平日昼間は会社員をしています、むねさだ(@mu_ne3)です。
プレゼンテーションって難しい…。
そう思っているサラリーマンや学生さん、多いんじゃないでしょうか?
そんなプレゼンテーションに悩みを持っている人におススメな書籍が発売となりました!
それが、「マイクロソフト伝説マネジャーの 世界No,1プレゼン術」という本!
今回、この本の出版記念イベントに参加して詳しくお話を伺ってきましたのでご紹介したいと思います。
日本マイクロソフト伝説のマネージャー澤 円氏
そもそもこの本の著者、澤 円(さわ まどか)さんについてカンタンに紹介しておきましょう。
ザックリいうと、日本マイクロソフトの社員でプレゼンテーションの神様のような人。
10万人の従業員がいるマイクロソフトの中で、トップの成績を収めた12人に「Chairman’s Award」という賞が毎年与えられます。
この「Chairman’s Award」の1人に2006年、日本人で唯一選ばれたのが、当時エンジニアをしていた澤円さんなんです。
通常は成果が数字として見えやすい営業マンが選ばれる事が多い中、営業マンを支援するような立場にあった澤さんが選ばれたんです。
「澤さんの説明が分かりやすい」「澤さんの説明が営業成績に大きく貢献した」と認められたという事なんですよね。
澤円出版記念パーティ
という事で今回パーティーが行われた会場は原宿にある200人が入れるレストラン。
出版記念パーティーだけあって、会場では本の販売とサイン会が行われていました。
これまで色々な出版記念パーティに出た事がありますがここまで規模が大きいものは初めてです。
そんな澤さんの出版記念パーティーが乾杯の発声と共に開始ですっ!
谷本有香さんとのトークセッション
まずは、澤さんと共に、Forbes Japan副編集長 兼 WEB編集長の谷本有香さんが壇上に上がってのトークセッション。
谷本さんはテレビで経済キャスターをされていたので、見たことがある人も多いと思います。
これまで3000人以上にインタビューしてきた、インタビューのスペシャリストでもあります。
そんな谷本さんとともに「プレゼテーション」や「伝える」ということについてのトークセッションが始まります。
これまで多くの著名人の話を聞いてきた谷本さん。
そういう人たちの中にも、話した後に印象に残る人と残らない人がいるそうです。
企業のトップにいる人などは喋り方は上手な人が多いのですが、それに加えて印象に残る話し方、とはどんなものなんでしょうか…。
話し方は2割
澤さん曰く、喋り方はプレゼテーションの大切さでいうと全体の2割程度でしかないそうです。
実際には、如何に相手の琴線に触れるか、熱量を持って本気で伝えたいか、が大事なんだそうです。
苦手な内容、知らない内容でも引き受ける!
ちなみに、澤さんには日々色々な講演の依頼が来るそうですが、話した事がない内容の依頼も断らずに一旦受けてしまうそうです。
そうすると、自分の中に引き出しが増えるため、自分の話せる内容しかプレゼンしない人よりもバックグラウンドが深くなり話の幅が広がるんです。
「プレゼテーションはアウトプットしているように見えて、自分が多くのフィードバックをもらって自分がインプットをもらっている」、と言う言葉は印象的でした。
相手がいることを意識する
フランス人がパリを歩いている姿がかっこよく見えるのは、見られることを意識しているからだそうです。
他者にとって自分がどう見られているか、という事を意識をしているからカッコよく見えるんですよね。
プレゼテーションも同じ。
楽しそうに、伝えたいという熱量を見せる事がプレゼンにとっては大事なんです。
楽しそうだと観衆にも楽しさは伝染しますし、熱く語れば伝わりやすくなるんです。
伝える相手を意識する
澤さんはテレビの収録で話をするのは苦手なんだそうです。
オーディエンスの反応を見ながら話をすることを大事にしている澤さんにとって、反応の見えないテレビ収録は話しにくいんですって。
よく、プレゼンが苦手な人に対して、「観客をジャガイモだと思え」というのがありますが、これは独りよがりなプレゼンになるため良くないんです。
相手の表情を見つつ、プレゼンの内容をアレンジしたり、引き込むことが出来なくなるからです。
プレゼンの主語は「あなた」にする
また、プレゼン中の主語に「私は」という言葉を多用すると良くないんです。
上手なプレゼンテーターは、「あなたは」「あなたにとって」という伝え方をするんです。
相手に訴えかけるならば共感を得るためにも、主語に気をつけると良いそうです。
澤さんのプレゼンデータには文字が少ない
澤さんのプレゼン資料は写真やイメージがドーンとあるものがほとんどで、文字は少ししか入れないんです。
なので、オーディエンスの反応を見ながら話す内容を調整する事が出来るんですって。
ちなみに、よく「プレゼンを聴けなかったので資料だけください」と言われることも多いそうですが、ほとんどの場合は資料だけでは澤さんのプレゼン内容はわからないそうです。
配布用の資料とプレゼンてーションの資料は別で作るべきなんです。
出し惜しみはしない
プレゼンテーションで、大事なのは「出し惜しみはしない」こと。
プレゼンテーションに限らず、人と話をするときは「次回」があるかどうかは分からないので、常に「これが最後の言葉かもしれない」と意識して伝えることが大事なんです。
ちなみにプレゼンテーションの最後の言葉は、聞き手が「明日から頑張ろう!」「やってみよう!」と思えるような言葉で締めると良いそうです。
澤さんのプレゼンテーション実践編!
ここからは澤さんが実際にゼロからプレゼテーション資料をその場で作って、プレゼンすると言うデモンストレーション。
「普段、よく聞くけれどもよくわからないもの」というテーマでプレゼンして行きます。
例えば、「サラダ味」。
確かに、お菓子などでよくありますよね「サラダ味」。
カルビー じゃがりこ サラダ 60g
これ、「なんでサラダ味って言うの?」という切り口でプレゼンテーションを作り上げて行きます。
由来はサラダ油から来てるそうですが、そもそもサラダ油もなんでサラダ油って言うんだろう?と。
これをインターネットで調べながらサクサクッとプレゼンを作って行きます。
時折PowerPointの使い方や新機能の解説なども織り交ぜつつ、サラダ味の由来のプレゼン資料が4〜5ページ出来上がりました。
(今、PowerPointってこんな自動でレイアウトデザインを作ってくれるって知ってました?)
で一通り「サラダ味の由来」についての資料を作って話をした後、オーディエンスに問いかけを行います。
「気になるキーワード、調べてます?」、と。
これが今回問いかけたかった事。
「へーっ」位で見ていた観衆をここでハッとさせて、グッと引きつけます。
そして、一番伝えたいことで締める。
興味のアンテナをもっと高く!。
サラダ味から、そう来るとは思っていなくて会場からは拍手喝采!
「サラダ味」はきっかけでしかなく、オーディエンスに興味を持ってもらうための導線。
伝えたいことの前に、
聴いている人がいかに「自分事」としてとらえてくれるか、を考えることが大事なんです。
こういうテクニックや、構成、考え方がまとめられているのが今回の書籍というわけなんです。
まだパラパラっとしか見ていませんが、もっと目からウロコな内容とか「あぁ、これ知っていると良さそう!」「試してみたい!」と思える内容が書かれていました。
会社立ち上げを宣言!?
そんな出版イベントの終盤に、スクリーンには見たことのないロゴと文字が表示されました。
なんと、澤さん。日本マイクロソフトに在籍しながら、会社を立ち上げたんだそうです!
会社名は「圓窓(えんそう)」。
名前の円(まどか)などをもじってこの名前にしたそうです。
今後は、日本マイクロソフトの社名と共に、講演などを行う際は「圓窓(えんそう)」の名前も出しつつ活動をされるそうです。
わんぱくブロガー的まとめ
後半はサプライズに会社の立ち上げの発表などもありましたが、澤さんの人を引き付ける話し方で終始イベントは会場全体が一体となっていたのが印象的でした。
澤円さんの出版記念パーティに参加して来ました!トークセッションや澤さんが実際にゼロからプレゼテーションを作り上げるライブなど見所満載でした!後で詳しくブログ書く! #0825sawa_p pic.twitter.com/2DMvgpmkTG
— むねさだ よしろう@わんぱくブロガー (@mu_ne3) August 25, 2017
私もまだ購入したばかりなので、この本しっかりと読み込みたいと思います。
また、澤さんについてもう少し知りたい…という人は、こちらの記事も読みごたえがあると思いますよ!