スポーツバイク歴は約20年になる、むねさだ(@mu_ne3)です。
現在、ロードバイク・クロスバイク・マウンテンバイクそれぞれを日によって乗り分けて通勤するほどスポーツバイクが生活に溶け込んでいます。
そんな私は今回、シマノからの依頼により自転車の祭典「サイクルモード」の取材に行ってきましたのでシマノブースを中心にご紹介したいと思います!
日本最大のスポーツ自転車フェスティバル「サイクルモード」
ということで行ってきましたのは、日本最大のスポーツ自転車フェスティバル「サイクルモード」。
会場は、千葉県にある「幕張メッセ」。
ご存知、展示会場として日本最大級のここ幕張メッセに、日本中からスポーツバイク好きが集まってるんですよ!
夢のようなイベントにワクワクしながら入場ゲートへ向かいますっ!
ちなみに、この日の開場は10時。
到着したのは9時50分くらいだったのですが、開場前から長蛇の列っ!
それでも列はサクサク進んで、10分程度で入場出来ました!
中に入ると、会場の広さに驚きます!
この写真で会場の半分も写ってないと思います。この規模はすごいわ…。
しかも、この会場の外周半分を使った自転車の試乗コースまであるんですよ!
こちらが、サイクルモード会場の地図。
中央右側の1番大きな場所がシマノブース。
さすが世界のSHIMANO!
そんな、気になるシマノブースへ向かってみましょう!
シマノはEスポーツバイク推し!
ということで到着しました、シマノブースの正面側がこちら。
SHIMANO STEPS搭載のEスポーツバイクがズラリと並んでおり、イチオシがEスポーツバイクであることがわかります。
SHIMANO STEPSとは?
この、SHIMANO STEPSとは、シマノ製電動アシストコンポーネンツ「STEPS(Shimano Total Electric Power System)」のこと。
こちらのような、ドライブユニット・バッテリー・サイクルコンピューターなどのセットを、各自転車メーカーにシマノが供給しているんです。
そんな電動アシストコンポーネンツ「E8080」シリーズを搭載した自転車の一覧がこちら。
すでに発売中のモデルが5社から6車種。2019年に発売を予定しているのが、発表されているだけでも4車種になります。
今年を皮切りに、一気に増えますね!Eスポーツバイク!
では、それぞれ紹介していきましょう!
ミヤタ「CRUISE」「RIDGE-RUNNER」
ミヤタサイクルから発売されているのは、「CRUISE」「RIDGE-RUNNER」の2機種。
特に目に入ってくるのは赤色がカッコいい電動アシストMTBの「RIDGE-RUNNER」。
この見た目で連続走行アシスト距離が140kmってすごいですよね。
Besv Japan「TRS1」
個人的に一番気に入ったのがこちらBesv(ベスビー)の「TRS1」。
この巨大なバッテリーが本体に溶け込むように装着されているのが特徴的です。
白の入り方がいい感じでバッテリーを小さく見せてくれるデザイン。
このあたりのドライブユニット周りもカッコいい!
実際、こちらの車種は試乗することができたのですが、見た目のゴツさに反してスイスイ加速するんですよ!
タイヤサイズは27.5×2.6インチ。かなりの太さありますが、それを感じさせない加速性を感じることができました。
砂利道などの悪路もガンガン走れつつ、それでいて電動アシストによる力強い加速で一気にスピードに乗る感じ、これ是非体験してみてほしいです。
ミズタニ自転車「Seraph」
白い筐体でシンプルなクロスバイクベースのEスポーツバイク、ミズタニ自転車の「Seraph(セラフ)」。
フレームはアルミでフォークはカーボンを使用。
タイヤもスリックタイヤのため、仮にアシストをOFFにしても軽快に走ることができます。
こちらも実際に試乗してみたのですが、さすがクロスバイク。
一気に加速し、数こぎで気が付くと30km/h近くまでスピードが上がります。
電動アシスト=スピードが出ない、と言った思い込みを払拭してくれる車種ですね。
フカヤ「DAVOS TOURING」
お次は、ツーリング向けのEスポーツバイク「DAVOS TOURING(ダボス ツーリング)」。
ほかの車種と違い、寝袋やテントを積載しての、ロングライドを楽しめるようになっています。
重たい荷物を載せても、電動アシストの力によって山道なども楽に走行することができるため、脚力に自信の無い初心者や、シニアに人気の高そうなモデル。
こちらも実際に試乗してみましたが、フレームがクロモリのため、柔らかい乗り味なんですが、20km/h過ぎまでの加速がスーッと自然に出る感じ。
トップスピードにこだわらず、それよりも楽に長距離乗りたい人向けだと感じました。
MERIDA「eBIG.SEVEN 600」
きれいなグリーンが目に留まるのは、MERIDA(メリダ)の「eBIG.SEVEN 600」。
バッテリーにもロゴの一部やグリーンのデザインが入っていて、カッコいい!
グリーン好きとしては是非試乗したかったのですが、こちらは試乗車が別会場にあり、今回時間がなく乗れなかったのが残念でした…。
2019年発売予定モデルも!
そして、来年発売のモデルもいくつか展示されていました。
フルサス(前後にサスペンションがある)のマウンテンバイクやルイガノのミニベロ(小径車)もSHIMANO STEPSを搭載して発売予定なんですよっ!
より幅広いラインナップが出揃うため、発売が楽しみです!
モデルチェンジを行なった「XTR」と「105」コンポ
他には、今年モデルチェンジを行なった、マウンテンバイク用のフラッグシップコンポーネンツの「XTR」と、ロードバイク用コンポーネンツの「105」の展示が大きく行われていました。
私は、スポーツバイクにマウンテンバイクから入った人間なので、XTRは憧れのコンポ。
クイックレバーやブレーキパッドなど、お安いパーツだけでもXTRを味わおうとカスタムしていた若い頃を思い出します…。
詳しくはそれぞれウェブサイトを見ていただくのが良いと思いますが、より使いやすく、より剛性高く軽量に、という考え方で作り込まれていました。
シマノの説明用ブースにも多くの人がこの新コンポについての説明に耳を傾け、実物を触っていました。
他にもシューズのフィッティングブースや、ウェアやヘルメットなどがズラリと並んでいます。
普段お店だとなかなかここまで取り揃えてないので、自分の足にぴったりとくるサイズをチェックしている人など行列になっていました。
また、シマノブース内のステージでは、新商品の説明やゲストを招いてのトークイベントが行われており、こちらも大盛況。
正直シマノブースだけで数時間見ても飽きないほど展示物が多く、テンション上がりまくってました(笑)。
日本初!サイクリスト専用賃貸マンション
当然、サイクルモードはシマノブースだけではありません。
気になった展示をいくつか紹介しておきます。
例えばこちら。
来年2019年の4月〜入居開始の日本初のサイクリスト向けの賃貸マンション「ルブリカント」。
荒川のサイクリングロードに2分でアクセスできる好立地にある、サイクリスト専用のマンション。
共有部分に自転車工具やローラー台が置いてあったり、自室に自転車用スタンドがあったり。
なんせ、住人全員が自転車大好きな人ばかりなので、同じ趣味の人同士、楽しく盛り上がれますよね。
入居すると、このサイクルジャージもマンションメンバーお揃いのものがもらえるらしいですよ。すげぇ…。
自転車×旅行も盛り上がってる!
私も旅が大好きで、旅行にもよく行くのですが、そこに自転車を組み合わせると楽しいよ!という地域ブースも盛り上がっていました。
自転車好き、広島出身としてはいつか行ってみたい、しまなみ街道の自転車横断。
東京⇔広島の自転車送料、片道料金5300円って思ったよりリーズナブルなんですね。
いつか、子どもと一緒に渡ってみたいですなぁ。
サイクルモードは試乗しまくれるのがすごい!
SHIMANO STEPS搭載のEスポーツバイクの部分でも触れましたが、このサイクルモードでは多くのメーカーの自転車に試乗することができます。
コースも直線、カーブ、登坂などが用意されていて、色々試せるのもよい感じ。
実際に試乗した際の様子をGoProを首に装着して撮影してみましたのでご覧ください。
もう楽しくてEスポーツバイクはもちろん、ミニベロ含めて何車種も試乗してしまいました!
これはとても貴重な体験でした。
これから始めたい!という人に向けた取り組み
自転車好きが数万人も集まり、まさにサイクリストの祭典!といった様子のサイクルモード。
コアなファンのみではなく、「これからスポーツバイクに乗ってみたい人」「最近乗り始めた人」にも優しい展示やブースも用意されています。
例えばこちらは試乗する前のレッスンコーナー。
スポーツバイク、特にドロップハンドルに対して、少し怖いと感じる人も多いはず。
そういう人でも安心して試乗できるようにヘルメットのかぶり方、ハンドルの持ち方、ブレーキのかけ方やギアチェンジの方法など、丁寧に教わることができます。
そしてこちらはシマノブース。「これから始める人の味方。初めてシリーズ」という小冊子を無料配布していました。
初めてのメンテナンス、ウェア、Eスポーツバイク、ロングライド、などそれぞれ具体的な内容に分かれているので、気になるものをサッと持っていけるのはとても良いっ。
これならば、友人や家族、彼氏彼女を連れて行って、少しずつスポーツバイクに興味を持ってもらえるのにもピッタリだと感じました。
わんぱくブロガー的まとめ
いやー。結局この日は開場前からほぼ閉場時間まで一日中楽しめました。
それでも回りきれなかったブースやゾーンもあり、サイクルモードの規模感に圧倒されましたね。
今年多く目に入って来たのが、シマノを始めとしたEスポーツバイクの盛り上がり!
来年はこのブースがもっと大きくなっているのは間違い無いでしょうね。
個人的にEスポーツバイクと相性が良いのが、「脚力・体力が落ちて来たけどまだ自転車を楽しみたい人」と「ガチ自転車好きのパートナーと一緒に気軽に自転車を楽しみたいライト層」「5~20km程度の通勤通学を快適にしたい人」等だと感じてます。
例えば、夫婦でサイクリングに行く際、奥さん側をEスポーツバイクにしておくと、体力や脚力の差をアシストによってサポートしてくれ、一緒に楽しく遠出できそうな気がします。
本記事を読んで、Eスポーツバイクに興味が出た人は、是非ともWEBサイトをチェックしたり試乗できるお店で体験してみてほしいと思います。
きっと、今以上にスポーツバイクの楽しさを広げてくれると思いますよ!