デジタルガジェットとか大好きな、むねさだ(@mu_ne3)です。
個人で紙の書類を電子化する時に使う「ドキュメントスキャナ」。
このドキュメントスキャナで日本や世界でトップシェアを誇っているのがPFUのScanSnapシリーズです。
私もScanSnap製品はいくつか愛用させてもらっています。
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そんなScanSnapに、本当に革新的なサービスが発表されたんです!
これ、まさに「思い描いていた未来」の1つが来ちゃった感じがして使うのがワクワクする内容でしたのでご紹介したいと思います。
ScanSnapの歴史
まずはスキャンスナップの歴史から紹介が始まります。
初代のスキャンスナップは、このようにパソコンにUSBケーブルをつないで使っていました。
パソコンも必要ですし、パソコンの横でないとスキャンできないという問題がありました。
その問題を解決するために2012年に発売されたのが、「iX500」という機種。
ケーブルレスで紙をスキャンできるようになったんですが、データ保存先としてPCかスマホが必要だったんです。
また、取り込んだデータをクラウドにあげるには、手動でいくつかの操作が必要でした。
ワンプッシュでデータをクラウド保存「ScanSnap Cloud」
「PC&スマホレスにし、この手動で行っている作業を、自動したい!」
そういう思いで開発されたのが今回発表された、「ScanSnap Cloud」。
PCも、タブレットも、スマホも要らない。
ScanSnap本体のボタンを押せば、紙をスキャンし、自動で最適な名前をつけて、最適なクラウド先に保存してくれるんです。
言ってる意味がわかりますかね…。これすごいことですよ?
今まで5ステップかかっていたドキュメントの保存が、このScanSnap Cloudによって1ステップに!。
ワンプッシュで済むんです。
まさに、ドキュメントスキャナの夢の形が今やってきた!という感じですよ。
ScanSnap Cloudの4つの特徴
今回発表された「ScanSnap Cloud」の特徴は大きく分けると4つです。
それでは、1つ1つ紹介していきたいと思います。
自動振り分け
このScanSnap Cloudは、ドキュメントを読み取ると4つの種別に自動判別してくれるんです。
「文書」「レシート」「名刺」「写真」を判別することができ、それぞれ個別に保存先のクラウドを指定できちゃうんです。
例えば、「文書」はdropboxに。「レシート」は家計簿アプリに。
「名刺」はEvernoteに入れて、「写真」はGoogleフォトへ。
という具合に、スキャン後に自動で種類を判断→それぞれ個別のクラウドに保存 までScanSnap Cloudがやってくれるんです。
自動ファイル名生成
ScanSnap Cloudは読み込んだものが「文書」だと判断すると、タイトルらしき文字や作成日を自動で見つけ出し、ファイル名を自動生成してくれるんです。
これ、何気にすごく便利で、今までだとスキャンするとスキャンした日付がファイル名につけられていました。
これを、毎回毎回、ファイル名を入力し直して保存する必要があったんです。そうしないとどのファイルがどういう書類かがわからなくなるからです。
これが地味に手間なんですよね…。
それをしないで良くなるのはとてもありがたいです!
クラウド側で自動イメージ最適化
これまでPC上で行っていた保存形式の指定などを全てクラウド上で行ってくれるようになりました。
具体的には、ドキュメントのサイズや向き判断・白紙ページの自動削除・カラー/モノクロ判別等をしてくれ、その変換したデータを連携先のサービスに保存してくれるんです。
また、あらかじめ設定しておけば種類ごとに保存形式(jpeg/PDF)や解像度を自動で設定して保存してくれるんです。
文書はPDFで、写真はJPEG。という感じで。
設定は最初の1度だけ
そんな、自動でクラウドに保存とか言われても、設定が難しかったり結局手間なんじゃないの?と思うかもしれませんが、ScanSnap Cloudは、専用アプリで一度だけ設定するだけで、良いんです。
種類ごとの振り分け先や、保存形式や画質などについて設定しておけば後はその設定に自動的にしてくれます。
SSクラウドを実現するための基盤
今回のScanSnap Cloud(以下SSクラウド)を実現するにあたり、これらを支える基盤の1つが、対応機種のiX100・iX500にGIプロセッサを搭載していることが挙げられます。
デュアルコアCPUを搭載しているからこそ、今回のような処理を行っても耐えられるんですよね。
Microsoft Azureを採用
もう一つの基盤として、安心して使える「Microsoft Azure」というクラウドプラットフォームを採用していることです。
言わずと知れた大企業のMicrosoftの提供するクラウドプラットフォームなのでセキュリティ・信頼性が違いますし、グローバル展開もしやすいというメリットがあります。
SSクラウドのその先にある「クラウドサービス」
今回のSSクラウドまで全くクラウド連携をしていなかったかというと、そんなことはなく、2009年あたりからdropboxやEvernoteと言った大手クラウドサービスとは既に連携を始めてきていたScanSnap。
今回、新たにいくつかのサービスを加えて、10社 11のサービスと連携できるようになりました。
分野的には、名刺管理、ドキュメント管理、写真管理、会計・個人資産管理に分かれますが、ほとんどが聞いたことのある大手のサービスで、他サービスからのScanSnapへのパートナーとしての信頼感や期待感と言ったものがヒシヒシと伝わってきました。
また、SDKを提供することによりより幅広い製品やサービスと連携していく可能性があるとのことなので、今後がとても期待できます!
最後に、すでにこのScanSnap Cloudを使ってみたアンバサダーの人たちが登壇してのパネルディスカッションや懇親会が行われました。
あ、その使い方は真似したい!とか、マニアックだなー!と言った事例も多く聞けて参考になりました。
わんぱくブロガー的まとめ
いや〜!今回発表されたScanSnap Cloud!めちゃくちゃ簡単便利で、将来性もすごく感じるサービスなので使うのがとても楽しみですよね。
これまでITやらWEBサービスに詳しい人だけが、いろいろ組み合わせて便利に使ってきたScanSnapが、より多くの人にとって身近なものになってきたんだなぁ、としみじみと感じました。
あ、言い忘れていましたがこのScanSnap Cloudは、iX500もしくはiX100を使っている人ならば無料で使うことができちゃうんです!
すでにこの機種を持っている人も、これから買う人も、みんなが無料で!ですよ。
いや、すごすぎでしょ…。
ということで実際の使い勝手やどのくらい便利なのかについては、我が家でも実際に使って試してみたいと思います。
「どっちも持ってないよ!けどめっちゃ興味があるよ!」という方は、まずはiX100がオススメです。
リーズナブルですし、コンパクトなのでより手軽に使うことができるからです。
ただし、雑誌を大量にスキャンがしたい、って人はiX500が良いと思います。
富士通 FUJITSU ScanSnap iX500 (A4/両面/Wi-Fi対応) FI-IX500A