ブログ歴は10年になりました、むねさだ(@mu_ne3)です。
有名人…!
この響き、なんとも憧れますよねっ!
今回はそんな有名人にまつわるイベントが開催されるということで参加してきました!
Yumei Jin Night 有名人ナイト~How to make you famous!?~
イベントの名前は、ズバリ!「Yumei Jin Night 有名人ナイト~How to make you famous!?~」。
有名人ナイトっ!?
なんだそれは!?と思った人のための説明がこちら。
会場は、渋谷のど真ん中にある、三井住友フィナンシャルグループの、オープンイノベーション拠点「hoops link tokyo」。
銀行の上にあるオープンイノベーションスペースで、なんと無料で使えるんですよ!
入り口がちょっとした隠れ家的になっていて素敵です!
三井住友フィナンシャルグループすげぇ!
そして今回のゲストは、以下の5名。
・Jeff Goldsmith from San Francisco (“How to make you famous”著者)
・林雄司(デイリーポータルZ編集長)
・吉田猛(J-POP SUMMIT Director)
・角野賢一(伊藤園)
・タムラカイ(FC POP)
カンタンに5人の紹介から。
Jeff Goldsmith(ジェフ)
今回サンフランシスコから来日したのは、Jeff Goldsmith。
マーケティングのプロフェッショナルのジェフさんは、日本でも働いていたこともある人で、「This Book Can Make You Famous」(この本はあなたを有名にすることができる)という本の著者。
まさに有名人の作り方を知っている方。
YouTubeを使って、有名人や有名なプロダクトを作っている人などへのインタビュー動画を公開しているそうです。
このジェフさんの来日に合わせて開催されたのが、今回の有名人ナイトというわけ。
林雄司(デイリーポータルZ編集長)
デイリーポータルZといえば、面白メディアとして有名ですよねっ!
そこの編集長をしているのが林雄司さん。
面白い記事、体を貼った記事を作り上げている人!というイメージでインターネット界ではもう神ですよ…!神。
家の中だけで書ける記事ではなく、野外に出て面白いことをする!がデイリーポータルZのスタンス。
過去には、ハトの被り物をシアトルで見つけて買った後、気に入りすぎて300枚個人で輸入して「ハトナイト」というイベントをやったりしている人!
また、有名なのはこちら!顔が大きくなるという箱!
今日はこれの実物も持参されてるんです!(後で触らせてもらおう)
これ、本当にすごい発明なんですよ!
ジェフもこれをかぶって大喜びしてました!こうやって、どこでも誰でも笑顔になれるコンテンツやモノが生み出せるってすごい事ですよね。
吉田猛(J-POP SUMMIT Director)
お次は、J-POP SUMMITの代表である、吉田猛さん。
元ホリプロに所属していたプロデューサーで、香椎由宇さんや藤原竜也さんを担当していたりしたそうです。
現在はサンフランシスコにて日本とアメリカの架け橋として活躍されている方。
まさに、有名人を作りあげるスペシャリストですよね。
角野賢一(伊藤園)
角野さんは、伊藤園の社員さん。
シリコンバレーを中心に、「お〜いお茶」を世界中に広めた人です!
お茶とハッカソンを融合させた「チャッカソン」を作り上げたメンバーでもあり。
シリコンバレーでのお茶の売り上げを10倍以上に伸ばした男で、Facebook本社では現在コカコーラよりもおーいお茶が飲まれているのは彼の活躍だそうです。すごい。
タムラカイ(FC POP)
最後はグラフィックカタリスト・ビオトープの水玉の人。
富士通デザインの社員でもあり、ラクガキコーチでもあり、グラフィックカタリストで、FC POPのメンバーで本も2冊出版している、タムラカイ。
マルチな才能過ぎる彼は、最近は「ラクガキって楽しい!」を伝えるため、NHKやフジテレビに出演して飛ぶ鳥を落とす勢いの有名人です。
ジェフからの質問!
さて、各有名人の紹介が終わったところで、ジェフからの質問。
なぜ自身の活動を広めたいと思うか、目的について教えてください
まずは、「なぜ自身の活動を広めたいと思うか、その目的について」質問です。
これに対して、ゲストの有名人の皆さんが回答していきます!
まずは、吉田さんから。
吉田さんは、火付け役、「着火マンになりたい!」。
現在サンフランシスコ在住の吉田さん、「僕が火をつけてみせるから、有名になりたい人は僕に声をかけてよ!」と手を挙げているそうです。
将来的には「日本のコンテンツをアメリカに持ってくるなら吉田に相談だ」と言われたいという大きな思いがあるそうです。
次に書けたのはタムラさん。
「世界を良くするのは僕じゃないから」。
世界を変えるのは、個人個人であり、ラクガキはそのきっかけをつかむ1つ。そのきっかけを与えるために、自身の活動範囲を広めたい。と。
次は角野さん。
「他の人が舞台に上がるのを見るのが好き」。
自分の支援によって他の人が舞台へと上がっていくのを黒子としてみているのが良いんだそうです。
お次は、林さん。
「真面目以外にも方法があるぞ」ということを世の中に広げたい。
王道じゃなくても良い、ということを広めたい、伝えたい。と。
「型にハマらなくても素敵な人生が歩けるよ!」と伝えられるのは、自らの道を面白おかしく歩んでいる林さんならではの回答ですよね。
どんな人たちに、自分や自分のプロダクト・サービスを有名にしたいか?
お次のテーマは、「どんな人たちに、自分や自分のプロダクト・サービスを有名にしたいか?」。
まずは、角野さん。「靴を履かない人」。
靴を履く文化の無い人にも、靴を薦めたい。お茶を全く知らない人、お茶を飲む文化も無い人にお茶を売りに行きたい。と。
お次は、タムラさん。
「新しい地図」の3人。こういう人たちが当たり前に絵を描いているような世界にしたい、と。
特別な人たちがやるのではなく、当たり前に描くという行為をみんなができる世界にしたい、と。
吉田さんは、日本とアメリカの間で情報を行き来させたい人。
お互いの情報を相手側に広めたい人に、知ってほしい。と。
林さんは、「孤独な人(普通の人)」。
真面目に毒されている人に対して、「一人じゃないよ」「普通じゃなくても良いよ」「視野を広げてみようよ!」、「ちゃんとしていなくてもなんとかなるぞ」と知ってほしいな、と。
普通の人、という字が小さいのは普通に毒されて周りも見えなくなり孤独になっている人、という意味が強いんでしょうね。
どれくらい有名になりたい?
お次は、「どれくらい有名になりたいのか、有名にしたいのか?」。
またまた伊藤園の角野さんから。
個人としては「イーロン・マスク」に。商品としては「コカ・コーラ」くらい有名になりたい、と。
世界中の人が知っているもの、当たり前のものにしたいそうです。
林さんは「カラオケぐらい普及させたい」と。
カラオケってこれまで全くなかったところに出てきて、世界中で求められるメジャーなものでもあり、誰でもできる、楽しいもの。と。
まさに林さんの求める理想が「カラオケ」なのかもしれませんね。
タムラさんは「概念になる」くらい有名になりたい、と。
自分が有名になるかよりも、「ラクガキ」が当然のような世界になる、のが理想だそうです。
自分のユニークさはどこにある?それに気づいた瞬間は?
お次のテーマは、「自分のユニークさはどこにある?それに気づいた瞬間は?」。
こちらも角野さんから。「考える前にやること(考えないこと)」。
気づいた瞬間というのは、「シリコンバレーで結果が出た時」。
シリコンバレーに行って、優秀な人たちを見ていると、「あぁ、頭の良い人と同じ土俵で戦うのはやめよう…」と思ったそうです。
で体を使って、「とにかく動いてみよう!」と動いた結果、成果が付いてきたそうです。
次は林さん。
会議で、こういう絵を書いて、「これだよ!これ!」と言った時に全く通じず…。
四角に目と口を描くと「豆腐だろ!」と思ったけれど誰にも通じておらず、「何言ってるのか分からない」と言われるそうです。
考えが人よりも数段飛躍してしまうそうで、これ絶対、頭が良すぎて空回りしてるんですよね…。林さん。
お次はタムラさん。
「めんどくさいくらい言葉にする」。
まさに林さんのような天才と対峙した時、自分の考えを伝える為に多くを語る、全て説明するようにしているそうです。
この人もロジカルに深くまでモノを考えられる、天才タイプなんでしょうねぇ。
吉田さんは、人と人の間に入る「ミドルマン」が得意だということ。
思い返すと小学生の時は、副委員長や副部長など、板挟み役というか、引き立て役を多くやっていたそうで、まさにミドルマン。
人と商品やタレントを繋げることを日々考え実行できる。それこそが、吉田さんの得意技なんです。
日々の活動のモチベーションの源泉は?
お次は、「日々の活動のモチベーションの源泉は?」っと。
まず、吉田さんは「頭おかしい人に出会う時」。
シリコンバレーでは、「頭おかしい」はポジティブワードで褒め言葉。
そういう頭おかしい人に出会った時に、「あぁ!自分ももっと頭おかしくならないと!」とモチベーションが上がるそうです。
角野さんは、「朝が来るから」。
夜になると「自分はまだまだダメだな…」と思ってしまう日もあるそうです。
が、朝が来たら「今日の俺ならできるぞ!」とポジティブに考えられる。朝が来るからポジティブ、という角野さん。すごいです!
お次はタムラさん。
「絵を描くって楽しいよ!」と気づいてもらう為の活動をしているので、「楽しい!」と言ってもらえた瞬間が嬉しい、と。
喜んでもらえるって、まさにモチベーションの源泉ですよね。
林さんは、「ブレスト」をしている時が一番楽しい!
「このアイデア、世界を変えちゃうんじゃないっ!!?」というアイデアが湧いたらすぐに(材料を買いに行き、必死で作って使ってみて…、と)行動している時が一番モチベーションが上がるそうです。
ここで前半の、ジェフからの質問コーナーは終了。
タムラカイプレゼンツ!「他人にカタガキをつけよう!」
そしてここから後半戦。
FCPOPのタムラカイがおくる、「他人にカタガキをつけよう!」というワークショップ。
有名な人は皆、自分を一言で表す肩書(カタガキ)を持ってるんです。
「みんなでそれを見つけてみよう!気づいてみよう!」というのがこのワークショップの趣旨。
自己紹介を聴いて、カタガキをつける!
内容はカンタン。なるべく面識のない4人が1組となり、各自が2分間で自己紹介を行います。
その中で、残りの3人が感じた印象を元にしてその人に「カタガキ(肩書き)」をつける、というわけ。
そう、これ2分間の自己紹介を聞いていた第三者(2~3人)から「自分を一言で表すカタガキ」をつけてもらうという、緊張感とワクワク感のあるワークショップ。
2分間って長いようで短く、まごまごしてると一瞬で終わってしまいます。
たった2分間の自己紹介で、自分がどう見られたいか、自分の核をいかに伝えるか、がとても大事ですよね。
逆に言うと2分間ではなく1言で伝えられるのが「カタガキ」のすごい所。
私も自己紹介の後にもらったカタガキはこちら。
なるほど…!
「人に伝える」「整理男」なんてキーワードは自分で意識していなかったので嬉しい言葉でした。
こんな感じで、意外と自分の肩書きを意識したことある人、少ないんじゃないでしょうか?
会場全体で共有
最後に、各グループから1名、おもしろいカタガキが付いた人を代表者として選出。
どういう自己紹介をしたらどういうカタガキが付いたか、を発表・共有していきます。
良い意味でも悪い意味でも、自己紹介で口にした言葉に引っ張られるので、自分をどう見てほしいか、自分を客観的にみられるか、それが言葉にできてるか、が大きなポイントだと感じました。
これ会社のチーム内でやってみても面白いんじゃないかなぁ…!
切り込み隊長、おまとめ役、アイデアの玉手箱、こんなカタガキ付けられそうな同僚いませんか?
わんぱくブロガー的まとめ
いや~。有名人・有名なコンテンツや商品を作り上げてきた人を登壇者に迎えて行われたイベント「有名人ナイト」。
ここに登壇した有名人は全員が、「そこに愛を持って深く深く考え抜いた人」という印象を受けました。
その中から、「多くの人に知ってもらうには?」「インパクトを与えるには?」というのを考えている人が結果有名人になっていくんだな、というのを感じたイベントでした。
来場者も一癖も二癖もある人で、その人たちの話を聞き、有名になるためのきっかけとしてのカタガキを見つけだすワークもハマって大盛り上がり!
撤収時間になってもなかなか人がハケなくて困るほど盛り上がった面白いイベントでした!
また2回目があれば、是非参加したいと思いますっ!