昔の雑誌などは自炊して電子データにしています、むねさだ(@mu_ne3)です。
普段自炊をするためにドキュメントスキャナーと裁断機を使っています。
【ScanSnap iX500】高速ドキュメントスキャナ、開封の儀!〜初めての取り込み操作を行ったぞ! | むねさだブログ
ドキュメントスキャナーで自炊するためPLUSの裁断機PK-513Lを借りたぞ! | むねさだブログ
複数冊の本を電子データとして取り込もうと思うと、実質不可欠なのがドキュメントスキャナーと断裁機なんです。
今回はその断裁機の新製品、コンパクト断裁機の体験会が行われるということでプラス株式会社さんのオフィスに行って来ました。
これがもう、体験してみると衝撃が走るレベルでした…。
ということでご紹介したいと思います。
新商品「PK-113」製品紹介
今回発表された商品PK-113の特徴はこちら。
- 軽い力で裁断できる
- どこにでもおけるように可能な限りコンパクトに
- 究極の安全性を実現
- 60枚を片手で一発カット
ちなみにこの60枚という枚数はPFUのScanSnap、iX500の自動給紙の最大枚数に合わせたそうです。
つまり、60枚断裁→iX500の取り込みボタンを押す→取り込んでいる間にまた60枚断裁→という作業で効率的に自炊することができるんです。
また、安全面として、刃には絶対に手が届かない新設計。
これ、子供がいる家庭としてはかなり大きなポイント。
万が一を考えると、大きな業務用の裁断機は小さな子供がいる家庭では怖くて置いて置けないですよね。
ちなみに旧製品との大きさの比較がこちら。
手前が、新商品のPK-113。奥側が従来のPK−513です。
かなり大きさが違うのがわかります。
更に、折り畳めて小さくなるのが、この断裁機PK-113の良い所。
こんな感じで持ち運べる位になっちゃいます。
驚くほど軽い切り味!
早速、60枚のコピー用紙を断裁してみました。
まずは紙をセットします。
で、切ってみると…
サクッと!
え?もう?って位力を入れなくてもコピー用紙60枚が一度に切れました。
え?え?マジで?
ちょっと紙が柔らかいんじゃないの?ということで、旧製品でも試してみました。
断裁するのは同じ用紙60枚。
んしょ!と、体重をかけないと切れない…。
力をかけすぎて断裁機自体が浮いちゃうほど…。
いや、この差は凄すぎる。
(詳しくは最後に動画を乗せていますのでそちらをご覧下さい)
これ、中がてこの原理の様になっていて、軽い力でしっかりと刃を動かすことができているからなんです。
一通りPK-113の凄さを体験した後は、断裁機や自炊についての講演やトークショーが始まります。
美崎栄一郎氏講演 「デジタル情報処理術・自炊について」
講演の最初は、美崎栄一郎さん。
様々な本を出版されている方です。
そんな美崎さんは、読んだ本や書類は全てドキュメントスキャナーで取り込んでいるそうです。
そうすることで、後からいつでも検索して取り出せるから便利なんだとか。
旅行先などでふと、「あー、この地域についての小説読んだよな」と思い出した場合、その作者名や一部のフレーズを検索にかけるだけでその小説を取り出すことができるんです。
そうか、私も一部の本しか取り込んでないし、クラウドやiPadに置いていないのですが、全て入れておくと自分が読んだ情報全てを持ち歩けるようになるわけです。
これはなんとなくわかってはいましたが実際に実例を見ると自分も実行したくなりました。
いしたにまさき氏×高畑正幸氏(文具王)「PK-113で変わる“これからの自炊”とは!」
次に、いしたにまさきさんと文具王さんのトークショー。
「電子書籍時代に自炊は必要?」というテーマや、「断裁機として求められていること」についてトークをされました。
いしたにさんの話で印象的だったのがこちら。
電子書籍のブームが起こった時に、将来的には持っている全てが電子書籍として発売される時代も来るのか!?と思っていたそうですが、最近「これはどうも違うぞ」ということが分かって来たんだそうです。
自分が持っている本のうち、古い本、もうあまり多くの人に読まれなさそう本などは電子書籍化されないな、と思い始めて来たそうです。
そんな時に、自炊をするんだけど、自炊をする際の一番失敗するポイントが断裁。
ノリの部分が残ったり、逆に切り過ぎたり。
断裁後は、ドキュメントスキャナーで取り込めばいいので失敗は少ないそうです。
文具王さんの話も興味深い内容でした。
そもそも、これまでの断裁機は業務用として作られていたんですよね。
しっかりと場所を確保して!力を入れて使うことでしっかりと大量の紙を切れる。
そのための道具。
今回のPK-113は、家庭用として作られたというのが新しいんです。
始めての人に使いやすく、気軽に使えるというコンセプトで作られているんです。
家庭での自炊環境を快適にするために作られていて、使う時だけささっと出して、使った後はまたしまえるのはしっかり考えられているからこそなんです。
動画でこの感動を共有!
いやー!ほんと改めて今回のPK-113。これ、本当にすごいですよ。
実際に断裁している様子を動画に撮ってみましたのでご紹介したいと思います。
指1本で断裁できてます!
比較として従来の機種「PK-513」を使ってみた動画も。
こちらは体重をギュッとかけてやっと切れる感じです。
どうです?
この差はすごいでしょ?
追記:
断裁機と、裁断機。
この言葉の意味の違いを調べてみた所、こんなサイトを見つけました。
裁断機と断裁機の違いとは? | SOCIALスクープセンター
裁断機とは、何かを裁断するための機械全般を指す言葉で、紙だけに限らず、布を裁断する機械も、革を裁断する機械も、木材を裁断する機械も全部まとめて裁断機と呼びます。
断裁機とは、紙をまっすぐ直線に裁断するための裁断機にだけ使われる名称です。
なるほど。紙をまっすぐ直線に裁断する為の裁断機のことを、断裁機と呼ぶ。か。勉強になりました。
わんぱくブロガー的まとめ
これまでの断裁機は業務用だったのでなかなか家庭に置くのは勇気がいったのですが、このPK-113は家庭用に作られているので、安全安心、置き場所も困らず軽い力で切れるので、自炊初心者に最適です。
サクサク切れすぎて、気持ちいいんですよね。
今まで、自炊の一番のハードルでもあった「断裁」という作業をぐっと楽にしてくれて、楽しくさえ感じさせてしまう「PK-113」。
自炊を今まで躊躇っていた人も、これがあるとかなり気軽に、カンタンに断裁ができるので始めやすくなったと思いますよ!
これ、私も本気で購入検討したいと思います。
が、我が家にはそもそも切るほどの雑誌がもうほとんど無いかも…。
本棚一杯に入っている漫画を全部電子化してみようかなぁ。