スポーツ全般大好きなむねさだ(@mu_ne3)です。
特にここ数年はテニスやフットサル、ランニング、サイクリングを行うことが多いです。
昨日もテニスをして来たのですが、その時一緒にいたメンバーが肉離れを起こしてしまいました。
私は肉離れ経験者なので、対処法等を知っていますが、これが案外知られていないことがわかったので、肉離れになってしまった時の処置方法について記事として紹介したいと思います。
肉離れって何?
肉離れってそもそもどんな症状?という方も多いかもしれません。
ちょっと簡単に説明します。
Wikipediaを見ると、
肉離れ(にくばなれ)とは、急激に筋肉(骨格筋)が収縮した結果、筋膜や筋線維の一部が損傷すること。
完全に断裂する筋断裂、直接的な外力による打撲とは異なる。
とあります。
運動中に急激な動きをすることによって、起こるという訳です。
例えばこんな感じで急激なジャンプや、普段しない全力疾走を行ったりすることで起こりやすくなります。
例えるなら、
筋肉を、細い輪ゴムのゴムのようなものの集合だと思ってください。
それがある程度まとまった状態になっているのですが、急激に引っ張ることによってそれらの一部がまとまってブチン!と切れたような状態を想像すればわかると思います。
私は大学1年生の頃、部活中の走り幅跳びの踏切りをした瞬間、中~重程度の肉離れを起こしました。
この時は何も知識が無く、やってはダメなこと、やらなくてはいけないことを行わなかったため、治るまでの時間が相当長くなってしまいましたし、15年近く経過した今も完全には治っていません。
絶対にやってはいけない対処法
ここでまず絶対にやってはいけない対処法をお伝えします。
それは、
- ストレッチ
- マッサージ
- 患部を温める
です。
私が肉離れを起こした時は、肉離れという認識が無く、ちょっとスジか筋肉を伸ばしてしまったかな?というくらいで、こともあろうにストレッチで患部を伸ばしてしまいました。
先ほども言いましたが、肉離れとは、筋肉(輪ゴムのゴムが大量に集まっているようなもの)の繊維がブッチン!と切れる状況。
その状態で、ストレッチを行うと、その周りの 切れていない繊維まで切ってしまうことになり、症状が悪化します。
また、内出血を起こしている可能性もあるのでマッサージもNG!
患部を温めることも、症状を悪化させることに繋がりますので、絶対にやってはいけません。
お風呂で温めれば治る!というのはもっての外!絶対やっちゃダメです!
正しい応急処置法「RICE処置」
では、肉離れになってしまった時に、どのような対処をすれば良いかをお教えします。
その名も「RICE処置法」。
肉離れの治療法【肉離れの応急処置方法】というサイトによると、このような説明がされています。
RICE処置のRICEとはその処置方法の頭文字のイニシャルから名づけられており
●R = Rest(安静)
●I = Ice(アイシング)
●C = Compression(圧迫・固定)
●E = Elevation(挙上)
の処置を行う意味をもっております。
RICE処置は応急処置の大原則ともなっており、肉離れのみならず様々なスポーツ性障害の応急処置の基本となる治療法です。
はい。まずは安静。動かさないこと!間違ってもストレッチしないこと!歩くときもなるべく体重をかけないように。
そして冷やす!
冷やしながら、できればテーピングなどで固定します。
最後に、その状態で心臓よりも高い位置に持って行きます。内出血が酷くなることを抑えるためです。
これ、スポーツをやっている人ならば絶対覚えておくべきです。肉離れに限らず、スポーツ時の怪我の時は大抵この応急処置を行うことで被害を最小限に抑えることが出来ます。
特に重要なのがアイシング!
RICE処置は全て大切なのですが、私が特に重要だと考えるのがアイシング。
一般的に、肉離れを起こして48時間の間は断続的に冷やし続けることが大切だと言われています。
スポーツジムや体育館などだと、事務所に大抵氷はあるでしょうから、氷嚢にしてもらってすぐに患部を冷やすようにしましょう。
氷がもらえない場合は、すぐにコンビニでこういう氷を買ってきて患部に当て続けるようにしてください。
この場合は、この袋の中に少量の水を入れるようにしましょう。
買ってきたばかりの氷は0度以下になっており、患部に直接当て続けてしまうと凍傷の危険性が出てくるためです。
水を入れておけば、0度以下にならないため凍傷を防げます。
冷やす時間は、
15~20分、氷嚢を当て続ける
40分~1時間程度外す
上記を繰り返す。
こうすることで痛みを和らげ、内出血や炎症がこれ以上広がることを抑えることが出来ます。
氷がどうしても無ければしょうがない、流水でもいいのでとにかく冷やすようにしてください。
とにかく肉離れをしてしまったら冷やす!
冷やし始める時間は早ければ早いほど良く、それがのちの治療にかかる時間に大きく影響すると思ってよいです。
肉離れの治療について
痛みが引いてきたら、そこからは治療になります。
ただし、肉離れを起こした翌日もまだ痛みが変わらないようならばすぐに病院に行くべきです。
結構重度な肉離れの危険性があります。
ほっとけば治るでしょ、という素人判断が一番怖いですから、心配ならばしっかり病院へ行きましょう。
痛みが引いたのち少しずつリハビリを行っていくことになります。
具体的には、少しずつストレッチやマッサージによって負荷をかけていくのですが、この辺りを文章だけで伝えるのはとても難しいため、これもできれば医者に指示をもらった方が良いと思います。
病院は、スポーツクリニック系が良いと思います。
わんぱくブロガー的まとめ
私のように重度の肉離れを一度してしまうと、完治はしません。
肉離れをした部分の筋肉が硬くなり、常に突っ張るような感じになります。また、再発もしやすくなりますので運動前のストレッチやサポーターを付けるなどの対処が必要になってきます。
運動前にはしっかりとストレッチと準備体操を行うことである程度は予防できますので、しっかりと準備運動をするようにしましょう。
それでも、肉離れになってしまった場合は、しっかりとRICE処置を実践し被害を最小限に抑えるようにしましょう。
肉離れにまさしくなってしまった人は、テーピングを毎日することは難しいでしょうからきつめのサポーターでしっかりと固定&圧迫しましょう。
スポーツ用のサポーターは、肉離れ直後やリハビリ時の固定、治療後の再発防止になるため、必須アイテムだと思います。
こういうラップタイプで自分で締め付けの強弱が調整できるタイプがおススメで、私もこれを持っています。McDavid(マクダビッド)というメーカー品。
ゆるゆるのサポーターではあまり意味が無いです。がっちり患部を固定しましょう。
また、いざという時の為に、こういう氷嚢は持っておいた方が何かと便利です。
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