ワクワクどきどきが大好きな、むねさだ(@mu_ne3)です。
みなさん、自由にはたらくと聞くと何を思い浮かべますか?
フリーランス?YouTuber?ノマド?
そんな「自由にはたらく」ということについて楽しくディスカッションできるイベントに参加してきましたのでご紹介したいと思います。
あつまれ!自由にはたらきたい人!!参加者で対話してつながろう『ことがたりカフェ』
今回参加してきましたのはこちらのイベント!
テーマは、あつまれ!自由にはたらきたい人!!参加者で対話してつながろう『ことがたりカフェ』。
イベントページの説明欄にもこのように書かれています。
「それだけを仕事にしたい!自由に、楽しくはたらきたい!」
そう思いませんか?
そんな仲間で集まって、タムラカイ氏が開発した『ことがたり』をつかい、ゆるく話す『ことがたりカフェ』
自由にはたらきたい人たちが、「つながる・つなげる」そんな場をつくります!
ドキドキワクワクしながら自由に楽しくはたらく!?これは気になる…!
ということでイベントの様子をお伝えしていきます!
会場は、原宿にあるスマートニュース。
今回はビアバッシュ形式で、ビールや軽食を楽しみながらイベントに参加するスタイル。
よなよなエールや水曜日のネコを片手に、サンドイッチやお菓子をつまみながらの緩やかな雰囲気でイベント開始です!
登壇者はタムラカイ&仲山進也
本日の登壇者はこちらのお二人。
タムラカイさん:ラクガキコーチ グラフィックカタリスト
ラクガキコーチ、グラフィックカタリストのタムラカイ氏。
仲山進也さん:楽天大学の学長(がくちょ)
仲山さんは、楽天大学の学長(がくちょ)さん。
どちらも、会社員をしつつも活動の場を社外に広げてに活動されています。
そんな、タムラカイ氏と仲山進也氏のお二人から、「自由にはたらく」をテーマにイベントが始まります!
「自由にはたらく」とは?
まずは、「自由にはたらく」について話が進んで行きます。
「普段、会社に行かない働き方をしているんですよー」と人に言うと「良いですねぇ、自由な働き方ができて」と言われることが多々あるそうです。
「自由=わがまま放題好き勝手」と思われがちですが、それは違うわけです。
大きな会社に所属しつつ自由に働いているからこそ、誰からも文句を言われないように、色々調整したり結果を出す必要もあると考えて働いているんです。
自由とは?自由の反対語は?
自由を訓読みしてみると、自分に由る(よる)。
自分で仕事を選んで働いていることを、「自由」にはたらくと考えると、はたらく理由が他人にある、「他由」が「自由」の反対語、だと定義したそうです。
最初のうちは他由にはたらく事が多いサラリーマンですが、自分次第で自由にはたらくことができるようになる。
と言う話が、サラリーマン的にはズバッと来ました。
あぁ、自由にはたらくって会社を辞めるとかフリーランスになるとか、そう言う意味じゃないな。と感じました。
仲間づくりのための「チームビルディング」
そんな、会社の中で自由にはたらくには他人との関係性が欠かせないし、助けてくれる人、やらせてくれる人、支えてくれる人がいるからこそ自由にはたらけます。
そこで大切なのが、人と人との関係性をつくるチームビルディング。
例えばこちら、先日の日経ビジネスの記事。
楽天の出店社の1つだったヤッホーブルーイングが、成長していく過程できっかけとなったのが、仲山さんが行なっている「楽天大学」での教え。
言いたい事がズバッと言い合えるとグループからチームへと進化していく、と言う話をされていました。詳しくは上の記事を読むのが良いと思います。
『ことがたり』とは?
ここからは、少し趣向を変えて、タムカイさん考案の「ことがたり」を使ってトークが行われていきます。
この『ことがたり』とは、タムラカイ氏が開発した対話のアクティビティ。
使い方はこんな感じ。
2.『おダイス(お題が書かれたサイコロ)』をふる
3.出た目(お題)に手持ちの『オトグラフィカード』を組み合わせてどんな話ができるかを1分考える
4.『オトグラフィカード』をテーブルに置いて、1分で話す
(1分のタイムキーピングには砂時計を使用)
サイコロとカードを使って、即興で話をすることで、自分でも思っても居なかったような話が自分から飛び出してくる、というのが楽しそうですよね。
これ、実はチームビルディングに必要な「心理的安全性」のある関係を築くのに最適なんです。
「心理的安全性」とは自然体の自分を曝け出すことのできる環境や雰囲気により、チームの生産性を高める手法の事。
これ、もともとはチーム生産性を高める唯一の方法として、米グーグル社が発表した言葉だそうですよ。
詳しく知りたい人はこちらの記事あたりが詳しそうです。
「ことがたり」で弱い部分や素の自分をさらけ出し、それを聞いてもらうことで、信頼できるチームビルディングが行えるようになるんです。
登壇者が「ことがたり」で即興トーク
ちなみに、トークイベントって登壇者の方がお決まりの話をして終わり…と言うことも多々ありますよね。
そんな登壇の為に事前に用意された話ではなく、登壇者自身が「ことがたり」をしてみることで、即興の面白い話が聞けるんじゃないか?、ということで登壇者のお二人が「ことがたり」を行います。
テーマはこちら。
「自由にはたらく」×「おダイス」×「オトグラフィ」。
まず、おダイスをふると…。
「本」と言う文字が出ました。
そこから選んだオトグラフィカードはタムカイ氏が「ガッ」、仲山さんが「プシュー」。
これらを組み合わせながら「自由にはたらく」について話をしていきます。
タムカイの「本」×「ガッ」
まずは、本=本気と言う解釈をしたタムカイ氏。
仕事をする際も、100%の本気をガッと出して全力で取り組むからこそ、信頼されて次の依頼が来るし、結果それが自由にはたらける環境づくりを自分ですることにもつながる、と言う話をされていました。
この話を受けた後、仲山さんは急にMacを繋いで、新人研修用の資料を表示。
ドラッカーも言っているように「新人の配属はくじ引きのようで、最初から適した仕事につく確率は高くない」んです。特に大企業になればなるほど。
そこからやりたい仕事に着きたいならば、「配属された仕事に対しても100%結果を出しつつ」プラスαとして、やりたくて得意で利益になることを生かした何かで目立つ(結果を出す)ことが大事だ、と伝えているそうです。
本気でガッと!というタムラカイ氏のテーマに対して、重ねる形でのトーク。こういうのもことがたりの面白さですよね。
がくちょの「本」×「プシュー」
さらに仲山さんは「プシュー」でも1分。
プシューで本だと、思いつくのがこちら。
先ほど話に上がっていた、ヤッホーブルーイングの社長「井出」さんの本。
ヤッホーブルーイングが生まれ変わったのは、楽天大学のおかげだ!と、本やイベントで伝えまくってくれているそうです。
こうなると、逆輸入現象が起こるわけです。
普段だと、会社の中で教育とかワークショップをしていても価値を評価してもらえないことが多いそうですが、他所で評価されると、社内でも「え、そんな研修できる人が社内にいたんだ!」と評価が上がって来るわけです。
大企業あるあるですね…。社外からの評価によって初めて社内でも評価される感じ。
「自由」×「金」×「パァァァァ」「ビビビ」
さて!2巡目いきましょう!
お次は、「金」と言う文字に対して「パァァァァ」「ビビビ」というオトグラフィカードが出て来ました。
がくちょは、自由にはたらけるようにするために、チャンスがあった時・「ビビビ」と来るようなタイミングで、お金が理由で断りたくないよね!と言うお話。
タムカイ氏は、「パァァァァ」。
会社の外でお金をもらえる働き方をし始めたのが2011年ごろ。
「会社以外の収入で10万円稼いでAdobeのソフトを自腹で買う!」と公言。
当時周りからは、「会社員が会社の外で10万円も稼げるはずがないだろう」と半笑いされたそうですが、結果この額をクリアしてAdobeのソフトを買えるようになったわけですが、その後に必要なのが、確定申告…。
わからないながらに確定申告を行なったのですが、その結果、普通の会社員だと意識して読み込まない源泉徴収票の読み取り方が「パァァァ」とわかるようになった、と。
「遊」×「きゅんっ」「ドドドドド」
3巡目は「遊ぶ」に対して、「きゅんっ」と「ドドドドド」というオトグラフィカード。
タムカイ氏は、「遊」の定義について。
遊びも仕事も如何にきゅんっとなるか、と言うのを意識している、と言う話。
仲山氏は、お子さんが「ドラえもんだらけ」というおもちゃを買った話。
小さなドラえもんをドドドドドっと積むゲーム。
本来は、箸でこの小さなドラえもんを積み上げるゲームですが、子供にはまだまだ難しいわけですよ。
そうなると、箸ではなくて手で積み上げるようになって、その後慣れて来ると箸でもできるようになったそうです。
ここにヒントがあって、遊びって難易度が難しければ、勝手にルールを変えて難易度を下げるよね、と。
仕事でこれをしていない人が多い。
仕事も自分が楽しめるように難易度やハードルを調整して、仕事を遊ぶように楽しむことで、自由にはたらくに近づく事ができる、と。
これは参考にしたい考え方ですよね。手を抜くわけではなく、楽しいと思えるように調整・工夫をする大切さ。
「自由に働く」×「旅」×「ぼーっ」「ぐいぐい」
ラストは「旅」×「ぼーっ」「ぐいぐい」。
タムラ氏は、仕事が忙しくなった入社3年目くらいの頃、「無理をして働いても仕方がない」ということに気がついたそうです。
オフシーズンのタイミングの新島に遊びに行って、観光客がまばらの中、ぼーっとすることがとても良かったそうです。
がくちょは、「ぐいぐい」をチョイス。
水曜どうでしょうと言う番組がありますが、あれは旅番組なのに、目的地に着いた瞬間番組が終わるんです。
旅には2種類あって、「結果目的型」は道中は短ければ短い方がよくて、目的地が大事。
出張とかこれに当たりますよね。
水曜どうでしょうのような「プロセス目的型」は目的地はどうでもよくて、道中を如何に楽しむか。
仕事も同じ。
言われなくてもやりたくなるような楽しい事を、どう価値につなげていくかが大事。作業の過程自体を楽しめるように。
こういう働き方をしている人は「自由でいいよね?」と言われれがちですけど、そのルートを自分で見つけて楽しんでるから自由に見えるんでしょうね!
多分、お二人が会社員なのに自由にはたらいているように見えるのは、その人たちがやりたいこと・得意な事を活かした仕事を会社の中で作ったからこそ、なんですよね。
会場全員で「おダイス」×「オトグラフィ」でことがたり
さてさてお待ちかね!
この後は、4人1組になっての、会場全員で「おダイス」×「オトグラフィ」でことがたり。
できるだけ初めまして同士でセットになって。
ちなみにここでは赤裸々な話もするので、テーブル内で話したり聞いた内容は他言無用がルール!
最初は無難な内容を話したり、1分に収まるように様子見の会話が多かったのですが…。
回を重ねるごとに、深い話をし始めたり、1分終えても話し足りないほどだったり!
どんどん盛り上がって来て、話す姿勢・聞く姿勢になるとともに、だんだんとその人とナリが見えて来ます!
会場もだんだん熱気を浴びて来る事がわかります!
3〜4回繰り返した後、最後にグループでご一緒した3名の方へ、手元に残ったオトグラフィカードを使って感じた印象を伝えます。
私がみなさんからもらったカードはこちら。
見た目が全身黄緑だし、メガネもゴツイし、パソコン使いながら話を聞いていたのもあって、第一印象は「怖い」「おしゃれでイケイケ系」「ビシッとした人」と言う印象だったそうです。
が、話してみると、素直だったりまっすぐで真摯な姿勢がじわじわ見えて来た。というようなコメントをもらいました。
なかなか人からこうやって第一印象の話や、数分話した後に変化した印象の話などをしてもらう機会ってないので、とても参考になりました。
わんぱくブロガー的まとめ
この「ことがたり」をしたメンバー同士、今さっきあったばかりなのに、色々な話をし終えた後はかなり仲良くなっていて、テーブルによってはそのまま4人で飲みに行くグループもあるほど(笑)。
最後に、参加者全員で記念撮影!
前半は「自由にはたらくとは?」と言う話を考えつつも、後半はチームビルディングや仲間づくりに最適な「ことがたり」を体験。
とても充実した内容のイベントでした!
これ、それぞれ別々に倍の時間かけて聞いてみたいし体験したいっ!そう感じるイベントでした!
この「ことがたり」のセット、ボードゲームとして販売されたら買いたいなーっ!