キヤノンのデジタル一眼レフユーザーのむねさだ(@mu_ne3)です。
2013年4月にEOS 6Dを購入して以来、ほぼ毎日このカメラを持って出歩くようにしています。
Canonのデジタル一眼レフ「EOS 6D」購入!開封の儀を行ったぞ! | むねさだブログ
キヤノンのデジタル一眼レフを持っている人ならば一度は聞いたことあるレンズが、「撒き餌レンズ」とも呼ばれていた「EF50mm F1.8 II」。
発売は25年前という事もあり定価12000円、実売価格9000円チョイの格安レンズです。
格安と言っても、写りが悪いわけではなくF1.8らしくボケ感の良い、使っていて楽しいレンズです。
(レンズ部分以外のパーツを極力安くプラスチックで作るなどして、コストを抑えたレンズなんです。)
これを使う事で一眼レフの楽しさを覚えたり、レンズを買い揃えたくなってくるという意味で「撒き餌レンズ」と呼ばれているんですね。
一度使うと、誰しもがこの値段でこんな良い写真が撮れるなんて…と驚くと思います。
ほんとこのレンズ、コストパフォーマンスは最強です。
私も当然持っていますし、過去ブログでも紹介しています。
【激安!】8000円台で購入できるコスパ最強のキヤノンレンズ「EF50mm F1.8II」を買ったぞ! | むねさだブログ
そんな50mmF1.8のレンズが、25年ぶりにリニューアルされて発売されるという事でさっそく紹介したいと思います。
正当進化した「EF50mm F1.8 STM」
という事で今回ご紹介するのは、2015年5月31日発売予定の、「EF50mm F1.8 STM」。
ちなみに、この「EF50mm F1.8 STM」のF1.8の部分はF値と呼ばれ、レンズの明るさを示す値の事です。
数字が小さいと、それだけ多く光を受け止める事が出来るので、短時間で十分な光を得ることができ、暗い中でもシャッタースピードが早くできるんです。
また、F値が小さいとそれだけ手前や背景をぼかすことができます。
それでは、このレンズの何がそんなにスゴイの?というのをご紹介したいと思います。
1.ボケる!
まず、F1.8のレンズは、背景や手前のボケてくれます。
そして、旧製品に比べてそのボケ味がとてもきれいになりました。
これは、絞りの羽と呼ばれるものが5枚から7枚に増えたことでより円に近付いたためです。
夜景を撮ったりする人はこれは嬉しい進化ですね。
2.暗所に強い!
先ほども説明しましたが、F1.8というレンズはとても明るいレンズです。
暗いシーンでもISO感度を上げ過ぎずに、手持ちでキレイに写すことができるレンズです。
結婚式とかパーティー会場、雰囲気のいいレストラン。大抵が照明が暗いのでどうしてもISO感度を上げて撮影になり、ノイズが多い写真になりがちなんですよね。
このレンズならば、F値を小さくして撮影することが出来るので、明るく綺麗な写真が撮れるというわけです。
3.被写体に寄れる!
これこれ!個人的にはここが大きな進化!
前のレンズだと、ピントが合う最短距離がレンズ面から36.5cmだったんですが、これが26.7cmにまで短くなります。
なんだ、たったの10cmか、と思った人。
カメラを構えてみてもらえると分かるのですが、この10cm変わるとテーブルに座ったまま、テーブルの上のお皿の料理にしっかりとピントを合わせることができます。
これまでだと、少し中腰にならないとピントが合わなかったんですよね…。これは本当にテーブルフォト用として素晴らしい進化です。
その他の進化
その他の進化についてもいくつか紹介しておきます。
モーター音が静かになった
型番から分かるように、「EF50mm F1.8 STM」と、お尻にSTMと付きます。
STMとは、ステッピングモーター(Stepping Motor)の略称です。
これまでは、ピントを合わせる度、ジジジッという音がしていたので、動画撮影などに音が入り込んでいました。
この新レンズは、STM採用したことで動作が静かでスムーズなピント合わせをしてくれるようになったんです。
全長1.7mm小さくなった
これは実物を見ないとこの差が分かりづらいかと思いますが、1.7mmほどレンズの長さが短くなりました。
これでよりカバンの中ですっきりと納まってくれると思うと嬉しいです。
30g重たくなった
これはSTM搭載したりなどで仕方がないのだと思いますが、重量が130gから160gへと増えてしまいました。
ま、それにしてもめちゃ軽いレンズには変わりないですけどね。
旧製品との比較表
ということで、これらの新旧50mmF1.8の比較表がこちら。
EF50mm F1.8 STM | EF50mm F1.8 II | |
---|---|---|
発売日 | 2015年5月下旬 | 1990年12月 |
焦点距離 | 50mm | 50mm |
F値 | F1.8~F22 | F1.8~F22 |
絞り羽枚数 | 7枚 | 5枚 |
最短撮影距離 | 35.0cm (レンズ面から26.7cm) |
45.0cm (レンズ面から34.5cm) |
最大撮影倍率 | 0.21倍 | 0.15倍 |
レンズ構成 | 5群6枚 | 5群6枚 |
駆動系 | STM | DCモーター |
フィルター系 | 49mm | 52mm |
最大径 | 69.2cm | 68.2cm |
全長 | 39.3mm | 41mm |
質量 | 160g | 130g |
実売価格 (執筆時2015.5.12時点の価格) |
16092円 | 9380円 |
旧製品「EF50mm F1.8 II」の写真紹介
最後に、新レンズはまだ発売されていないので、旧レンズの50mmF1.8IIにて撮影した写真をご紹介しておきます。
こういう写真が撮れるのもF1.8のレンズならではですよ。
わんぱくブロガー的まとめ
という事で発売がとても楽しみなレンズが登場しましたね…。
私もめっちゃ欲しい…。欲しいけれど既にこの旧レンズを持っているのと、もう1本50mのレンズを持ってるので、3本目にしちゃうか、旧レンズは売ってしまってこの新レンズに乗り換えるか…。
悩ましいけど、うわー!買っちゃいそうだな…。