食べることが大好きなデザイナー、むねさだ(@mu_ne3)です。
先日、SNSで見つけた「見て食べる体験型デジタルアート」が面白そうだったので行ってきました!
これ、まだ会期が始まったばかりで、中盤~後半になると絶対混むので行くなら今のうちが良さそうですよっ!
見て食べる体験型デジタルアート「食神さまの不思議なレストラン」展
ということで行ってきましたのは、東京の茅場町駅徒歩1分の場所で開催されています、見て食べる体験型デジタルアート「食神さまの不思議なレストラン」。
世界有数のデジタルアート集団「モーメント・ファクトリー」による日本初のエキシビジョンとして、今注目を浴びているイベントになります。
テーマは、日本人になじみの深い「和食」。
最先端の映像技術や特殊効果を使った、ミステリアスでファンタジックな世界の中を、実際に歩き、見て、聴き、触れる、体験型のアート展。
しかも展示の最後には、神の手を持つと言われる料理人たちが監修した「和食」を実際に食べることができるレストランが用意されているんです。
これ、食やアートに興味がある人なら興味が出て来るでしょう!?
チケットは、ローソンやミニストップのLoppiからも買うことができますし、会場窓口でも購入することができます。
大人1人2000円。(神様のおいなりさん付き)
まぁ、おいなりさん1つ付いてくるし映画1本見る、位のお値段ですね。
あ、会場は写真撮影等OKなのでガンガン写真や動画を撮影してきました!
ビル全体を使った展示
会場は、ビル全体を使った展示になっています。
各ホールを移動する際には、廊下や階段を使うのですが、その階段からもう不思議な雰囲気。
竹と照明を使い、これから入っていく異世界へ向け、テンションをあげてくれます。
要所要所にはスタッフが立ってくれているので、道に迷ったりということは無いと思います。
四季の谷
まず最初に入ったのは「四季の谷」と呼ばれる展示。
説明用パネルにはこのように書かれています。
部屋に吊り下げられている半透明のスクリーンには桜などのアニメーションが流れています。
正面から見るとレイヤー感があって、お城のふすまのような印象を受けます。
そんな展示の一番奥にはワイドなスクリーンがあり、そこがインタラクティブに反応してくれるブースなんです。
手を近づけるとその周りがホワンッと光り、画面の中にアクションが起こります。
動画も撮影していますのでご覧ください。
背景のアニメーションも色々なシーンがあるようなので、全部見ようと思うとここで10分以上楽しめると思います。
煮・焼・蒸・揚「4Ways」
この辺りから、「食」に関係のある展示になってきます。
部屋に入ると、青い光が棘のように輝いていて、自分が串刺しにされているような感覚に陥る、不思議な空間になっています。
その奥には4方向にそれぞれ7枚のパネルが重ねて置いてあるスクリーンが設置されています。
ここは、体を動かすことで変化する展示。
近寄ると、自分の体がツブツブのようなもので画面の中に反映されています。
途中、画面の中には「煮」「焼」「蒸」「揚」などの漢字も表示されるんですが、それぞれが鍋の中で起こっていることを表現しているんだそうです。
画面の前に立つと、吸い込まれるような不思議な感覚になれますよ。
ちなみに、横から見るとこのような感じでパネルが7個重ねられているのが分かると思います。
手を挙げたり、足を挙げたり。体を近づけたりして色々試してみましょう!
和食の社「Sanctuary」
ここは一番「和食」を感じられるインタラクティブな展示かもしれません。
半円形のブースに、階段に置いてあった竹の照明が並べられており、壁には4つのスクリーン!
テーマは、「発酵」「道具」「酒」「出汁」。
この4つのテーマに合わせた映像が、全てインタラクティブに反応してくれるんです。
体験しながら様々な事を学べるので、和食に関する知識(ウンチク)を増やしたい人にはちょうど良いブースかもしれませんね。
近づくと、これまた手の周りにフワーーッと光が集まり綺麗です。
こちらも動画で撮影してますのでご覧ください。
シイタケが出て来たり。全体的にゴールド感あって、ゴージャスな雰囲気を出しているように感じました。
巨大なお椀にお米がっ!「米との対話」
最後の展示は、「米との対話」というタイトルのインスタレーション。
お米が大地で育ち、ご飯として食べられるまでを表現しているそうです。
イマイチ、その辺りが伝わりづらいんですが、砂場の砂のようにお米をいじることで、動的に変化してくれるマッピング。
ホワホワと色が変わったり、線になったり。
こういう展示のアート、どこかで見たような気もしますがこれがお米なのが新しいんでしょうね。
触っていると気持ちが良いので、しばらく触って変化を楽しんでいました。
終わった後は、手に米ぬかの匂いが付いてしまいますが、まぁ洗えばすぐに取れますから大丈夫。
その後もこんな感じの廊下や階段を通過して、レストランへと向かいます。
本当に建物全体を迷路のようにしてアート作品に仕上げている感じでした。
神の手を持つ料理人たちが監修した「和食」レストラン
行きついた先は、白い壁と、虹色に輝く布地で作られた不思議なレストラン。
ここでは、入場時にチケットをもらった「おいなりさん」以外にも、稲庭うどん、みそ汁、筑前煮、出汁巻き玉子、日本酒などを頼むことができます。
今回私は、「筑前煮」と「日本酒と発酵物セット」を追加で購入!
日本酒もフルーティーなモノから辛口まで幅広くそろえているそうです。
今回は、福島県 仁井田本家酒造の「穏(おだやか)No,6」という日本酒をチョイス。
発酵物セットは、日替わりで内容が違うそうですが今回は、たくわん&はたはた漬け。
和食をテーマにしたアートに触れた後、それらを実際に食べつつ日本酒で一杯。
これは面白いっ!
お酒が飲める友人たちと来て、「あそこはどういう意図がありそうだ、どこがどう工夫されていた」など展示物について議論をしながら酒を飲むのも面白そうです。
レストラン横には、こんな感じのちょっとおしゃれな空間にテーブルが用意されています。
今回は一人なので、一人振り返りながら、静かに飲みます。
肴として買った筑前煮や発酵物セットが良い感じにマッチして。
せっかくなら、おいなりさんだけでなく、こういうサイドメニューも頼んでみると、より深く和食について考えることができるかもしれませんね。
あ、おいなりさんは具だくさんでレンコンかな?シャキシャキしていて美味しかったです!
飲食ブースの奥には「火のレストラン」というタイトルのスペースも。
恐らくこちらも飲食スペースとして使ってよいのでしょうが、気づくのが食べ終わった後だったので見学だけ。
焚き火のような、パチパチと火のはじける音がずっと鳴り続ける不思議な空間でした。
最後はアンケートに答えて、クリアファイルを貰っちゃおう
レストランを出ると、階段を下りて物販ブースへ。
ここではパネルと共に写真が撮れるフォトブースも兼ねています。
ま、一人で行ったので撮れるわけも無く…。
あ、そこに置いてあるアンケート用QRコードからWEBアンケートに答えると、その場でクリアファイルが無料で貰えます。
お土産代わりにせっかくだから頂いちゃいましょう!
わんぱくブロガー的まとめ
久々にこういう最先端技術を使ったアート作品を見に来ましたが、楽しくてついつい予定時間をオーバーしていました!
ただ辛口に言うと、「初めて見たっ!」というような驚く技術は無く(あったのかもしれませんが気づかなかった)、ニュースなどで見たことがある最先端の手法が、クオリティ高くオシャレに、「和食」をテーマにまとめ上げられている、という感じの印象を受けました。
ただ、実際に触るのは初めてのものがほとんどだったので、色々と楽しめましたのは間違いないです!
こういうアートが好きな人ならば納得できる展示内容だと思います。
興味があれば是非、足を運んでみてください。
ゆっくり見たとしても、2時間もかからず堪能できると思いますので。
開催日時:2017 1.28 SAT 5.21 SUN
開催時間:10:00 21:00 平日
10:00 23:00 金・土・祝前日
10:00 19:00 日・祝日
※ 最終入場は、終了の1時間前になります。
開催場所:日本橋茅場町「特設会場」
東京都中央区日本橋茅場町1−8−1
茅場町1丁目平和ビル
料金:大人(高校生以上):¥2,000
子ども(3歳以上~中学生以下):¥1,000