
お酒を飲むことが大好きな、むねさだ(@mu_ne3)です。
焼酎の「いいちこ」と聞くと、
みなさんどのようなイメージをお持ちですか?
私は正直、
・大学時代に飲んだ安い酒
・おじさん向けで自分が飲むものではない
というイメージを持っていました。
そんな、いいちこベースのカクテルをたしなみながら、新しいアイデアを議論し形にする大人のコラボレーションイベントが開催されるということで参加してまいりましたっ!
これがね、イベントの構成的にも刺激的でとても楽しめましたし、何より「いいちこ」が好きになったイベントだったのでご紹介したいと思います。
いいちこらぼ・いいちこ片手に・いいコラボ
ということで参加してきましたのは、東京カルチャーカルチャーで開催された「いいちこらぼ」。

「いいちこらぼ」がどういうイベントかについては、募集ページに詳しく書かれていました。
「いいこらぼ(iichiko-lab)」は、イノベーションの街・サンフランシスコで
生まれた、みんなの暮らしをちょっとよくする、大人のための”新感覚アイデアソン”。
クリエイティビティと知的好奇心を刺激する、新しいバー空間です。
「いいちこを片手に、みんなでワイワイと新しいこと・面白い事考えようぜ!」
というイベントだと理解してもらえば大丈夫だと思います。

第1回目はサンフランシスコで。

2回目は昨年秋に東京で開催され、今回は3回目、国内2回目の開催となります。
会場は、渋谷にある東京カルチャーカルチャー。

テーブルにはいいちこの紙パックやアイデアソン用のアイテムがズラリ。

アイデアソンとは、Idea+Marathonを組み合わせた造語。
様々な分野の人々が集まり、グループなどでディスカッションを通じて、新たなアイデアを創り出す手法です。
今回の「いいちこらぼ」は、いいちこベースのカクテルを飲みながら、アイデアを出すというイベントになります。
ちなみに、「いいちこ」って大分の方言で、「いいね」という意味なんです。

世界中に「いいアイデアだね!」と呼ばれるようなアイデアを生み出せる、それが「いいちこらぼ」なんです。
アイデアソン向けの「いいちこオリジナルカクテル」
そして、ウェルカムドリンクとして「sakura」という名前のいいちこのカクテルが提供されます。

いいちこのカクテルってこんな美味しいの!?とイベントが開始する前から驚く参加者たち!

さらには、アイデアソンを活性化するための、新しいアイデアを生み出せるカクテルが出てきます。
2つ目は「アイデアをまとめるためのカクテル」。
3つ目は発表時に「緊張をほぐせるカクテル」。
生み出したのは、サンフランシスコのバーテンダー。

この3つを順番に飲みながら、アイデアソンをしていきます。
これが時間になると各テーブルに配られ、時間配分を意識するきっかけになる、という仕組みです。
今回のテーマは「紙パックで、世界をアッと言わせるアイデア」
毎回テーマが違いまして、今回のテーマは「紙パックで、世界をアッと言わせるアイデア」。

これ実は、いいちこの「ブランド」にも大きく関わる内容なんです。
現在いいちこは、大きく4つの広告展開がされています。

B倍ポスター
一番多いのは、B倍ポスターと呼ばれる、駅などにドーンと飾られているもの。

行ってみたくなる自然の中に、ポツンといいちこの瓶が置いてあるこのポスター、見たことある人も多いと思います。
これ、33年前から作られており、累計427枚も作られているんです。
テレビCM
次にテレビCMが古く、1986年から放送されています。

最近だとゴールデンボンバーを起用したCMは見たことがある人も多いんじゃないでしょうか。
iichikoデザイン展
これだけこだわって作られている「いいちこの広告を展示する、iichikoデザイン展が1986年から開催されているんです。

次回の予定は埼玉の大宮で2017年6月に開催される予定になっているので、気になる人は行ってみてください。
いいちこ紙パック(25%)900mlが新発売
これ、意外に感じると思うのですが、この度2017年4月11日~、いいちこ紙パック(25%)900mlが新しく発売されました。
これまで、主力製品として「瓶のボトルで25度の900ml」が存在しているため、そこの商品との兼ね合いで生産されていなかったんです。
居酒屋でボトルキープと言えばコレですよね!
それがこの度、ついに家庭でも手軽に飲みやすい紙パックの900mlが出たんですよ。

やっぱり紙パックの方が持ち帰りやすく、捨てやすいですもんね。
ちなみにボトルをカッコよくデザインした、いいちこがこちらの「フラスコボトル」。

また、味にこだわったいいちこがこちら「いいちこスペシャル」。

海外の品評会で最高賞を受賞しているおいしい焼酎なんです。
このように、瓶のボトルだと、ブランド感を感じられる展開ができるのですが、紙パックだとまだまだ安くみえてしまいますよね。

そこで今回、アイデアソンで「紙パックで、世界をアッと言わせるアイデア」を生み出そう!といわけ。
参加者全員でグループディスカッション!
ここからは1時間のグループディスカッション!
条件はプレゼンテーション時間が3分厳守。パソコンの利用は可(使わなくても良い)。
審査基準は、
「リアリティ」
「”いいちこ”らしさ」
「プレゼンテーション」
「チームワーク」
審査員はこちら!

・熊埜御堂 康昭さん(三和酒類株式会社 常務)
・金山 淳吾さん(一般財団法人渋谷区観光協会 代表理事)
・角 勝さん(Filament Inc. CEO)
・目良 慶太さん(株式会社SnSnap 取締役CMO)
ちなみに、優勝商品は先ほども紹介しました、「iichico FRASCO」。
これは優勝狙ってガチで頑張りますよっ!

ということで、最初のカクテル「Stimulation」と軽食をつまみつつ、ディスカッション開始です!
アイスブレイク「100の表情を描き分ける!」エモーションマップ!
ちなみに今回テーブルに集まったのは、初めて顔をあわせる人たちばかり。
この人たちと、自己紹介をかねて行うアイスブレイクは「エモーションマップ」!

いいちこについて「どういう印象?」「今日の話を聞いてどう思う?」などをラクガキを使いながらチームメンバーに共有していきます。
100の表情を描き分ける!
ここで出てくるのが、ラクガキの伝道師「タムラカイ」のラクガキ講座。

この本にも書かれている「ラクガキによって100の表情を描き分ける」という手法を教わります。
表情を大きな紙に書き出し、そこへ「いいちこ」に対する感想やキーワードを各自どんどん書き出す、というアイスブレイクを行いました。

場が盛り上がったところで、ディスカッション開始!
1時間が一瞬のように過ぎて行きました・・・。
各チームのプレゼンテーション!
各チーム1時間の中で、アイデアを検討しプレゼンテーションとしてまとめたものを、3分で発表する時間!
私のチームはトップバッター!

歴代のいいちこのポスターと同じ場所に「いいちこハウス」を複数建て、それぞれそこがBARになっていて、中には「半分になった紙パック」が置いてあるんです。
その半分の紙パックを持って、乾杯の格好をすると、世界中の「いいちこBARハウス」に居合わせた誰かと「乾杯」している写真が生成され、紙パックに印刷されるんです。

世界中、「仮に仲が良くない人たちでも、乾杯した写真」がプリントされて出てくるので、それを飲みましょう!というアイデア。

これによって、「いいちこによって世界が仲良くなる」というプレゼンテーションを行いました。
他のチームも、様々なアイデアが出ていました。

果たして結果はどうなるか・・・。
優勝は「宅飲み革命”いいはちこう”」
ということで、優勝したアイデアは、「宅飲み革命」。

「いいちこ」は家でこういうおじさんが飲んでいるイメージ。

こういう宅飲みのイメージを変えたい!という事で、着せ替えを思いついたんです。

いいちこのパックにかぶせるフィルムを色々展開すれば、良いんじゃないか?と。

「いいちこ」に、フィルムをかぶせる事で、渋谷名物「いいはちこう」になるんですよ。

すげぇぇぇ!「いいはちこう」って!
もうね、これで持って行きましたね・・・。

審査員の一般財団法人渋谷区観光協会の金山さん大喜びっ!
この透明のフィルムをかぶせる事で色々な展開ができそう!というリアリティや夢が広がる感じが評価されたんだと思います。
「日本の観光地のどこに行ってもキティちゃんコラボ商品があるように、日本中、世界中にご当地いいちこが生まれそう!」という話が出ていて、これは実現性ありそうだなーっと!
わんぱくブロガー的まとめ
いやー、イベントの内容が刺激的すぎて興奮冷めやらぬ状態です。
というか優勝を逃して悔しいです…。
しかし、楽しかったっ!

お酒を片手に、というのもあるでしょうが、このイベントの構成自体が緊張感とワクワク感を感じさせてくれるんですよね!
そして、「いいちこ」に対するイメージもガラリと変わりました。
いいちこのカクテルがこんな美味しいなんて知りませんでしたしね!
今後もついつい「いいちこが世界にアッとさせるアイデア」を考えてしまいそうです・・・。

