我が家のリビングの照明器具はこだわって入れました、むねさだ(@mu_ne3)です。
本日はDysonからまたまた新商品が発表されるという事で、表参道のDyson旗艦店で行われたプレス向け発表イベントに行ってきました。
今回はDysonってこういうものも作ってるの!?と思うような商品でしたのでご紹介したいと思います。
Dysonの照明
ご存知の人もいるかと思いますが、2015年4月から、Dysonに新しいカテゴリーの商品が追加されました。
それが照明です。
ジェームズ ダイソン氏の長男である、ジェイク ダイソン氏が立ち上げ育てて来た会社で作られた照明の技術や可能性を、ダイソン本体が高く評価し、傘下へと加える事になったんだとか。
いわゆる2代目社長候補としてのほほんとダイソンに入社する事を拒否し、自分で会社を立ち上げ、照明という違った分野で勝負し製品を開発し続けた結果、ダイソン本体から高く評価されたという感じです。
そして、2015年5月29日。
そのJake Dyson Lightに新たな照明器具が加わりました。
アリエル ペンダントライト
という事で今回発表されたのは、こちらのアリエル ペンダントライトです。
アリエル、とはイギリス初の人工衛星の名前だそうです。形状もそう言われると人工衛星のような形状をしています。
ちなみに、一般的なLED照明の寿命は、3〜5万時間と言われています。
LEDってそもそも半導体チップで明かりを生成しますが、同時に大量の熱を発生させるんです。その熱により、時間と共にチップが劣化し、明るさと色が失われてきちゃうんです。
LED電球を購入した事がある人なら分かると思いますが、半分くらいをヒートシンク的な金属で構成されていたりしますよね。
それでも放熱しきれず、チップが熱により劣化してしまうんです。
今回発表されたアリエル ペンダントライトだとこの問題を解決し、照明の寿命は18万時間以上、年数にして37~40年以上の使用が可能になっているんです。
ヒートパイプテクノロジー
ということで、なんと今回ジェイク ダイソンさん本人が登場して、色々と説明してくださいました。
秘密はこの、手に持っているパイプ。
元は、人工衛星に使われていた冷却技術に着目して、LED用のヒートパイプテクノロジーを開発したんだとか。
これにより、LEDチップから発せられる高熱を放散させ、LEDチップを安定した温度に保てるようになったんです。
如何にこのパイプの熱伝導率が高いか、をビーカーに入ったお湯と冷水で体験出来るようにもなっていました。
そしてそのヒートパイプテクノロジーを搭載した新しい照明器具がこちらの、アリエル ペンダントライトなんです。
よく見ると中央部分からパイプのようなものが6本生えて来ているのが分かると思います。
この中央部にあるのがLEDチップと、それを均一に効率良く広げる特殊なレンズです。
このレンズがもう…。消えている状態でもメチャクチャ綺麗なんです。
このLEDから発せられる大量の熱を、ヒートパイプテクノロジーによって6本のパイプに逃がし、それを左右に広がる大きなパネル部分全体を使って放散させているという訳です。
つまり、この形状は、見た目だけの人工衛星風な形なのではなく、放熱の為に必要なパネルを配置した、機能的な形状だったという訳です。
スゴい…。そう言うのを聞くとメチャクチャ欲しくなってしまいます。
が、残念な事にこの商品、まずはB to Bとして商業施設等に導入されて行くとの事。
しかも日本での発売時期や価格は未定ということで現状個人で購入することは出来なさそうです。
大手ディベロッパーが作る建物とかショールームなどに今後導入されて行くんじゃないでしょうか。
ま、一般家庭でも付けられなくはないでしょうが、天井裏に工事が必要だったり、そもそも家庭では必要ないほどの高光量を発生させる照明なので、大きな会議室とか、吹き抜けで高い天井があるような家庭だと導入するメリットはあるかもしれません。
よく見ると電源ケーブルが無い!
実際のアリエル ペンダントライトは、なんとこのダイソン表参道店の照明として既に使われていました。
すごいなー、と見入っていて気がついたのですが、これよく見ると電源ケーブルが一切なくて光っているんです…。
そう。このつり下げているメチャ細いワイヤーケーブルの中に電源ケーブルも内蔵されていてそこから電力供給がされているという訳です。
それでこんなにもスッキリ見えるのか…。スゴい。
わんぱくブロガー的まとめ
いや〜。ホント見れば見るほどカッコいいし、機能的だし。このライト欲しくなってしまいます。
実物が見たい!という人は、表参道にあるDysonの旗艦店で実際に使われていますので見に行ってみると良いと思います。
個人的には、これがもう少しコンパクトになって、光量が一般家庭のリビングやダイニングに十分な量になって(今は商業施設用なのでかなり明るい)、10万円前後で発売してくれないかな〜、と思ってます。
我が家のダイニングの照明も7〜8万するペンダントライトだったんですが、LEDタイプじゃないので省エネじゃないですし、つり下げているワイヤーケーブルとは別に、電源ケーブルも出てて、見比べるとアリエル ペンダントライトがもう格好良すぎです。
あ、今回説明しきれませんでした、一般家庭向けに現在発売されているCSYS(シーシス)という商品についても色々と詳しく聞いて来ましたので、別記事にて詳しく紹介ています。
ダイソンの家庭用照明「Jake Dyson Light CSYS」がスイスイーッと動いて気持ちよいぞ! | むねさだブログ