カメラはCanonのフルサイズデジタル一眼レフのEOS 6Dを使っていますむねさだ(@mu_ne3)です。
昨日、男子ハックさんがこんな記事を上げられていました。
今週末はスーパームーンが見れます!6月23日(日)20時32分を見逃すな! | 男子ハック
おお!今週末の6月23日はスーパームーン(月が大きく見える日)なのか。と思いながら読んでいると最後の方に、こんな文章が…。
スーパームーンを写真撮影する方法については「むねさだブログ」さんが詳しく記事にしてくれるということなので、興味のある方はあわせてどうぞ!
ちょwww無茶ぶり…。
けど、せっかくご指名頂いたので、カンタンにですがご紹介したいと思います。
このサイトを参考にしつつ、自分の経験等を加味してまとめてみました。
クレーターまでくっきり!デジカメを使った月面写真の撮影方法。月食、スーパームーンにどうですか?。 | Make It
必要な機材
必要な機材は、以下の2つ!
- デジタルカメラ
- 三脚
以上!
これがあればとりあえずは撮影できます。
デジタルカメラも、できれば一眼レフ等あれば良いのですが、光学ズームが付いているコンパクトカメラでもなんとかなります。
なお、周りが暗いので懐中電灯があると、落とし物をした時など見つけるのに便利です。
撮影方法:9つのテクニック
基本的には、こんな感じで設定、撮影、画像処理を行います。
【1】デジカメを三脚に固定する
しっかりと手ぶれしないように固定することが大事です。
どうしても三脚が無い場合、電柱の横部分とか、ガードレールの上などに押しつけて動かないようにしましょう。
【2】シャッタースピードを上げる
素人考えでは、夜間だし暗いのでシャッタースピードは遅めかな?と思いがちですが逆なんです。
月は、夜間の真っ暗な夜空の中でかなり明るいので、シャッタースピードを遅くすると真っ白い丸にしか写りません。
また、月の周りもボヤッと明るくなってしまい、何を撮ったのか分からない感じになるからです。
ということで、シャッタースピードは最速へ。とは言っても1/500~1/1000前後でも撮れます。
【3】シャッタースピードを変更できないコンデジだとスポーツモードへ
2で説明したようになるべくシャッタースピードは上げて撮影します。ですが、自分のデジカメでシャッタースピードをどうやって変更するかわからない…。という人は、モード切替でスポーツモードのような、シャッタースピードを速くできるモードに変更しましょう。
【4】画像サイズは最大へ
後で説明しますが、画像サイズは最大にしてください。16Mピクセルだと16Mピクセル。
これで撮って後でパソコンなどでトリミングを行います。
【5】光学ズームを使おう
カメラのズーム機能を使います。
この場合デジタルズームは使いません。光学ズームのみ使いましょう。
初めに、通常倍率で画面の中に月を収めます。なるべく画面の中央に月を配置し、それから少しずつズーム(拡大)していき、月を画面の中になるべく大きく映すようにしましょう。
初めからズーム最大状態で月を探そうとしてもなかなか上手くいかないため上記のような方法を取ります。
【6】セルフタイマーモードを使おう
シャッターボタンを押した余韻で手ぶれすることが多いため、セルフタイマーモードを使いましょう。
シャッターボタンを押すと、カメラから手を放して後はセルフタイマーでシャッターが下りるようにすれば手ぶれを最小限に抑えることが出来ます。
【7】できればピントはマニュアルフォーカスに
暗い夜空で月にピントを合わせることは、デジタルカメラも苦手です。ボヤッとぼやけた写真が撮れてしまうことも多くなってしまうため、ピントをマニュアルフォーカスに出来るカメラはマニュアルに切り替えましょう。
で、何枚か撮影して、ピッタリ合う位置を見つけるのが一番良いです。
設定が分からないという人は、枚数を撮ってデジカメがピントを上手に合わせてくれる写真を待つしかないです。この場合は数撮りゃ当たる!で。
【8】地球は自転しています。追いかけながら撮影を
地球は自転しているため、カメラ位置と月の位置をピッタリ合わせてもすぐに移動してしまいます。
これは仕方がないことなので、少しずつ位置の調整を行いながら撮影しましょう。
【9:撮影後】パソコンでトリミング
撮影後に、パソコンでトリミング作業を行います。拡大して、月を丁度良い画面サイズにして切り出す作業です。
これは後で実際の写真を例に説明したいと思います。
一眼レフで超望遠レンズを持っている人は、この作業は不要かもしれません。
撮影してみる!
では、さっそく撮影してみましょう。
ちょっと昨日の夜は曇りだったので昔の写真を元に解説します。
(SONY NEX-5Nというミラーレス一眼での撮影)
とりあえず最初の一枚。いわゆるダメな例です…。
暗いし夜間だから、とシャッタースピードを落として撮影するとこんな感じに。
これ、上記の【2】で説明したように、シャッタースピードを上げないとこういう写真になります。
シャッタースピードは、1/2秒。これは遅いです。
まっ白く映って、月か丸か分からない状態。しかも、手ぶれなのか、月の移動なのかで月がビヨーンとぶれています。
これでは何を撮ったかわかりませんね。
次に、シャッタースピードを1/500にまで上げて撮影するとこんな感じ。
お!?良い感じ!
パソコンで原寸大にトリミングするとこんな感じ。
良いですね!多少ぼやけますが、先ほどの真っ白の丸に比べると月の模様までしっかりと見てとれます。
こちらも良い感じ!
綺麗なんですが、ちょっと大きさ的に迫力がありませんね。
ということで、ここからは画像は少し荒れてしまいますが拡大して大きくしてみましょう。
パソコンで220%拡大してちょっとレタッチを行ったものがこちら。
多少ぼやけていますが、高級な超望遠ズームを使わなくても、これくらいの写真は撮れるので、
是非ともみなさん試してみてください。
わんぱくブロガー的まとめ
写真は、昨年10月末に月が綺麗だなーと思って、会社帰りに10分程度撮影した写真です。
レンズは80mmまでの標準ズームレンズクラスなので、そんなにズームできるカメラでは無いです。
みなさんも、お持ちのデジカメで是非とも挑戦してみてください。
上記でたくさんポイントを上げましたが、要は
- シャッタースピードを上げる(1/500以上)!
- 固定して撮る!
- なるべくズームで!
- 最後にパソコンでトリミングする!
って感じです。
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もっと詳しく知りたい!という人はこういう本を買ってみてはいかがでしょうか?
Amazonなら今すぐ頼むと週末のスーパームーンまでに到着すると思いますよ。
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