職業は、デザイナーのむねさだ(@mu_ne3)です。
友人でもあり同僚でもある、タムラカイが先日2冊目の本を出版することになりまして。
【9/20発売!】仕事中に新しいアイデアを出す必要がある人、必見!「ラクガキノート術実践編」がめっちゃ参考になるぞ! | むねさだブログ
アイデアがどんどん生まれる ラクガキノート術 実践編 (エイムック 3485)
そんなタムラカイの出版記念イベントに行ってきましたのでご紹介したいと思います。
アイデアがどんどん生まれる ラクガキノート術 実践編」出版記念!タムラカイのハッピーラクガキナイト Vol.1 ~新感覚ラクガキカードゲーム「ラクガキポーカー」の巻~ | Peatix
会場はお台場「東京カルチャーカルチャー」
場所は、お台場にある東京カルチャーカルチャー。
12月に渋谷に移転するので、ここでのラクガキイベントは今回が最初で最後になると思います。
会場では、ラクガキノート術実践編の販売が行われており、同時にサイン会も開催されていました。
事前に本を購入していた人も、持参してサインをしてもらっている人も多くみられました。
に、してもこの会場の東京カルチャーカルチャー。
TOKYO CULTURE CULTURE:@nifty
正直「よくあるイベントスペースなんだろうな」って思ってたんですが、お酒も美味しく料理もしっかりしたレストランレベルに美味しい料理がズラリですよ…!
舐めててスミマセン!東京カルチャーカルチャーすげぇよ!
イベントスペースで軽食が出るのではなく、レストランがイベントスペースになってる、という食事のクオリティ。
本当に料理が美味しいのっ!
ラクガキイベント専用の特別ドリンクが用意!
で、今回はラクガキイベントということでラクガキにちなんだスペシャルドリンクが用意されていました。
というか、立派過ぎるほどのバーカウンターがあって本格的!
早速友人たちと、スペシャルドリンクを全種類注文。
この全種類注文しようぜ!で揃うのがブロガー集団ならでは。ですよね。素晴らしい。
イベントが始まる前にお酒と料理を食べて、お腹を膨らませてからイベントが開始ですっ!
「ラクガキノート実践編」について解説や裏話
既に食事やドリンクが手元に回っているため、タムカイの乾杯からイベントはスタートします。
ラクガキコーチでもありデザイナーでもあるタムラカイが、デザイン思考をラクガキで解説しているのが「アイデアがどんどん生まれる ラクガキノート術実践編」。
アイデアがどんどん生まれる ラクガキノート術 実践編 (エイムック 3485)
デザイン思考って難しくないよ、こういうことだよ。というのをラクガキでわかりやすく解説してくれているんです。
観察→想像→表現のループでやってみよう、という事なのですが、実はスタートは表現から入る方が、観察する時の視点が分かって良いそうです。
なので、まずは「とにかくやってみる」が重要になってくるんですよね。
っと、この辺りの本の詳細は、私もブログで紹介していますので詳しく知りたい方はご覧ください。というか、本買いましょう(笑)!
【9/20発売!】仕事中に新しいアイデアを出す必要がある人、必見!「ラクガキノート術実践編」がめっちゃ参考になるぞ! | むねさだブログ
全てのラクガキはiPad Proで描いている
ちなみに、今回の書籍の挿絵、ラクガキを全てiPad Proで描いているんだそうです。
これが一番最初の下書き。
そして、わかりやすくするために4コマにして、フルカラーにしていく。という進め方をして行ったんだそうです。
この辺もそう。
手書きでサッとイメージを描いて、それを再構成しながらiPadで描いていくんです。
スゴイなー。分かりやすくなってますねー!すごい。
にしても、100枚以上のラクガキを全て自分一人で描き下ろしてるんだから、そりゃ大変だわ…。
締め切り直前の「iPad Pro紛失事件」
なんと…。その原稿用のラクガキを描きためていたiPad Proを…。
紛失してしまったんですよっ!!!
出張で乗った新幹線の車内に置き忘れるという大失態を犯してしまったんです…。
結果的には出てきたんですが、未提出の原稿入りiPad Proを無くしかけて、かなり焦ったそうです。
いやー、恐ろしい…。
今でこそ笑い話ですが、締め切りギリギリでの紛失事件…。考えただけで泣きそうです…。
他にも裏話や苦労話、こだわりポイントなどを聞きつつ、後半のワークに移っていきます。
「描いて表現する」を実践するワークショップ
そしてここからは本の内容の一部を実践するワークショップに。
テーブルの上には、協賛のぺんてるさん提供のくれよんとサインペンとA4用紙と小さいカードが何枚か配られます。
せっかくなのでみんなで「描いて表現」してみましょう!と言うと、会場の何割かの人は顔がこわばります。
「私には絵心が無いから…。」
なんて思う人、多いと思います。
ただ、絵心は画力ではなく、上手い下手に関係ないんです。
「絵心」を辞書で調べると、「絵を理解する能力」「絵を描きたいと思う気持ち」と書かれています。
そういう意味でも、絵心は誰にでもあり、描くか描かないか、だけの違いしかないんです。
いやいやいや、そうは言っても…。
と思う人もいるかもしれませんが、大丈夫!タムカイ先生が付いています!
ラクガキ講座「線を描いてみる」
「え、それなら私にもできるかも!」と思わせてくれるのがタムカイのラクガキ講座。
各自が、「線」で「感情」を表現してみましょう!というワークからスタートします。
みんな、思い思いの線をA4用紙に描いていきます。
「はやい」「おそい」「つよい」「よわい」。
その後、他の人がどういう「線」で「感情」を表現したのかを見て回るのですが、これがもう面白い。
自分になかった発想や表現が見れるんですよ。
そんな「線」を描くだけのワークを2回行うだけでも、自分の頭が凝り固まっていることが分かってきます。
他の人の描いた「線」を見てワクワクしたり、「こんな方法、手法、表現があったのか!」と驚きや発見があるのが面白い!
これが、「表現」してからの「観察」です。
ね!もうデザイン思考の一部が出来ちゃってる!
こんな感じで、ラクガキを通せば、自分の中の「大人」と、自由な発想ができる「子ども」の部分をつなぐことができるんです。
頭が柔らかい人って、こういうことを自然とできてる人なのかもしれませんね。
タムカイ考案の「ラクガキポーカー」で会場は大盛り上がり!
そんな「線」を使ったワークを行った後は、本邦初公開!
タムカイ考案の「ラクガキポーカー」の体験会がスタートします。
ラクガキで頭を柔らかくして、一人で考えるのも良いけれど、チームとして多様な人たちと一緒に考えることでより良いアイデアや新しいものが生まれやすくなります。
初めての人同士でもそんなチームになれるアクティビティがこのラクガキポーカーなんです。
ラクガキポーカーの遊び方
まずは、画用紙の表に「線」をクルクルっと描きます。
そして、その線の隙間に「好きなモノ」で埋めていきます。
その裏面には、クレヨンやサインペンで模様を描いたり塗りつぶしたり文字を描いたり、自由にラクガキを行います。
この時点ではこの「好きなモノ」やラクガキ塗りがどういう意味を持つのか参加者はわかっていません。
知らない人同士3人組を作って自己紹介タイム
まずは、このカードを持って、表面を見せ合い「好きなモノ」を紹介しながらの自己紹介。
なるべく初対面の人通しでチームを組んで行います。
初対面なんだけれども好きなモノを読み上げながら話をするので、その辺が被ると話題が尽きません!
その時…
お題が発表され、裏面の絵柄で役を作る!
自己紹介が盛り上がりを見せている中、前面のプロジェクターに映し出されたのは「さ」で始まる言葉、という表示。
みんな最初は頭に「?」が浮かんだのですが、ようは3人の裏面の図柄を合わせて、無理やりにでも「さ」で始まるストーリーを作ってステージ上でみんなに紹介する、というゲームだと理解し始めました。
ちなみに、うちのチームの3人が持ち寄ったカードはこちら。
完全に「自己紹介時に使える」、と思って描いた似顔絵が逆効果!(笑)
「さ」で始まる言葉を作りにくい作りにくい…。
それでも、前半の「線」で少し頭が柔らかくなっているメンバー同士で、普段なら出ないような面白い切り口でアイデアがどんどん出てきます。
例えばこちらのチームは、カードを一部重ねて「サマーラブ」というキーワードでプレゼンをしていました。
こういう風にカードを組み合わせて、そんなキーワードやストーリー創るん!?というような面白いアイデアばかりで会場は大盛り上がり!
大人としての枷を取り払い、子どものように柔軟な思考でアイデアを出す大人たち!
メッチャ楽しい!
シンプルなんですが、真剣に頭をひねり、面白いアイデア、グッとくる組み合わせを考え、「ピコンッ」と思いついた時の快感さ!
そして、他のメンバーの発表を聞いて、「そう来たかーーーw」となって、刺激をもらいまくれるこの空間…。
すごいです。
この熱量が伝わらないのが残念ですが、おそらくは「線」で感情を表現したことも無い人が、その線を「観察」しても何も感じにくいように、「自分たちが工夫して3枚の組み合わせから役を考える」ということをしていない人が見ても、「キョトン」っとして、「何が面白いの?」となるんだと思います。
が、頭が柔らかくなった人同士、自分たちも考えたからこそ理解でき、他人の考える柔らかいアイデアや考え方に刺激をもらい、会場が一体感を持って盛り上がるんだなぁ、と感じました。
ラクガキポーカー、すごいわ…!
面白い!
わんぱくブロガー的まとめ
いや~!始まる前は、「出版記念イベントなの?」それとも「ラクガキポーカー体験イベントなの?」とよく分からないまま参加しましたが、その2つが見事に融合していて、とても満足度の高いイベントとなっていました。
普段、会社員として頭が凝り固まっている部分を、ラクガキとラクガキポーカーを通して、柔らかくほぐしてもらい、子どものころに戻ったような気持ちで知らない人たちともワイワイと自然とアイデアを出し合っている空間がここにはありました。
会社のワークショップなどの導入時にやると、メンバー同士も仲良くなりやすいし、頭を柔らかくしてから本題に入れるのでこれ、使い方次第では会議とかにも活かせそうだな、と感じました。
いやー。本当に楽しかった2時間があっという間に終わってしまいました。
好評だったのでVol.2も開催されるかも?、というようなことも言っていましたので、是非とも2回目も参加したいと思います!
興味を持った人は、この本を買って、「ラクガキ」について予習しておきましょうっ!
アイデアを出すことを求められている会社員や学生さんは、読んで損は無い本だと思いますよっ!
アイデアがどんどん生まれる ラクガキノート術 実践編 (エイムック 3485)