ドキュメントスキャナーのScanSnapが、普段の生活の中で手放せません、むねさだ(@mu_ne3)です。
家に散らかるプリントやチラシ、古い写真や名刺にレシート。
何でも取り込んでデジタル化してくれる「ドキュメントスキャナー」。
そのドキュメントスキャナーで、国内及び世界No.1シェアを誇っているのがPFUのScanSnap。
私も過去ブログで何度もご紹介しています。
今回は、そのScanSnapの家庭用のフラッグシップモデルが6年ぶりにフルモデルチェンジするという事で発表会に参加してきましたのでご紹介したいと思います!
大規模な発表会開場!
という事で行ってきましたのは、六本木で開催された「ScanSnap新商品発表会」。
かなり大きな会場で、多くのメディアやブロガーが取材に来ており、力の入れ具合がわかります。
少し厳かな雰囲気の中、発表会開始ですっ!
ScanSnapについて
まずは、PFUやScanSnapについての説明から。
PFUのドキュメントスキャナーは、業務用・家庭用を含めると、全世界100ヶ国で発売。シェアは50%を超える、まさにスキャナー界のTOPブランド。
累計出荷台数は、1000万台を突破。
とてつもない数ですよね。
ちなみに、そのうちScanSnapシリーズは500万台以上の出荷を誇っています。
まさに、ドキュメントスキャナー市場を牽引している会社がPFUであり、ScanSnapなんです。
そのScanSnapnoフラッグシップモデルでもある、「iX500」の後継機種が今回発表される商品となります。
ドラムロール的な音が流れる中、壇上の布が取り除かれますっ!
6年ぶりのフルリニューアル!新世代ScanSnap「iX1500」
と言うことで今回発表されましたのは、6年ぶりにフルリニューアルされた新世代ScanSnap 「iX1500」。
iX500に似た形状で、白くすっきりとした筐体が現れました!
ScanSnapの歴史
新ためて、ScanSnapの歴史を振り返っていきます。
2001年に、パソコンの周辺機器として誕生したScanSnap。
USBケーブルでPCに接続し、「ボタン1つでPDFに」をコンセプトに開発された商品です。
2012年に2nd Stageとなる、ワイヤレスでPCやスマートデバイスとのWi-Fi接続を可能とし、PCレスでのデータ化を可能としたモデルが登場します。
2015年。3rd Stageとなる、クラウド連携。
ワンタッチでクラウドにデータがアップされ、あらかじめ指定しておいたサービスにデータが送られる仕組みです。
現在は、上の写真にあるように14社と連携してあります。
ここまで全ての機種で「ワンタッチ」で取り込めるが大事なコンセプトとなっていました。
基本コンセプトの原点へ!
ここで、改めて基本コンセプトをみてみましょう。
大切にしてきたコンセプトは、
・簡単・スピーディ・コンパクト
・ワンタッチへの追求
の2つ。
この2つを元に、ScanSnapは次のステージへと進みます!
それを実現するために搭載されたのが、「タッチパネル」「自動化・学習機能」「ソフトウェア統合」の3つ。
そして生まれたのが、iX1500というわけなんです。
タッチパネルはまだしも、AI搭載ってのはすごいですね…。
目指したのは、「究極のシンプル操作」。
ということで、今回発表されたiX1500の主な3つの特徴がこちら。
・統合されたPCアプリ「ScanSnap Home」
・ストレスフリー設計
それでは、それぞれ詳しく紹介していきましょう!
タッチパネル搭載
特徴の1つめである、4.3インチの大型タッチパネル。
4.3インチってiPhoneSEが4インチなのでそれより大きな液晶ですよ!?
タッチ操作やスワイプにも対応しているので、スマホ操作に慣れている人は違和感なく操作が可能になっています。
で、このタッチパネルが万能…!
取り込み先や保存形式など、用途に合わせてボタンをカスタマイズで作成可能。
ユーザーごとにも色分けできるので、家族や職場など、複数人で使いやすくなっているんです。
基本は、もうこのタッチパネルさえ操作すれば良いので、PCやモバイルデバイスに触ることなく直感的に操作が可能に。
これならガジェット系に弱いうちの奥さんでも、タッチパネルでサッとスキャンができそう!
既存ソフトウェアを統合して進化!「ScanSnap Home」
特徴の2つ目は、自動化と学習機能を搭載した、「ScanSnap Home」アプリ。
これまで複数あったScanSnap周りのアプリを統合して、しかもかなりのパワーアップ・新機能を搭載してリリースされたこちらのが「ScanSnap Home」なんです。
ここ、盛りだくさんなので順番に紹介していきますね。
自動ファイル名生成
まずはこちら、自動ファイル名生成。
スキャンした画像から自動でファイル名を生成してくれます。
これにより、リネームの手間を無くし、後から探しやすくしてくれます。
ファイル名修正アシスト(自動学習)
次に、ファイル名修正アシスト。
自動で生成されたファイル名に対して、ファイル名の修正内容を行うと、それを学習し、「いつものファイル名の付け方」を覚えてくれてそのルールでファイル名をつけてくれるようになるんです。
仕事で、ファイル名が決められているような人たちにはとても便利な機能だと思います。
抽出データの修正アシスト(自動学習)
OCR能力には限界があるため、どうしても誤認識して文字化してしまうことがあります。
誤認識に対して修正を行うと、その修正を学習。修正した会社名はその後読み取った際、正しい文字でOCR化してくれるんです。
使えば使うほど賢くなっていくScanSnap。面白いですねぇ!
保存形式に関わらず全文検索
そして、これは便利だな!と感じた機能が「PDFのみでなくJpegでも文字検索が可能」になってるんです。
これまでは、タイトルの文字列、もしくはPDFの文字認識したもののみが検索対象でしたが、Jpegの画像内に含まれている文字も検索することができるんですよ!
これめちゃくちゃ便利じゃないですか…!
原稿種別やタグによる簡単検索
そして、地味に便利なのが、スキャンすると「文章」「名刺」「レシート」「写真」など原稿の種別ごとにソートしてくれたり、タグ付けをおこなってくれるんです。
デモで見せてもらいましたが、これは大量にスキャンした後にでも、目的のものを見つけやすくなって良さそうです!
もうなんなの…!このScanSnap Homeすごい!って思うでしょう!?
これ、iX1500ならば、1台につき4ライセンスがついて来るため複数人での利用が可能なんです。
しかも、1名につき5台のデバイスを紐づけられるので、各自が「デスクトップPC」「ノートPC」「スマホ」「タブレット」などと連携させることができるんです!
すげぇ!
ちなみに、現行機種でもScanSnap Homeが使えますが1ライセンスのみですので、個人利用ならば同等に使える、という感じです。
現行ユーザーからすると、それでも十分ありがたいですけどね!
洗練されたデザイン&ストレスフリー設計
特徴の3つ目が、見た目のデザインやストレスフリーのために行われた設計のお話。
洗練されたデザイン
まずは、見た目のデザイン。
複数人での利用が可能となり、リビングやオフィスの人通りの多い場所に置かれることが想定されるiX1500。
正面はもちろん、背面のデザインにもこだわり、シンプルにすっきりとさせています。
基本は電源ケーブルを挿すだけ。USB端子までカバーで隠してしまっているのはすごいですね。
そして、ここからは「ストレスフリー」のための改善や工夫が多く紹介されました。
実質待ち時間ゼロ!の高速起動
蓋を開けるだけで起動する、高速起動でストレスフリー。
WSi-Fi接続だとこれまで、15秒以上かかっていた起動時間は5.4秒に!
ここまで来ると、紙を差し込んでる時間を考えると、実質待ち時間はゼロのようなものですよね。
原稿セット時にもストレスフリー
従来機種のiX500を使っている人はわかると思いますが、原稿をセットする時や読み込み終わった後の紙のトレイを伸ばすのが少し面倒だったんですよね。
この辺りもしっかりと改善してきましたね。
スキャナとしての基本性能も高速化
スキャナとしての読み取りスピードも高速化を実現しています。
毎分30枚(両面で60ページ)の高速取り込みを可能にしています。これ、従来機種の20%アップですって!
待ち時間を減らして、よりストレスフリーを実現しています。
Wi-Fi繋がらない!を解消!
Wi-Fi周りも改善をおこなっています。
これまで、2.4GHzしか対応していなかったのですが、今回5GHzにも対応。
これにより、より高速で干渉されにくい周波数帯を選択することができるようになりました、
さらには、自宅にWi-Fiの親機がない場合に、直接PCやスマートデバイスと接続することのできるダイレクト接続モードにも対応。
より、繋がりやすいWi-Fi環境を実現しているんです。
特殊な形状は「手差しスキャン」で
封筒や長尺のレシート、二つ折り原稿やプラスチックカードのスキャンも簡単に取り込むことができるようになりました。
個人的には、これまでもiX500でA3サイズの用紙をスキャンしていたのですが、それ専用のシートに挟む必要があり、正直手間でした。
これからは、手差しスキャンを選択すれば、そのままA3用紙を2つ折りしてスキャンすれば、A3用紙として読み取ってくれるようになるんですよ。これ便利!
名刺やレシートガイドを標準搭載
これも、めちゃくちゃ嬉しい対応!
名刺やレシートなどの小さいサイズの書類のためのガイドを標準で搭載しています。
意味わかりますかね?こんな感じのパーツがついて来るので、レシートや名刺はそのパーツを使えば、A4書類と同時にセットして読み取ることが可能になったんですよ。
これも家庭で使う際は、めっちゃ便利だし助かりますよね。
しかも、ScanSnap Homeの方で、書類やレシートや名刺は自動で分類してくれるので、後で仕分けも楽なんです。
至れり尽くせりや…!
クリーニングアラームでストレスフリー
そうは言っても長期間使っていると、紙粉で読み取り部分が汚れてエラーになることもあります。
今回は、それを防ぐために、「クリーニングアラーム」機能が搭載されています。
汚れを検知した場合、事前に教えてくれることで、スキャンし直しの手間をなくしてくれます。
縦筋が入っても自動補正
それでも、万が一縦筋が入ってしまった場合、画像補正にて縦線を補正して軽減してくれる機能もついています。
このように、ちょっとした失敗やストレスを無くすように、大小含めて様々な工夫や改善が行われているんですよ!
発売は10月12日〜!
そんな、6年ぶりのフルモデルチェンジをおこなった、ScanSnap「iX1500」。
販売開始は、2018年10月12日(金)〜となります。
価格的には、オープン価格ですがPFUオンラインではこれまでフラッグシップだったiX500と同等の価格で販売されるそうです。
トップシェアブランドの6年分の技術が詰め込まれた、まさに最強のドキュメントスキャナー!
これは、本当に自宅にも職場にも欲しくなりますね…。
わんぱくブロガー的まとめ
イベント後は、質疑応答やタッチアンドトライコーナーもあり、実際に操作したりなど体験することができました。
いやもう、これまでのスキャナーは「ITに詳しいお父さんのもの」だったんですが、このiX1500は「家族のためのもの」になった気がします。
幼稚園や習い事からのプリント、マンションの連絡事項のプリント、子どもが書いてくれた手紙、などなど奥さんや子どもでも、タッチパネル操作でサッとデジタル化して最適な場所へと保存することができるようになりますね!
「今をとりこめば、毎日が拓けていく」というキャッチコピーも良いですよね。
スマホやクラウドの利用により、これからもいかに簡単に紙をデジタル化し共有するか、は重要になると思います。
ScanSnap「iX1500」で、ストレスフリーに便利に、簡単に。
生活の中で、当たり前にスキャナーを使う生活。試してみたいですよねっ!