皆さんはお気に入りのマウスやキーボードはありますか?
パソコンは買い替えてもキーボードやマウスは長く同じモデルを使っている、という人も多いと思います。
今回は、そんなキーボードの中でも一部ユーザーから絶大な人気を誇る「HHKB(Happy Hacking Keyboard)の新商品発表イベントに参加して来ましたのでご紹介したいと思います。
耐久性・打鍵の気持ち良さが最高なHHKB新商品発表イベント
ということで、今回発表されましたのはPFUの発売する「HHKB(Happy Hacking Keyboard)」の新商品。
HHKBはもともとプログラマー向けに開発されたキーボード。
キーの打ちやすさや場所、キーのサイズなどを変えないことによって、まさに手に馴染んでくるキーボード。
累計出荷台数は昨年時点で50万台を突破。
こんなにも長期間、意思を持ってデザインを貫いてきた点が評価され、2019年11月には、ロングライフデザインを受賞。
このロングライフデザイン賞、ヤクルトの容器やキッコーマンの醤油、オムロンのけんおんくんのように、「誰しもが見ただけでその商品だとわかるデザイン」だと認められた証拠でもあるんです。
HHKBが愛される理由は、なんと言っても普遍のコンセプトで、合理的なキー配列とコンパクトサイズという点。
右側のテンキーや上部のFキーを無くして卓上をスッキリさせることができます。
そんなHHKBのキー配列を考えた、HHKB生みの親である和田英一さんも登壇。
多くのメディアが集まる中、新商品のお披露目です!
変わらないところと進化する点!HHKB新商品!
ということでベールを脱いだ、HHKBの新商品!
今回、ラインナップ全てを一新!
発表された商品は大きく3つのモデルです。
究極のHHKB!静音性と使いやすさを両立したハイエンドモデル
ということで、まずはこちら。とにかく全部入りのハイエンドモデル「HHKB Professional HYBRID Type-S」
口述しますが、USB Type-Cでの接続、Bluetoothでの接続、静音性のあるキーを搭載しています。
これまでBluetooth接続できるモデルに、静音性のあるType-Sモデルが無かったので待望の!という感じです。
静音性部分を省いたスタンダードモデル
こちらは、上記モデルから静音性を省いた、スタンダードモデル「HHKB Professional HYBRID」。
HHKBのカタカタという音が気に入っている、自宅や研究室で音を気にする必要が無い人はこちらのモデルが良いでしょう。
リーズナブルな有線接続モデル
そして、どうせ自宅でずっと使うから有線のみで良いよ、という人の為のリーズナブルな「HHKB Professional Classic」。
無線接続や静音性を省き、USB Type-Cでパソコンと接続することで使えるモデル。
こちらは、JISキー配列は無く、英語配列のみが用意されています。
ということで、改めて今回発表されたこちらの3モデル。
もちろん、最上級なのはType-Sモデル。
自宅や周りがうるさい場所で、キーの音を気にしなくて良い人はスタンダードでも良いですし、有線のみでOKという人はClassicで良いでしょうね。
新HHKBの進化ポイント
今回発表されたHHKBの進化ポイントは大きく3つ!
それぞれ詳しく紹介していきましょう。
1.インターフェースの拡張と進化
Bluetooth接続とUSB Type-C接続のハイブリッド接続が可能になりました。
外出先でノートパソコンに接続する際やスマホと接続する際はBluetoothの無線接続が便利。
ただし、デスクトップパソコンで長時間使う際は、(省エネの為)一定期間使うと電源がOFFになるBluetooth接続は少しストレスがあったんですよね…。
そこの不満点を見事に解消してきてくれました!
2.マルチペアリング機能の向上
更には、Bluetooth接続で、接続先を切り替えることで最大4台のデバイスとペアリングできるようになりました。
自宅、会社、スマホ、タブレット、とそれぞれを簡単に切り替えて使う事が出来るので、パソコン作業をしながらでもスマホに飛んできたメールに返信したり、というのも同じHHKB1台で可能になるんです。
最大4台と言いましたが、更にここにUSB接続も加えることが出来るのも良いですよね!
自宅はType-C接続に、などそれぞれの使い方に合わせて切り替えられます。
3.キーカスタマイズ機能の進化
更にさらに!個人的に一番嬉しい進化ポイントがこちら。
キーのカスタマイズ機能。
これまでは背面のハードウェアスイッチによって、数パターンの中から選ぶことができていたキーマップの配置。
今回からは、ソフトウェアで設定することで、自分オリジナルの組み合わせを作り上げることができます。
※ただし、このキーマップソフトウェアは現状Windowsのみ対応。
Mac版は現在制作中で2020年春頃にリリースを目指している、とのこと。
しかも置き換えた内容は、キーボード側に記録されるので、一旦Windowsで設定した後は、MacでもiPhoneでもAndroidでもそのキー配置で使う事が出来ます。
もちろん、従来通りの極上のキータッチ、合理的なキー配列、コンパクトサイズは継承されています。
という事でまとめますと、今回発表されたモデルは、大きく3グレード。
そして、それぞれに英語配列・無刻印・日本語配列・墨色白色のパターンがあるため、全16モデルが勢ぞろい、という事になります。
※Classicのみ、日本語配列がありません
そして、今回から販売はPFUダイレクトからの直販のみとなります。
まぁ、直販と言っても、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングにもPFUダイレクトのショップがありますし、公式サイトからも購入が可能です。
いわゆる家電量販店などでは取り扱いが無いのでご注意ください。
実際に触れるお店を用意!
とはいえ、実際にこのHHKBは触ってみないと良さが分かりません。
ということで、全国数か所でこのHHKBを触れるパートナーショップを用意しています。
東京・大阪・名古屋にある「SUPER CLASSIC」
まずは、私も大好きで愛用している商品を多数そろえている、SUPER CLASSICというショップ。
ひらくPCバッグ、薄い財布、小さい財布などのお店ですが、ここに今回のHHKB16モデル全てを展示してあるそうです。
東京の神保町「アシストオン」
お次はこちら。
アシストオンという、オシャレアイテムやガジェットのセレクトショップ。
G-mark Partner Shopの第一号店にも認定されるほどなので、デザイン性や実用性がある商品を置いてくれているお店です。
普通に行ってみたい…。
飲みながらHHKBを試せる東京五反田の「原価バー」
最後は、東京五反田にある「原価バー」という飲食店。
入場料を払って入り、後は飲食は原価でできる、というスゴイコンセプトのショップですが、ここにHHKBが置いてあります。
しかも、電源を入れて自分のスマホにペアリングして打鍵を試せるというんだからすごいです。
飲みながら友人たちと、もしくは一人でじっくり、HHKBを試せるって素敵です。
わんぱくブロガー的まとめ
という事で今回発表&発売開始した、HHKBの3グレード16モデル。
完全なるノールックタイプが出きる人のみが使いこなせる、無刻印モデルがかっこよすぎます…。
今回、同日にはファンミーティングも開催されたのですが、「10年使ってもキーがへたれない」という話をされていました。
数千円のキーボードを数年で買い替えてる…という人は、このHHKBに切り替えれば、結果極上の触り心地を得られると共に耐久性によって、結果コスパの良い製品を使う事が出来ると思います。
私も今回、ブログレビュー用にこのHHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/墨を使わせてもらえることになりましたので、ガッツリと使い込んで、良さを感じたいと思います。