ポラロイド。
カメラ好きでは無くても、40〜50代以上の人ならば一度は聞いたことがある人も多い「ポラロイド」。
最近は聞かなくなったなぁ、なんて思っていましたが、そのポラロイドが復活して、今の技術を使って新商品が出てくる!という情報をキャッチ!
ありがたいことに、発売前に使わせてもらえる体験会に招待されて行ってきましたので、ご紹介したいと思います。
一足お先に!「Polaroid I-2」説明&体験フォトウォーク会
ということで、行ってきたのは、渋谷・表参道にある「VISTAL VISION株式会社」。
ここは、今回ポラロイドを日本で展開していく正規代理店となっている「VISTAL VISION株式会社」のオフィスなんです。
すでに置かれている、ポラロイドの新商品「Polaroid I-2」。
このカメラの話を聞く前に、まずはポラロイドの歴史や、この新商品について説明を聞いていきます。
一度、完全に潰れた「ポラロイド社」
ざっくり説明すると、昔我々が聞いたことがあるポラロイド社は、一度完全に潰れて無くなっていました。
1948年に最初の世界初のインスタントカメラを発売し、インスタントカメラ=ポラロイドとして世界中で愛されるブランドとなりました。
が、デジカメの普及とともに需要が減り、2008年に一度、フィルムの生産が終了してしまいます。
その後、1人の若者が「このポラロイドを復活させたい」と奮起し、会社を起こし、ポラロイドの権利を買い取り、今回数年かけて、この新商品「Polaroid I-2」を作り上げたそうです!
情熱がすごい!
現代の技術で蘇った!最強のポラロイド「Polaroid I-2」
ということで、ここからは今回の主役、新商品「Polaroid I-2」の説明を聞いていきます。
2024年の最新のカメラ技術をギュッと詰め込んで作り上げられているこの「Polaroid I-2」は、現在クラウドファンディング中です。
もうね、詳しくは上記のサイトを見ていただいたほうが早いんですが、簡単にまとめると以下の様な感じ。
・洗練されたデザイン
・最新モデルだが、既存のポラロイドのフィルムが使えるインスタントカメラ
・iOSやANdroid用アプリに対応
・レンズは新設計、元OLYMPUS職人が手掛けたプラスチックレンズ
・「高精度なLiDAR測距システム」により被写体までの距離を正確に測定し、遠距離の被写体にも焦点を合わせたり、暗所など厳しい光条件下でも高性能に正確なフォーカスを実現
・オートでも撮れるけど、シャッター速度・絞り・露出などが設定できる
・多重露光やセルフタイマーも可能
上記でも記載している通り、フィルムは今現在も購入が可能です。
話を聞いていて面白いと思ったのは、元OLYMPUSの技術者により、新レンズが生み出され、それにより
Polaroid史上最もシャープなインスタントフィルム写真を撮影できるカメラが誕生できた、という話。
機能的な一番のポイントは、やはり「高精度なLiDAR測距システム」搭載による、正確なオートフォーカスの実現です。
これにより、夜でもフォーカスがビシッと合うんですよ。
UX的には、大きなビューファインダーとそこに表示されるさまざまな情報。
インスタントカメラだとは思えない充実ぶりで、露出や絞り、シャッタースピードなどを確認しながら撮影が可能です。
実際に「Polaroid I-2」で撮影してみた
今回の説明会は夜に開催されたのですが、夜の表参道でのミニフォトウォーク(撮影会)付き。
実際に、「Polaroid I-2」を使って撮影させてもらいました。
「高精度なLiDAR測距システム」でのフォーカスに自信があるからこそできる、夜の撮影会。
大きなカメラではあるのですが、ストラップもあるので、意外と手に馴染みます。
モデルさんを撮影したり、街を撮ったり。
撮影したポラロイドをスキャンしたものがこちら。
露出を変にいじってしまったので白飛びしてしまいました。後から「なんやかんやで基本、オートが1番良い」と聞いて、変にいじったのを悔やみました…。
後半に撮影した写真は少し良い感じのものも入ってますが、これ、撮れば撮るほど、ポラロイドの特性が分かってより良い写真が撮れるようになりそうです。
多重露光も試してみましたが、これもデジタルではなく一発勝負なのもワクワクドキドキで楽しかったですね。
(上の写真は、撮影会に参加している人+会場の看板を多重露光)
人物側の方はストロボを炊いて、看板はストロボ無しで。など考えて撮影し、思った様に撮れると嬉しくなりますね。
ポラロイドの良さ
撮影して写真が浮かび上がってくるまで15分くらい。色が本当に落ち着くのは1日くらいかかるんだそうですが、今の時代、その1枚しか無いプレミアム感というのが逆に良いですよね。
また、写真が浮かび上がるまでの間、その人とその場でしかできない会話を楽しむ、というのも案外大切な時間なんだな、というのがわかりました。
今のデジタルが当たり前になってきているこの時代。
あえて、「この1枚しか無く、焼き増しもできないというのが良い」という人たちも出てきているそうです。(不用意に写真が出回ってはダメな方たちとか)
もちろん、「15分経たないとどんな写真かがわからない」「1枚しか撮れず焼き増しもできない」は同時にデメリットでもあると思うのですが、そう感じるシーンでは、スマホで撮れば良いんですもんね。要は使い分けです。
普段はスマホで良いけれど、ポラロイドで撮りたい、というシーンで、使える様に用意しておく。もしくは、しっかりとポラロイドを持って写真を撮りに出かけるのも面白そう。
そんな使い分けができると良いと思います。
クラウドファンディングでお得に手に入れよう!
そんな、ポラロイドの最新モデル「Polaroid I-2」。
現在、クラウドファンディングで、割引されての販売がされています。
ずっと待っていた!使ってみたい!という人たちで、すでに多くの支援が集まっています。
もちろん、お安いわけでは無いのですが、ポラロイドの最高峰の製品がこの値段で手に入る、と思うと、決して高いとも思わない、そんなお値段だと思います。
わんぱくブロガー的まとめ
ということで紹介しました、「Polaroid I-2」。
クラウドファンディングは、2024年6月30日までなので、気になる人はご検討ください。
これでしか撮れない写真、あると思いますし、やっぱり1枚1枚重みを持って撮影できるって、楽しいですよ!