先日、山梨県側の富士山のふもとに行ってきまして。
その際に立ち寄った、富士山と湧水池を楽しめる絶景ポイントをご紹介したいと思います。
国の天然記念物・世界文化遺産「忍野八海(おしのはっかい)」
ということで行ってきたのは、山梨県 南都留郡 忍野村にある、「忍野八海(おしのはっかい)」。
目の前に大きく見える富士山と、昔ながらの藁葺き屋根の古民家と、美しい富士の湧水が見える観光名所です。
富士山のふもと、山中湖と河口湖の中間くらいに位置し、富士山の湧水池が8個集まっていることからこの名が付いています。
私は今回、8の菖蒲池と7の鏡池の中間地点の駐車場に車を停めました。
この忍野八海は、昭和9年に国の天然記念物として指定されています。
また、平成25年には「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」の1つとして世界文化遺産にも登録されています。
8個の池は大小あり、小さい物だと「え?こんな小さいな池なの?」というほど小さいです。
なので、正直8個全て行く必要は全くなく、メインの「湧池」とその横の池を見れば、後は歩いていけそうな範囲でチラリとみる程度で良いと思います。
忍野八海のメインは湧池(わくいけ)
忍野八海の池はそれぞれ番号が振られており、メインの湧池(わくいけ)は5番です。
こちらがその湧池。
パッと見わかりづらいですが、この写真の右奥くらいが深い穴になっており、そこから水が湧き出ています。
青緑の美しい色をしていますね。魚が行き来していました。
売店の横にある人口の池:中池(なかいけ)
この湧池のすぐ隣にある、売店と並列されてある池も美しいです。
ただし、ここの中池は人口の池らしく、忍野八海の1つではありません。
ただし、ここが忍野八海の中心的な位置で売店なども密集しており一番人が多く、11月の平日に行ったのですが、結構な人がいました。
上の写真の右側に写っている売店の中を通り抜けていくと、中央にある湧水口をみることができます。
ここは、水深7~8mあるらしいのですが底がしっかり見えるほどの透明度。
何とも幻想的で、ここが一番美しいとも感じました。
が、先ほども書きましたがここは忍野八海のうちの1つではない、人口の池なので誤解無きよう。
他の忍野八海の湧水と同じ水が沸いているのでしょうが、観光用に新たに作られたということなんでしょうね。
その他の忍野八海の池たち
その他、この中心地から歩ける範囲で回ってみました。
こんな感じで看板が立っているので、近場の池は回ることができると思います。
各池には番号が振られていますが観光の場合は、順番に回る必要は特にありません。
① 出口池(でぐちいけ)※この1つだけ遠い
② お釜池(おかまいけ)
③ 底抜池(そこなしいけ)※有料の資料館内にある
④ 銚子池(ちょうしいけ)
⑤ 湧池(わくいけ)※ここがメイン
⑥ 濁池(にごりいけ)
⑦ 鏡池(かがみいけ)
⑧ 菖蒲池(しょうぶいけ)
今回、4〜8の池は回ってこれたので順番に紹介していきます。
4:銚子池(ちょうしいけ)
綺麗な円形に見えるのが4番の銚子池。
湧水なのでとても綺麗で澄んでいますが、浅いので湧水池だと言われなければ気づかないかもしれませんね。
よく見ると確かに静かに水が湧き出ている様子が見えますし、小さな魚が優雅に泳いでいました。
6:濁池(にごりいけ)
こちらは、6番の濁池。
ここは水量が多いため、池というよりは川のスタート地点という感じでしたね。
富士山をバックに写真を撮ると映える場所でした。逆を向いて写真を撮っても、藁葺き屋根の水車小屋と撮れて良い感じですよ。
7:鏡池(かがみいけ)
こちらは7番の鏡池。
しゃがんで見ると、鏡のように逆さ富士が映ることからこの名がついたんでしょうね。
風が無いと綺麗に逆さ富士の写真が撮れそうです。
8:菖蒲池(しょうぶいけ)
最後に、8番目の菖蒲池。
少し離れた場所にあり、落ち着いた雰囲気。トイレや小休憩できるベンチなどもあり、人混みを避けたいならばここで休憩するのもありだと思います。
ちなみに、3番の底抜池は有料の資料館の敷地内にあり、見に行くには入館料が必要ですのでご注意を。
わんぱくブロガー的まとめ
今回は車で行きましたが、駐車場は至る所に私営の駐車場がありました。(貯金箱に自分でお金を入れるようなタイプ)
8つの池の位置をGoogleMapに重ねてみましたので、事前に回るルートなどを意識しつつ、どこあたりの駐車場に停めると行きたい場所を回れるか、を考えていくと良いでしょう。
① 出口池(でぐちいけ)
② お釜池(おかまいけ)
③ 底抜池(そこなしいけ)
④ 銚子池(ちょうしいけ)
⑤ 湧池(わくいけ)
⑥ 濁池(にごりいけ)
⑦ 鏡池(かがみいけ)
⑧ 菖蒲池(しょうぶいけ)
8つ全部行きたいならば、1つ目の出口池のみ1km以上離れているので、素直に車で移動しても良いかもしれませんね。(駐車場は300円前後)
個人的には、観光目的で行くならば全部回る必要はなく、車は⑦の鏡池近くの駐車場に停めて、「鏡池」を見つつメインの「湧池」と人工池の「中池」とお土産屋に立ち寄り、少し足を伸ばして「濁池」「銚子池」あたりを回るルートが良いかと思います。