携帯電話は、auを15年近く使っています、むねさだ(@mu_ne3)です。
そんな私は、最近話題のMVNO、いわゆる格安スマホ/格安SIMと呼ばれるものに興味はありつつも何となく手が伸びず、ずっとauを使ってきました。
が、やはり年間で数万円浮かせる事が出来ると思うと興味はある、けど何となく手を出すのがまだ怖い感じもするし…。
とりあえずは、知識としては知っておきたいのでいろいろ調べないとなぁ。
なんて思っていたタイミングで、ちょうど格安スマホや格安SIMを提供する「楽天モバイル」のブロガーイベントが開催されるという事で参加してきましたのでご紹介したいと思います。
なんと、このイベントの参加者にはAndroid端末を無料で提供&通話用SIMも1年間無料で使わせて頂けるということで、その辺りの使用感については今後実際に使ってということでまずはイベントの内容を。
楽天モバイルについて
言わずと知れた日本でもトップレベルののインターネット通販サイトである楽天市場を持つ楽天グループ。
その企業理念として「インターネット・サービスを通じて、人々と社会を”エンパワーメント”する」というのがあるそうです。
エンパワーメントとは、人びとに夢や希望を与え、勇気づけ、人が本来持っているすばらしい、生きる力を湧き出させること。
そんな楽天のサービスの1つである「楽天モバイル」は、他の通信会社が通信インフラを中心にサービスを充実させているのとは逆に、楽天全体のサービスを中心にして日本のモバイル通信サービスを革新し、人々と社会をエンパワーメントして行くことを目標にしているんです。
しかし、どうして今更、楽天が電話サービスを?と思う人も多いと思いますが、実は2012年に「楽天ブロードバンドLTE」という、1000円以下で高速通信を利用できるサービスを業界初で始めていた会社なので、格安スマホ/SIM界では第一人者的な感じなんです。
そう考えると、急にポッと出の通信会社ではなく、既に数年間の実績を持ってついに本格的に始動するといった形で安心感があります。
格安スマホ/SIMのメリットは?
ここからは、最近良く聞く格安スマホ/SIMのメリットについて紹介して頂きました。
楽天モバイルに限らず格安スマホ/SIM全体の話としての説明ですのでこれは覚えておいて損は無い内容だと思います。
さて、そのメリットとは大きく分けて6つ。
1.料金が安い
まず何より、料金が安い!
docomo、au、Softbankに比べて月々の維持費が1/3程度に抑えることができるんです。
年間で言うと4~5万。夫婦二人で10万円近く通信費を抑えることができる可能性があるんです。これは正直衝撃的です…。
2.ドコモやauのネットワークがそのまま使える
次に、ここも安心ポイント。
docomoやauの電話網をそのまま間借りする感じで使うので、docomoやauの圏内ならば格安SIMも使う事が出来るんです。
この楽天モバイルで言うとdocomoの回線を使うため、docomoの圏内=楽天モバイルの圏内というわけです。
地方に行くとつながりにくいんじゃ…?なんて心配は全く必要ないんです。
3.今使っている電話番号をそのまま使える
少し前に話題になった、モバイルナンバーポータビリティ(MNP)を使う事で、今使っている携帯電話番号をそのまま引き継いで乗り換えることが可能です。
もちろん新規契約もできますし、この辺りはdocomo、au、Softbankなどとまったく一緒です。
4.好きな端末で利用することができる
これまた今話題のキーワード「SIMフリー端末」と呼ばれるものがあれば、スマホはどの端末でも良いのです。
また、docomo製の最近のスマホならばほとんどがそのまま使えるとの事。
今現在docomoのスマホを持っている、家に余っているなんて人は調べてみると良いですよ。
動作確認端末リストはこちら。
5.最低利用期間が短く、分かりやすい
大手携帯電話会社は、いわゆる2年縛りというものがあり、1ヶ月でも過ぎると自動的に2年延長になったりして分かりづらいし辞めづらいという問題があります。
格安スマホはおおむね1ヶ月〜12ヶ月程度の縛りがあるのみ、かつ自動更新が無いので、それ以降は違約金が掛からず無料でいつでも辞める事ができるんです。
6.必要十分なサービス
よく、スマホを契約すると余分なアプリやサービスがてんこ盛りで付いて来たりするのですが、無駄なサービスを契約する必要が無いのもメリット?です。
もちろん、これらの機能を便利に使っている人はいるでしょうが、必要のないサービスを勧められたりなどが無いんです。
という説明ですが、ここは賛否両論あるかもですね。
大手ならではのサポートとかサービスという見方もできるかもです。何とかパスとか、dなんたらとか。使うと便利なものもありますので。
格安スマホ/SIMの安さの秘密
では、いい事だらけのように見える格安SIM。
「どうして安くできるの?」という所をこんな例えをして教えてくれました。これがまた分かりやすい!
医療分野ではジェネリックという言葉があるけれど、格安スマホ/SIMはそのジェネリック薬品のようなもの。
通信のテストとか新規にアンテナを立てたりなど、研究開発費用や設備投資、維持費などがかからないため、安くサービスを提供できるんです。
どうして安いのか理解できていませんでしたが、なるほどこういう説明をされると納得がいきます。
ということで、ここまでが格安スマホ全体のお話。
楽天モバイルの料金と通信について
そして、ここからが楽天モバイルについてのお話。
最低料金は、データ通信SIMで月額525円。
多少回線スピードが遅くても、とにかく安くインターネットだけをスマホやタブレットでしたい人はこのプランがおススメです。
その他詳しい料金表はこんな感じ。
(2015.4.1~ 料金そのままに高速通信容量が増加します)
プラン名 | ベーシック プラン | 2.1GBパック ↓ 3.1GBパック |
4GBパック ↓ 5GBパック |
7GBパック ↓ 10GBパック |
|
---|---|---|---|---|---|
高速通信容量 | 3月31日まで | なし | 2.1GB ↓ 3.1GB |
4GB ↓ 5GB |
7GB ↓ 10GB |
4月1日から | |||||
通話SIM | 1,250円 | 1,600円 | 2,150円 | 2,960円 | |
データSIM(SMS有り) | 645円 | 1,020円 | 1,570円 | 2,380円 | |
データSIM(SMS無し) | 525円 | 900円 | 1,450円 | 2,260円 | |
通信速度 | 最大200kbps | 下り最大150Mbps/上り最大50Mbps(注1) |
※表中の料金は月額料金
また、専用アプリから高速通信容量機能のON/OFFをする事が出来るようになったので、Twitterを見たりFacebookやメールチェックをする際などはこの機能をOFFにしておくと、上記の高速通信容量を消費せずに(200kbpsで)インターネットをすることが出来ます。
セット販売端末は4種類
この楽天モバイル、先ほども記載しましたが使える端末を持っていればSIMカードのみの契約もできるのですが、もちろんスマホを同時に購入も可能です。
今現在、選択できる端末は4種類。
クアッドコアCPU+大容量メモリ ASUS ZenFone 5
まずは、今回参加した提供して頂けるZenFone5。ASUS製で、クアッドコアCPU+大容量メモリ搭載で、性能と価格のバランスの良い端末です。
簡単操作と防水対応の安心スマートフォン!ARROWS M01
次に、富士通製のARROWS M01。初めてのスマホに最適で、シンプルで分かり易い画面構成や、音声も聞き取りやすくなっているなど、シニアの人でも使える工夫が随所に。
防水・防塵にも対応しているかんたんスマホ。
サイズが一番小さく電池持ちが良いAQUOS SH-M01
シャープ製のコンパクトで電池もちの良いスマホ。
防水かつコンパクトはとても良いけれど、この4機種のうちで一番お高いです。
ハイスペックスマホのAscend Mate 7
CPUが8個を意味する、オクタ-コアアーキテクチャを誇るHUAWEI製のAscend Mate 7。
とにかくハイスペックなスマホが欲しい!という人はこちらを選択する感じです。
楽天ポイントが貯まる・使えるというメリット!
楽天モバイルのもう1つの魅力は「楽天グループ」だという事。
使えば使った分だけ楽天ポイントがもらえるんです。
端末を購入してももらえますし。端末を楽天ポイントで買う事も可能です。
ポイントを貯めた後は、楽天モバイルや楽天市場だけでなく、色々な場所で使う事が出来るんです。
最近では、サンクスやミスドでもそのまま楽天ポイントを使って買い物をする事が可能なんです。
実際に使った人の感想
次は、実際に「楽天モバイル」のSIMを数週間使ってみたブロガーさんのプレゼンが始まります。
1人目はネタフルのコグレさん。
とりあえず、意識せずに普段使いしてみたそうですが、流石はdocomo回線。
都内でも、離島でも普通に(楽天モバイルだと特に意識することなく)使えたとの事。
また、楽天モバイルの良い所は、今回の通信容量アップのように、他社が改善して来たらそれを受けてすぐに追従するという対応ができる仕組みなんだとか。
ここが追従ではなく更に、他社を寄せ付けないほどの良いサービスを発表してきてくれると更に良いのですが…。
次は、携帯総合研究所のxenoさん。
xenoさんは携帯電話に関して詳しいスペシャリスト。
色々な場所や時間帯で通信速度をチェックしたそうですが、楽天モバイルは混雑時のお昼などでもかなり安定したスピードで通信できているようでした。
ちなみに、快適に使えるかどうかの1つの目安は10Mbpsを上回れるかどうか、なんだそうです。
実際に、ZenFone 5を触って見る!
という事で最後に、今回無料で提供される端末、ZenFone 5の初期設定をみんなでやってみましょう!と。
裏蓋開けてSIMカードを入れて電源ONすれば、もう携帯電話として使える状態なのは流石だなぁ、と。
楽天モバイルの初期設定がされているので特に難しい設定が不要で、そのまま使い始めれるんです。
ただ、その直後に端末アップデートやら何やらが起動して、アワワワワっとなる場面も。この辺り、なるべく最新の状態で端末を販売してもらえると、よりスマートに使い始めれると思いました。
わんぱくブロガー的まとめ
ということで、ずっと興味のあった格安SIM入りのAndroidスマートフォンデビューです。
これから1年間、普段使い用(サブ機)として毎日持ち歩いてみたいと思います。
1年後に、現在のメインの回線をMNPにて楽天モバイルにするのか、そのままauを使うのか…。
その辺りの判断材料にするためにもしっかり使い込もうと思います。