が、今回この電動アシスト付き自転車「YPJ-C」をお借りして使ってみた正直な感想をご紹介していこうと思います。
電動アシスト付き自転車「YPJ-C」に合計150km以上乗った感想
まず、毎日乗っていて感じる事は、電動アシスト付き自転車だという事を忘れるほど軽い車体と、電動アシスト付きで、「ストップ&ゴー」が楽!という事。
通勤で使っていると、信号待ちで止まることは多々あります。
電動アシストのついていない自転車ですと、再スタートをする際、立漕ぎをしたりグッと力を入れる必要があります。
それを軽減するには、止まりきる前にギヤを少し軽い段に落として、スタート時に軽い力で発進できるように調整する必要がありますが面倒なんですよね…。
それが、このYPJ-Cだと、ギヤを最も重たいものにしていても、比較的スムーズに発信することができます。
特に、ハイパワーにするとその効果は顕著に表れます。
ハイパワーで発進すると、「前からごついゴム紐で引っ張られている感覚」というか、「軽く漕いでいるだけなのに、立漕ぎしてるくらいの推進力が得られる」んです。
逆にエコだと、ストップ&ゴー時も気づかない程度のふんわりとしたアシスト感です。
坂道でも同様。
少し軽いギアにすると、スイスイ引っ張ってくれる感覚で坂道を上ることができるんです。
高速走行中はアシスト無しになる!
ちなみに、日本の電動アシスト付き自転車は、時速10kmまでは最大2倍の力で、時速10~24kmの間では徐々にアシスト力は弱まって、時速24km以上でアシストは無しになります。
なので、アシスト力を感じられるのは、体感で時速22km程度まで。
ただし、このYPJ-Cはベースの車体がクロスバイクというスポーツ自転車なので、軽快にスピードが出ます。
正直、平地ならばスタートして5~6回くらい漕ぐと、24kmを超えると思います。
そしてそこからもスピードが落ちることなく加速していき、特に全力でこがなくても時速30km前後で走行することができます。
試しに全力で漕いでみたところ、平地で時速40Kmは出ましたのでかなり軽快に走ることができました。
とにかく乗っていて楽しい、苦しい部分をスッと助けてくれる自転車です。
バッテリー持ちはどんな感じ!?
で、皆さん気になるのがバッテリー持ちだと思います。
カタログ値は、スタンダードアシストで1回の充電で22kmしか走れないと書かれていて「全然足りないじゃないか…」と思った人も多いはず。
実際の距離的にはどうなんでしょう?
ほぼ平地の往復13〜15kmを2日間、合計26〜30km走った場合の電池残量は…35~40%でした。
3日乗るにはギリギリ行けるか行けないか?という感じでした。
ただこれ、かなりストップ&ゴーや、ゆっくり走ってアシストを確かめながら走っていますので、実際に気持ちの良い高速走行をしながら乗ると、もう少しはバッテリーを残せるかもしれません。
つまり、平地を往復13〜15kmの距離ならば、普通に乗ればギリギリ3日間(40〜45km)は1回の充電で乗れそうです。
カタログ値的には、スタンダードアシストで1回の充電で22kmまでと記載があったので、実際にはその倍行くか行かないかくらいの距離は走れるという結果になりました。
これは嬉しい誤算です!
これは、カタログ値の測定方法が、平地を時速15kmで走る事となっており、実際はこの自転車でそんなゆっくり走る方が大変なくらいなので、こういう無駄なアシストを使わなくて済み、カタログ値よりも走行距離が伸びたものと思われます。
ちなみに、何回かバッテリー切れになるまで乗りましたが、その際は普通のアシスト無しの自転車として乗って帰れますからそんなに心配することも無いと思います。
バッテリーがコンパクトで軽量なのにこの数値はすごい!
なんだ…そうは言っても一度の充電で40〜45kmしか走れないのか…と思った人!
これを見てみてください。
我が家で普段使っている、YAMAHA Pass kiss miniのXLバッテリーと、YPJ-Cのバッテリーの大きさの比較です。
言うまでもなく、小さい方の左がYPJ-Cのバッテリー。
ちなみに、YPJ-Cのバッテリー容量が2.4Ah。Pass kiss miniのバッテリーが12.8Ah。
容量的にも、体積的にもおよそ5倍程度の違いがありました。
カタログ値的には、標準モードでPass kiss miniの走行距離が53kmとYPJ-Cの倍以上なのですが、こちらはそんなにスピードが出ないこともあり、体感的にはカタログ値と同等の50kmかそれ以下の距離しか走れない感じです。
自転車好き男性の彼女や奥さんにこそおススメ!
あとは、個人的に「ロードバイクやクロスバイク好きの男性の奥さん(彼女)」に最適な自転車だと思います。
パートナーと一緒にサイクリングする際、坂道やスタート時に男性と女性の体力差が出てしまいがちですので、そこをこの電動アシストで手助けしてあげることで、その差を埋めて上げ、楽しく一緒にサイクリングすることができるようになると思います。
私も、結婚して間もないころ、妻と二人で買い物を兼ねて往復15kmくらいの気軽なサイクリングに行きました。
「楽しかったねぇ」と声をかけると、妻からは「しばらく行きたくない…かな。」という返事と共に翌日筋肉痛だったそうで、その後は一緒にサイクリングをした記憶がありません…。
ちょっとほろ苦い思い出。
あの頃に、このYPJ-Cがあれば、一緒に色々な場所にサイクリングに出かけられたかもしれないなぁ…。なんて思いがめぐってきました。
わんぱくブロガー的まとめ
ということで実際に通勤でこれだけ使い込んだ人は関係者以外初めてなんじゃないかと思うのですが、この「YPJ-C」良いですよ…!ほんと。
走行中は電源を入れ忘れても気づかないほど普通のクロスバイク(自転車)としても乗れますし、電源を入れるとストップ&ゴーのスタートがすごく楽チン。
充電は2~3日に一度行う必要はありますが、それさえしてしまえば、「坂道やスタート時にそっと手助けしてくれるクロスバイク」としてとても楽に乗り回せると思います。
通勤・通学距離が5~15km位の人、坂道の多い場所を走る人には、十分おススメできる電動アシスト付き自転車です。
Amazonにはまだないようですが、楽天ではお値段が出始めています。
当然安いものではありませんが、電動アシスト×クロスバイク、そしてこの使い勝手を考えると十分にかかるコストはペイできると思います。
YPJ-C – YPJ,YAMAHA | ヤマハ発動機株式会社